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nn5n: scp-1779-JP 普遍的幸運の青い鳥
EuclidSCP-1779-JP 普遍的幸運の青い鳥Rate: -10
SCP-1779-JP

アイテム番号: SCP-1779-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1779-JPはサイト-8192の6m四方の収容室で、施錠された専用の鳥籠に入れた状態で収容されています。標準生物収容プロトコルの規定に則り、自動給餌システムによる飼育を行ってください。
もしSCP-1779-JPに何らかの外的損傷、あるいは重度の病気の症状が表れた場合、速やかにサイト内の医療班がSCP-1779-JPに適切な治療を行ってください。1
全ての職員はSCP-1779-JPと接触する事を許可されていません。事例1779-A以降SCP-1779-JPを用いた実験は全て禁止されました。

説明: SCP-1779-JPは1羽の未知の小型鳥類です。基本的な体格はイソヒヨドリ(Monticola solitarius)と同様ですが、メスであるにも関わらず全身の羽が全て青色に変化しています。またDNA検査では通常のイソヒヨドリの遺伝子が存在せず女性のヒト遺伝子で構成されているにも関わらず、その影響が殆ど見られない事は注目に値します。なお、オブジェクトには発見当初から右足に「あ-1502 天竜祭壇」と言う刻印が施された金属製のリングが嵌められていました。
通常は健康状態が非常に良く、職員に対して友好的ですが、その反面身体は脆弱で病気もしくは損傷を負った場合著しい肉体的及び精神的な衰弱が見られます。

SCP-1779-JPは、自身及び周囲の通常半径5m~で最大半径██km(最大値は現時点)に存在する、オブジェクトの視界範囲外の事象も含め全ての実体に起こった不利なあらゆる事象に対して異常特性を発揮し、その結果を無害なもの、もしくは対象に有利なものに収束させます。この結果には通常起こり得ないものも含まれており、SCP-1779-JPはある程度の現実・過去改変能力を保有していると推測されます。しかしこの能力は連続で使用した場合、SCP-1779-JPの衰弱及び効果範囲の減少、又は一時的な消失を招きます。また効果範囲径が拡大する条件は不明のままです。
SCP-1779-JPの異常特性の効果範囲内でオブジェクトに致命的な危害を加えようとした人物は即座に何らかのアクシデントによって無力化され、機器類や武器は4台以下の場合全て動作不全によって損傷を与える事が出来なくなり、5台以上の場合は4台を除いた残りが正常に動作します。尚この効果はSCP-1779-JP-1には効果が及びません。

以下の実験は全て収容室内で行われています。

実験記録001

実験日時: 20█2/08/██

実施方法: D-88465にSCP-1779-JPの入った鳥籠を手に持った状態で下に落とすよう指示。

結果: 8回目の試行で鳥籠を落とす事に成功したが、落下の衝撃でSCP-1779-JPが負傷し、実験は中止された。

実験記録002

実験日時: 20█2/08/██

実施方法: SCP-1779-JPの入った鳥籠に向けてタレットでゴム弾を発射する。

結果: タレットは突然の動作不全により機能しなかった。実験後分解して調査した所、機器自体に何ら不備は無かった。

実験記録003

実験日時: 20█2/10/██

実施方法: D-88465をSCP-1779-JPから1m離れた場所に立たせ、タレットでD-88465に向けてゴム弾を発射する。

結果: ゴム弾は鳥籠から1m30cm、D-88465から30cm離れた場所に着弾した。

実験記録004

実験日時: 20█2/11/██

実施方法: D-88465をSCP-1779-JPから6m離れた場所に立たせ、タレットでD-88465に向けてゴム弾を発射する。

結果: ゴム弾はD-88465に着弾した。

備考: この実験の後に1mずつ立ち位置をずらして実験が行われた所、5mを境界として改変が行われることが判明した。これにより、収容プロトコルが修正された。

実験記録008

実験日時: 20█2/12/██

実施方法: SCP-1779-JPの5m圏内で、4台のタレットでSCP-1779-JPの鳥籠に向けてゴム弾を発射する。

結果: 4台のタレットは全て動作しなかった。

備考: この後5台以上のタレットで実験をした所、全ての実験で4台を除いた全てのタレットは正常に動作しました。

実験記録013

実験日時: 20█3/02/██

実施方法: D-88467を覆いをしたSCP-1779-JPの鳥籠の近くに座らせ、近くのテーブルに置かれた6の目が存在しないサイコロを10回6が出るまで振らせる。

結果: サイコロが4回連続で6の目を出した後、急にSCP-1779-JPが衰弱したため実験を中止した。

備考: この実験結果により、収容プロトコルが修正されました。

事案1779-A: 20█4/04/█4、SCP-████-JPが収容違反した際、SCP-1779-JPの異常特性の範囲径が突如██kmまで拡大、SCP-████-JPは最小限の被害で収容されました。また、この事案直後SCP-1779-JPの異常特性の一時的な消失及び衰弱状態が約40時間に渡って継続したため、オブジェクトの潜在的な危険性と消耗度を鑑みこれ以降の実験禁止となりました。

補遺: SCP-1779-JPは███県███████に存在していた、不明な要注意団体の研究施設を制圧した際に発見されました。当時オブジェクトが収容されていた鳥籠の付近には、オブジェクトについての「召喚記録」が記された調査報告書らしき書類と手書きのメモ、そして計画書が残されていました。
以下はその内容です。

召喚記録529 - 日付20█2/05/0█

召喚対象: 対象番号3324、前々から目を着けていた10代の処女。此方が手配した通り父親から過酷な虐待を受けていた。また、極度の栄養失調で痩せ細り、全てに絶望しているように見えた。

実施方法: 直接召喚。しかし今回は呪文を用いず、3324を玉座に縛り付け放置する。

結果: 30分後、1羽の『青い鳥』が召喚された。周囲に幸運を与える能力があるが、何度も使用させると弱ってしまった。

分析: 魂魄を放出させずに玉座に座らせたまま放置すれば、その召喚対象の心からの望みを反映する事が判明した。この現象を上手く利用すれば、強力な幻獣も召喚出来る可能性がある。速やかに上級召喚師に報告する事。
また、今回の幻獣の利用価値についても報告するように。結果によっては今まで無駄にした被検体の分を差し引いても我々にとって利益となるだろう。器に器として以外の価値など無いのだから。


今回の召喚結果は確かに素晴らしかった。……だが本当に良い事なのか?
一欠片の普遍的な幸運も与えられず、最後まで絶望を背負っていたあの子の、身を削って幸運を与える能力を酷使する事が素晴らしいと言うなど、非道にも程がある。
『青い鳥』の、最後まで自由になることも叶わなかった鳩のような扱いなど、私はしたくないのだ。


20█2年度前期実行計画

・01/██迄に参式魂魄除去装置"彼岸花"の完成 完成済み。
・02/0█に第████回定例報告会を開催 滞りなく完了した。
・03/██ "彼岸花"の不具合点検 点検済み、不具合は修正された。
・04/██ 2柱目の『天竜』様の召喚試験 失敗。次回は08/1█。
・05/0█ 玉座を用いた無詠唱召喚実験 成功。
・06/██ 『青い鳥』量産体制の整備 研究所放棄の為、整備は次の拠点で行うこと。

 
現在、この要注意団体の規模及び活動を調査中です。

追記1779-JP: 20█7/05/29に再びDNA検査を実施した所、2█%のDNAがイソヒヨドリのものに変化していることが判明しました。また肉体の耐久性が僅かに上昇している様子が確認されました。
これ以上のSCP-1779-JPに対する内面・外面的な影響は調査中です。

ページリビジョン: 3, 最終更新日時: 17 Mar 2019 01:45
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