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nn5n: scp-1459-JP 交通事故の原因
SafeSCP-1459-JP 交通事故の原因Rate: -3
SCP-1459-JP

アイテム番号: SCP-1459-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1459-JPの詳細な実行手順を記した文書はサイト-8122とサイト-8181のオブジェクト研究資料ロッカーにそれぞれ1部ずつ保管されています。

儀式手順に使用する社はサイト-81██1の敷地として管理下に置かれています。社の境内への立ち入る際はサイト管理者への申請を行ってください。

説明: SCP-1459-JPは特定の現象を100%の確率で引き起こす儀式手順です。手順の一部と結果の差異によりSCP-1459-JP-AとSCP-1459-JP-Bに分類されます。17██年に蒐集院によって収容され、財団の統合の際に管理を委譲されました。以下は、蒐集院から委譲された記録の儀式手順に関する抜粋(現代語訳)です。

「██宮の縁切り呪詛」蒐集物覚書帳目録第二〇一番

準備物:
一、五寸釘二本
二、藁で編んだ人形二つ
三、表面に右から順に「沢原にまします」「金矢の貴人の」「悪魂に願い奉る」2の文字を書き、裏面に一つ矢尻紋の金張りをした木板
四、術者の血を含ませた筆

手順:
一、██の社の大樹に人形二つを打ち付ける
二、以下の手順を終えるまで対象とする愛し合う男女を思い浮かべ続ける
三、鳥居から大樹に向かい、藁人形を見ながら飛び石3のみを踏んで歩く
四、大樹に辿り着くまでに木板に筆で「████████」と書く

この手順を躊躇なく完遂することで、思い浮かべた男女は破局する。もし躊躇があったならば、呪詛は術者に返り術者は二日以内に馬に蹴られる等の理由により死に至る。

上述の結果の内、思い浮かべた男女を破局させる手順はSCP-1459-JP-A、実行者が死亡する手順はSCP-1459-JP-Bに指定されています。

SCP-1459-JP-Aの手順が成立した場合、実行者が手順中に思い浮かべていた男女は次に顔を合わせた際に不定な原因で喧嘩となり、恋人であればその場で関係が破綻し、夫婦であれば離婚もしくは別居状態となります。この影響は一時的なものですが、喧嘩の内容が本人達にとって深刻なものになるため、直接的な影響が消えた後も復縁が困難となります。

SCP-1459-JP-Bの手順が成立した場合、実行者は48時間以内に事故死します。現在財団で記録されている死因は乗用車やトラックによる轢死・ヘリコプターの墜落による圧死であり、蒐集院の記録と合わせて"なるべく自然な状況・タイミングでの乗り物による事故"が死因になるものと見られています。死因の厳密な特定や対象者の救命可能性に関する実験は倫理委員会による審議中です。

実験記録SCP-1459-JP-A-1 - 日付19██/██/███

実行者: D-410

対象者: D-616(男性)、D-512(女性) 両者は恋人として交際関係にある

実施方法: D-616とD-512を同室に待機させた状態でD-410に蒐集院資料に記載された手順を実行させ、異常性が発現するかを確認する。なおD-410には事前に記憶処理を行い、D-616とD-512以外の夫婦・カップルの記憶を除去している。

結果: D-410が木板に血で「████████」と記入したのと同刻に、D-616がD-512の身体的特徴をあげつらう発言をしたことから口論となり、殴り合いに発展しそうになったため両者に鎮静剤を投与した。別室でインタビューを行ったところ、D-616は「ちょっと口が滑ったぐらいであんなにヒステリーを起こすような女は顔も見たくない」と、D-512は「あんなことを言う人だとは思わなかった、謝っても絶対許さない」とお互いに面会を拒否する発言をした。その後両者に記憶処理を行い喧嘩の記憶を取り除いたところ、関係性は実験前と同様に戻った。

分析: 想定通りの結果。きっかけとなった発言が唐突だった以外は喧嘩の内容にも不自然な点はなかったように思える。特筆事項として、D-410が正面を向くことを意識しすぎた結果、血文字が判読困難なほど歪んでいたにも関わらず異常性が発現した。

実験記録SCP-1459-JP-A-2 - 日付19██/██/███

実行者: D-410

対象者: D-616(男性)、D-512(女性)

実施方法: 実験記録SCP-1459-JP-A-1と同様の実験を行い、異常性が再度発現するか確認する。

結果: D-410が木板に血で「████████」と記入したのと同刻に、D-512がD-616に対して浮気をしていないか問い詰めたことから口論となり、D-616がD-512の顔面を殴打したため両者に鎮静剤を投与した。別室でインタビューを行ったところ、D-616は「あいつと付き合いだしてから風俗にだって行ってないのに浮気男扱いされるとは思わなかった。まだ殴り足りない」と、D-512は「いくら怒ったからって手を挙げる人とはもう会いたくない」とお互いに面会を拒否する発言をした。その後両者に記憶処理を行い喧嘩の記憶を取り除いたところ、関係性は実験前と同様に戻った。

分析: 記憶処理をすれば同じDクラスを実験に再利用できることが確認できた。また、条件が同じでも喧嘩の原因は変わるらしい。一時的な精神影響で喧嘩を誘発させているものと推測。以後、喧嘩の内容に関する記録は別資料にまとめ、実験記録からは省略する。また、実験終了時に記憶処理を行い関係性を実験前に戻す処理も原則的に実験記録から省略する。

実験により蒐集院資料に記された特性は不正確であることが判明しています。現在までの██回の実験で確認された実際の手順の概略は以下の通りです。

  1. 縦横幅が9.1cm以上30.3cm以下の2人分の人を象った、人形・絵・写真4のいずれか(以下、人形)を視認できる位置に設置する
  2. 1行ずつ順番に「沢原」「金矢」「悪魂」と漢字もしくは任意の表音文字で書かれた53.0cm×6.1cm以上の平らな物体(以下、呪符)と112.5μg以上の金を同じ手に持つ
  3. 以下の手順を終えるまで対象とする愛し合う男女を思い浮かべ続ける
  4. 北東の方角に向かい、3m以上の暗色と明色の2色に別れた道の明色のみを踏んで歩く
  5. 人形から南西15.2cmの位置に入るまでに、呪符の文字が書かれた面を実行者のDNAを含む物質を用いて右・下・左・████████████████████████████████████████████・下の順番でなぞる6

5.の手順中、目線を水平より下に10°以上下げなかった場合はSCP-1459-JP-A、1回でも目線が下がった場合はSCP-1459-JP-Bとなる

以下はSCP-1459-JP-Bの実行者を隔離した場合の実験記録です。

実験記録SCP-1459-JP-B-3 - 日付19██/██/███

実行者: D-411

実施方法: SCP-1459-JP-Bの儀式手順を満たした人間を馬や車両と接触不可能な山中の仮設小屋に隔離する。

結果: 儀式手順実行から48時間00分後、急遽予定外の飛行を行ったヘリコプターが機体トラブルを起こし仮設小屋に墜落。ヘリコプターの搭乗者は脱出が間に合ったが、D-411は避難が間に合わず死亡した。

分析: 馬や車に限らず、乗り物全般の事故で48時間以内に死亡する模様。より厳重に隔離した場合の実験は、危険性の高い事故の発生が憂慮されるため避けるべきだろう。

補遺: 今回の実験結果により、倫理委員会とサイト管理者から当オブジェクトの実験を凍結すべきとの意見が出た。境内を封鎖すれば収容できる危険性の低いオブジェクトの実験をDクラスの消耗や収容違反の危険を犯してまで続ける利点に乏しいというのが理由だ。ただ、儀式手順の必須条件が判明していない以上その判断は時期尚早と思われるため、次の実験の結果が出るまでは判断を保留することを提言し、これが受理された。

以下はSCP-1459-JP-Aの詳細な儀式手順に関する実験記録です。

実験記録SCP-1459-JP-A-6 - 日付19██/██/███

実行者: D-412

対象者: D-616(男性)、D-512(女性)

実施方法: ██宮の境内と可能な限り同様の条件を満たす実験場をサイト-81██に構築し、そこで儀式手順を行った場合に異常性が発現するかを確認する。

結果: 1回目の実験では異常性が発現しなかった。諸条件を見直した結果、方角が違うことに着目し、方角を██宮の条件に合わせた2回目の実験では異常性が発現した。

分析: 社の建設は時間と土地の無駄として却下されたが、どうやら社の存在も土地も重要ではないらしい。反面、鬼門7にはこだわる辺り、手順が細かいのか大雑把なのか傾向がはっきりしない。

補遺: この結果を以て実験凍結の提案は撤回された。場所を問わないとなれば異常性の発現条件を解明しなければ収容に差し支えるため、今後も儀式手順を満たす必要条件を特定する実験を続けていく。方角の違いに気付いた███研究助手に感謝を。

実験記録SCP-1459-JP-A-66 - 日付19██/██/███

実行者: D-412

対象者: D-616(男性)、D-512(女性)

実施方法: 呪符以外の条件を揃え、呪符の文字をひらがな・カタカナ・ローマ字・ヒエログリフ・線文字Bに変えて儀式手順を行った場合に異常性が発現するかを確認する。

結果: いずれの文字でも異常性が発現した。

分析: 音が合う表音文字ならば時代も場所も問わないようだ。

実験記録SCP-1459-JP-A-82 - 日付19██/██/███

実行者: D-412

対象者: D-616(男性)、D-512(女性)

実施方法: 人形以外の条件を揃え、歩行者信号を人形として儀式手順を行った場合に異常性が発現するかを確認する。

結果: 異常性が発現した。

分析: 棒人間でも発現した以上、想定通りの結果だ。

補遺: 実験記録SCP-1459-JP-A-83と合わせて参照されたし。

実験記録SCP-1459-JP-A-83 - 日付19██/██/███

実行者: D-412

対象者: D-616(男性)、D-512(女性)

実施方法: 足場以外の条件を揃え、足場をアスファルトと横断歩道にして儀式手順を行った場合に異常性が発現するかを確認する。

結果: 異常性が発現した。

分析: やはり想定通りの結果だ。実験記録SCP-1459-JP-A-82と合わせて、北東に向かう横断歩道は全て██宮と人形の代用となりうるものと思われる。

補遺: 呪符の条件は偶然満たす可能性が低いため、偶発的な収容違反は発生しにくいだろう。ただし担当職員諸氏には楽観視せず監視を続けるよう指導する。

収容に必要な条件は概ね判明したものとして、198█/██/██を最後に実験は行われていません。

補遺: 201█/██/██、██博士によるSCP-1459-JP-A並びにSCP-1459-JP-Bの成立条件に関する緊急の実験申請が提出され、現在審議中です。申請された実験項目は「儀式手順に用いる呪符は液晶画面で代用できるか」並びに「呪符の文言は歴史的仮名遣いでも有効か」です。

私の懸念が正しければ既に日本中で収容違反が発生しているだろう。実験結果次第では、特定の順番のフリックを検知してテンキーの表示を変えるプログラムをスマートフォンのOSに導入させる新しい収容プロトコルを提案する。 ──██博士

page revision: 1, last edited: 26 Sep 2019 05:26
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