nn5n Foundation
Branch of SCP Foundation
nn5n: scp-1762 ドラゴンの逝く場所
UnknownSCP-1762 ドラゴンの逝く場所Rate: 31
SCP-1762
New-Dragon.jpg

SCP-1762の実体

アイテム番号: SCP-1762

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-1762-1はサイト-██にある標準収容設備に収容します。SCP-1762-1がSCP-1762-2を解放する期間中、将来の研究のために映像記録を取ります。SCP-1762-2は無害と推測されますが、収容設備から出ることは許されません。

説明: SCP-1762-1は簡素な32cm×20cm×26cmの大きさの段ボール箱です。箱の中と外はスプレーで銀色に塗られ、容器の蓋には黒のマーカーを使った手書きで"ドラゴンはここに居る"の文字が書かれています。SCP-1762-1の蓋を開けても、解放期間中でなければ中身はからです。

SCP-1762-1は稀に開き、SCP-1762-2の解放を開始します。この間、箱はすぐ消える大量の黒い煙を短期間放出します;煙が晴れた後、平均12秒でSCP-1762-2が出てきます。

SCP-1762-2はSCP-1762-1から出てくる存在に適用される総称です。SCP-1762-2の全実体は洋の東西関わらず様々な種類のドラゴンを象り、折り紙の模型に類似した形状をしています。SCP-1762-2の分析でこれらは和紙で出来ていることが明らかになりました。SCP-1762-1から出ると、SCP-1762-2の実体は多数の集団と共に飛行し、近くにいる人間や実態同士で戯れるように接触します。

SCP-1762-2の体長は9から30cmで変化します;一旦SCP-1762-1から出ると全実体は継続した飛行が可能になり、速度は15km/hまで記録されました。SCP-1762-2の数はSCP-1762-1の開放毎に変化し、その数は50から400体超にわたります。

SCP-1762-1の外で約2から3時間過ごした後、SCP-1762-2の全実体はSCP-1762-1の中に飛行して戻ります;この時、SCP-1762-1は再び煙を放出し、SCP-1762-2はSCP-1762-1の蓋を通り過ぎると消え去ります。SCP-1762-1は一旦全てのSCP-1762-2が戻ると蓋を閉じます;特定の開放日はありません。

一旦SCP-1762-2の全実体が戻ると、時折SCP-1762-1の蓋の上に様々な材料で記された、または彫られたメッセージが表示されます。メッセージの送信や、SCP-1762-2と一緒に記録装置を入れる試みは否定的な結果に終わります。これら文書と適切な出現日は編集、記録されています。

補遺1: 20██/██/██、SCP-1762-1は11ヶ月と28日続く一連の事象を発生させました;これら事象と、このシナリオに繋がる先の事案は現在"ジャバウォック事象"として分類されています。

文書1762-1取得日時: 2004/██/██ これはサイト-██に収容している間に最初に記録されたSCP-1762-1実体の開放です。

君達は僕達を見つけてくれたね。ありがとう。最後に出会ってからとても長い時間が経ってしまったね、朋よ。かの平穏は維持されたよ。君達が最後に秩序を齎して以来、ジャイアントとベヒモスは彼らの言葉を保ち、問題を起こしていない。君達との交流がなくなって寂しかった。君達の家族は元気かい?まだ君達の部屋を動かす方法は覚えているかな?君達の訪問はいつでも歓迎するよ。

文書1762-4取得日時: 2004/██/██

君達の変化した世界は奇妙だね;僕達が今現れているこの場所はさらに奇妙だ。幻想では、僕達はもっと大きいのに。それとも君達が大きくなったのかな?幻想ではまだ同じだったのだけど。君達が慣れてくれるよう僕達のところに訪問して欲しいな。相変わらず僕達の部屋は大きいけれど、君達のは…縮んでいる?判らないな。部屋は僕達の同意で維持していると思っていたのだけれどな。信条を復活して欲しい。

文書1762-6取得日時: 2005/██/██ この事象の間SCP-1762-2の実体はたった12体のみの出現でした。この実体は飛行せず、SCP-1762-1から出ている間はゆっくりと足で歩いていました。

朋よ、数が少ないことを許しておくれ。僕達はかなりの時間を幻想の中で残らなければならないのだ。他の者達は…気が立っている。平穏を保てるよう努力はしている、だけどどうか、僕達皆の幸福のために、直ぐに部屋を直してくれ。君達が努力していることは判っている。君達の家族は僕達皆の中でも一番幻想的だね。

文書1762-14取得日時: 20██/██/██ 10体のSCP-1762-2の実体と共に黄色い潰された工作用紙が3個SCP-1762-1から放出されました。これらは5秒間激しく震えるのが確認されましたが、その後更なる動きはありませんでした。これらはSCP-1762-2に拾われ、SCP-1762-1に戻りました。

ジャイアントは愚かだ。まだ君達の部屋が彼等を受け入れる準備が出来ていないというのに。申し訳ない、朋よ。まだ君達に会える事を望んでいるが、僕達の幸福の時間は短くなっている。

文書1762-15取得日時: 20██/██/██ 5体のSCP-1762-2の実体が文書を持って現れました。彼らはそれを床に置くとすぐにSCP-1762-1に戻りました。

緊張が高まっている。幻想は暗くなっている。僕達、サーペントとハイブリットは彼等に辞めるよう激しく抵抗しているが、ジャイアントとエルフは襲撃と入口の作成を望んでいる。彼等は君達の家族が愚かで無知になってしまったと言うのだ。僕達は嘘だという事を信じているよ。君達が忘却した事を知ってしまったら僕達皆は大いに悲しんでしまう。

文書1762-16取得日時: 20██/██/██ 1体のSCP-1762-2の実体がSCP-1762-1から現れました。その翼は裂け、明らかに潰れていました。1分後床に倒れると、再び動くことはありませんでした。その"死亡"の際、SCP-1762-2の身体は素早く広がり、白地の紙に書かれたメッセージを明らかにしました。

戦争だ。さようなら、朋よ。

2時間後、SCP-1762-1は開放し、高さ2m、熱さ1700℃に達する炎を放出しました。遠く唸るような音がSCP-1762-1内部から聞こえました。20:00、大量の裂かれた紙の欠片と紙のボールがSCP-1762-1から放出されました。また複数の損傷したSCP-1762-2も放出され、検査で"死亡者"と推定されました。

SCP-1762-1はその後の6週間、散発的に開閉を繰り返しました。この期間中、放出される炎と大量の紙は着実に減少していきました;筋肉と組織に類似した物体がSCP-1762-1から連続的に放出され、その頻度は増加しました。

SCP-1762-1は次の7ヶ月まで閉じた状態を維持しました。

文書1762-17取得日時: 20██/██/██ この文書はSCP-1762-1の内部で発見されました。それは羊皮紙に書かれており、文字はぼやけているか、血に染まっていました。

まだ外の居るのかな、朋よ?君達が居なくて本当に寂しいよ。幻想はもはや安全ではなくなってしまった。僕達の安息地、君達の美しい創造物、それは亡くなってしまったのだ。ジャイアントは死んだ。ケンタウロスは死んだ。トリは逃げ出した。僕達は君達の部屋を埋めようと思う。僕達には君達が傷付くような事は出来ない。これは僕達からの別れだ。いつか、君達の家族が別の部屋を建てられるように。この願いに意味は無いかもしれない、だけど僕達はこの想いを大事にしたい。

1時間後SCP-1762-1は15分間振動し、煙を放出し、その後たわんで崩れ始めました。箱の数カ所は焼け焦げ、裂け始め、小さな焼け跡の穴が出来ました。箱の蓋に書かれた"ドラゴンはここに居る"の文字は焼き払われました。

文書1762-18取得日時: 20██/██/██、この文書はSCP-1762-1から取得できた最後のメッセージです。これはパピルス紙の巻物にインクで書かれており、大きな木と滝に満ちた山々の景色も描かれていました。背景には1枚の翼があるドラゴンを見ることができます;それは飛び去っているように見えます。メッセージは右下の角に黒のインクで書かれています。

主人は言っておりました、貴方達と再び会えることは無いだろうと。私達は悲しんでいます。他の者達もそうでしょう。かつて私達はお互いに夢と目標で頭が満たされていました。もはやそれらを共有できないのはとても悲しい事です。主人は言いました、私達は逝かなければならないと。主人は言いました、私達が新たな幻想を創るのだと。主人は言いました、貴方達がその一部になることは出来ないと。私達は悲しんでいます。私達は貴方達を愛しています。貴方達を忘却しません。恐れています。貴方達は私達を忘却してしまうのでしょうか?

文書1762-18を回収した際、塩水がSCP-1762-1から漏れ始め、容器を覆っていた焼け跡は消え始めました;3分後、SCP-1762-1は元の状態に戻りました。"ドラゴンはここに居る"の文字は"ドラゴンはここに居た"という文字に入れ替わっていました。

ジャバウォック事象はこの現象で終結します。

補遺3: ジャバウォック事象以来、SCP-1762-1は更なる異常特性を示さず、無力化が宣言されました;SCP-1762-1と死亡した3体のSCP-1762-2の実体は現在█████████ ████████研究員の事務所に記念として置かれています。

ページリビジョン: 2, 最終更新日時: 10 Jan 2016 21:07
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License

Privacy Policy of website