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nn5n: scp-1743-JP 能無しのPeople Computer
EuclidSCP-1743-JP 能無しのPeople ComputerRate: 1
SCP-1743-JP
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カバーストーリー適用前のSCP-1743-JP外観

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カバーストーリー適用後のSCP-1743-JP外観

アイテム番号: SCP-1743-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: カバーストーリー「改装工事」を適用してオブジェクト全体を遮蔽物で囲ってください。工事関係者を装った警備員を配置し、監視カメラなどで敷地内全体を監視します。一般人による校内への侵入及び認識災害が発生した場合はクラスA記憶処理を施した後、解放してください。Dクラス職員を用いた投入実験やオブジェクトを含む敷地内の建築物の破壊は、SCP-1743-JPの予期せぬ収容違反のリスクや周囲への影響が考慮されている為、現在凍結されています。SCP-1743-JP-2の解答は、メール機能を用いて唯一登録されている正体不明のアドレスに送信してください。

トイレ、風呂など衛生設備は災害時の避難生活で使用する仮設式の物を設置し、水や生活排水はポンプで外部から処理します。SCP-1743-JP-1群の生活必需品は必要最低限の物を用意し要望はセキュリティクリアランス2以上の承認があった物資のみ供給します。必要な場合のみ医療班を派遣し高校敷地内の職員は必要最低限とします。食事は1日2回、定時に供給します。

20██/12/13追記: 衛生設備は一般的な住宅に設置される洋式トイレ、シャワールームを設置し、水や生活排水はポンプで外部から処理します。SCP-1743-JP-1群から要望のあった物は凶器になりえないと判断された物資のみ供給し、可能な限りストレスを与えないよう配慮してください。食事は1日3回、定時に供給します。

SCP-1743-JP付近の土地を買収し、外部医療班として医師を最大2名常駐させます。急患が発生した場合、SCP-1743-JP内部に取り込まれている内部医療班と連携し治療してください。SCP-1743-JP-1群に毎日検温する事を義務付け、内部医療班による月2回の健康診断を行い流行病の予防接種も行います。得られた健康状態の情報は外部医療班が管理します。SCP-1743-JP-1群が出来る外部との通信は財団所属の担当心理カウンセラーへの電話のみであり、内容は全て記録されます。

SCP-1743-JP内部で死亡者が発生する危険がある場合、直ちに職員を敷地内から撤退させます。代わりにDクラス職員を必要な分配置してください。

説明: SCP-1743-JPは現在廃校になっている██県立███高等学校1の体育館であり、敷地外が密集した住宅街に囲まれている事は留意すべきです。SCP-1713-JP外部からの侵入は容易ですが、内部からの脱出は不可視の障壁により不可能です。SCP-1743-JPは「部活から息子が帰ってこない」という警察への通報、それを確認しに向かった警官と通信が途絶えた事を不審に思った警察署内に潜伏中のエージェントが発見しました。直ちに財団は近隣地域に記憶処理剤を散布、カバーストーリーを流布し事態を収束させました。

SCP-1743-JPは入口付近に設置されているHDMI端子に、ディスプレイを接続して起動することで外部の液晶ディスプレイに出力が可能です。SCP-1743-JPはコンピュータのような機能があり、その入力にはキーボードとマウスのみ使用できます。OSはWindows10に似た不明なOSであり、Office(Excel、Word、PowerPoint)とメール機能のみが初めからインストールされていました。SCP-1743-JPの計算性能は、実験により市販されている一般的なノートパソコンと比較して、著しく低水準であると確認されています。

SCP-1743-JP内部に侵入した人物をSCP-1743-JP-1群と呼称します。現在一般人、財団職員含め██人が確認されています。SCP-1743-JP-1群の生物学的性質は人と同程度ですが、現在██人が疾患を抱えています2。死亡すると[編集済]が発生し、敷地内及び効果範囲内の人物はSCP-1743-JP内部に取り込まれます。効果範囲は死亡者1人につき高校の敷地内全域です。それ以上は1人につき、高校を中心に1ヘクタールずつ円状に広がります。死亡者の数×2(人)が、SCP-1743-JP内部に取り込まれる事で効果は消失します。SCP-1743-JP-1群の身体にはコンピュータの部品と思われる名称が1箇所表記されており3、SCP-1743-JPの起動時には表記された部品名と同じ働きをすると考えられています。なお起動時にはSCP-1743-JP-1群は他者の呼び掛けに一切応じず、直立不動の状態になります。以下はSCP-1743-JP-1群の一部です。

分類番号 説明
SCP-1743-JP-1-a 「マザーボード」と首に表記されている20代男性。異常性が発生してから最初に取り込まれたと考えられています。現在、疾患を患っていません。
身元調査によりこの高校の社会教師であることが判明しました。
SCP-1743-JP-1-b 「CPU」と腰に表記されている40代男性。
ストレスによる適応障害の症状が出ています。
身元調査によりこの高校の体育教師であることが判明しました。
SCP-1743-JP-1-c 「メモリー」と腹部に表記されている10代男性。
慢性的に激しい頭痛を患っています。
身元調査によりこの高校の生徒であることが判明しました。
SCP-1743-JP-1-d 「SSD」と右腕に表記されている10代女性。
鬱状態による自傷行為がみられます。
身元調査によりこの高校の生徒でありSCP-1743-JP-1-eの交際相手であることが判明しました。
SCP-1743-JP-1-e 「HDD」と左腕に表記されている10代男性。
熱中症による脳へのダメージで昏睡状態が続いています。
身元調査によりこの高校の生徒でありSCP-1743-JP-1-dの交際相手であることが判明しました。

SCP-1743-JP-2はSCP-1743-JP内部に月に2回、不定期で出現するA4サイズの白紙であり(全██枚)、耐久性は一般的な紙と変わりません。それぞれに1~3文字ずつの古代文明の未解読文字4と日本語の文章が記述されています。未解読文字の中には発見されたばかりで研究のため社会に公表していない文字も含まれており、問題の出題者は異常な手段により情報を入手していると考えられています。以下はSCP-1743-JP-2の1例であり、日本語の文章はオブジェクトの発生に関与する人物からのメッセージだと考えられていますが真偽は不明です。

[未知の文字█████の羅列が続く]

解くことが出来れば部品の交換も考えよう。まぁ俺だって優し[破られていて判読不能]
[破られていて判別不能]なんて幸せだろ?

補遺1: 以下はSCP-1743-JPの実験記録です。

実験記録1 - 日付20██/05/21
対象: SCP-1743-JP

実施方法: SCP-1743-JP内部に遠隔操作が可能な無人探査機、リードに繋いだニホンザルを投入する。

結果: 異常性は発生せず無事脱出した。

考察: 人間のみが対象のようだ。―冨永博士

実験記録2 - 日付20██/5/30
対象: SCP-1743-JP

実施方法: SCP-1743-JPと液晶ディスプレイをケーブルで接続する。

結果: 問題なく画面が映し出された。内部温度は1℃上昇。

考察: やはり起動が遅い。そして内部の気温が上昇しているのが気になる。―冨永博士

実験記録3 - 日付20██/6/25
対象: SCP-1743-JP

実施方法: Excelを用いてそれぞれ100問の四則演算をしてタイムを計る。

結果: 足し算55秒、引き算56秒、掛け算52秒、割り算68秒。内部温度は3℃上昇。

考察: コンピュータとしては著しく遅い。人間としてなら平凡だが。―冨永博士

実験記録4 - 日付20██/6/29
対象: SCP-1743-JP

実施方法: 過去に大学で数理系を専攻し卒業したDクラス職員20名(D-5020〜D-5039)をSCP-1743-JP内部に投入し実験記録3と同じ実験をする。問題は変更する。

結果: 足し算54秒、引き算56秒、掛け算47秒、割り算67秒。内部温度は4℃上昇。

考察: 人数を増やせば性能は上がるようだが効率は良くないようだ。そして内部温度もさらに上昇する。―冨永博士

実験記録5 - 日付20██/7/14
対象: SCP-1743-JP

実施方法: Wordを用いてSCP-XXX-JP-1群とコミュニケーションを図る。

結果: 「応答してください」と打ったところ「助けて」、「ここから出して」、「家に帰りたい」、「殺してくれ」、「暑い」といった文章が大量に出現。内部温度は9℃上昇。

考察: 出力結果にもある程度SCP-1743-JP-1群の意思が入るようだ。しかしこれ以上の負荷は耐えきれないだろう。―冨永博士

実験記録6 - 日付20██/8/15
対象: SCP-1743-JP-1-ab(元D-5020)

実施方法: 機動部隊の狙撃により終了させる。

結果: [N/A]当時敷地内にいた職員2名が内部に取り込まれた。

考察: おそらく内部温度の上昇による衰弱死や自殺も当てはまるだろう。―冨永博士

補遺2 - 日付20/██/9/1 事故記録04: SCP-1743-JP-1-d、SCP-1743-JP-1-eら高校の生徒7名が鋭利に研がれた爪ヤスリで手首や頸動脈を切り、集団自殺を図りました。これにより高校の敷地外に半径約140mにわたって[編集済]が発生し、職員3名、付近に住む一般人7名、要請したDクラス職員4名がSCP-1743-JP内部に取り込まれました。

以下は付近に遺された遺書の全文です。状況や筆跡からSCP-1743-JP-1-dが書いたものと思われます。

体育館を改造した奴は私達を逃がす気がない。夜中に見つけたあの紙に全てが書いてあったんだよ。

「解くことが出来れば交換も考えよう。まぁ俺だって優しくないからな、駄目ならクズ共をもれなく全処分だ。命懸けてやってきた事が歴史の教科書の片隅に載るなんて幸せだろ?」だって。

悲しくて、悔しくて、破って捨てたのは謝ります。いくら悩んでもこいつの考えてる事なんてさっぱり分からなかった。理由なんてないかもしれない、もしかして解読が成功したらもっと愉快なひどい事が起きるかもね。

あとな、お前らの言う"献身的なケア"も聞き飽きた。最初は信用してたけど失望したよ。ここの人達のこと人間だと思ってないだろ。例えば[データ削除済]結局みんな能無しだったんだ。クソ檻を作った奴も、私達も、お前らも。

SCP-1743-JP-1群への財団による献身的な心身のケアにも関わらず、SCP-1743-JP-1群による自殺は、収容から2年経った現在までに4件発生し██人が死亡しています。医療班も全力を上げて治療に当たっていますが、室内温度による熱中症で毎年1~2人が死亡しているのも事実です。試算ではあと██人が死亡することで、SCP-1743-JPにSCP-1743-JP-1群が収容しきれなくなるとされています。収容不可状態に備え全SCP-1743-JP-1群の記憶処理と凍結保存、及びオブジェクトクラスKeterへの変更が検討されています。

未解読文字の解読も進み、担当財団職員の健闘によりインダス文字の一部解読に成功しましたが、現在までにSCP-1743-JPに変化はありません。引き続き解読作業に尽力します。

ページリビジョン: 14, 最終更新日時: 11 Jul 2018 08:49
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