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nn5n: scp-2500 偉大な目的の為
EuclidSCP-2500 偉大な目的の為Rate: 134
SCP-2500
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SCP-2500-Aの実体

アイテム番号: SCP-2500

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2500-Aの性質により、現象の完全な収容は現在実行できない場合があります。財団活動はより効果的な視察事象の特定、隔離と一般人のSCP-2500-Aへの露出の制限に現在集中しています。確認されたSCP-2500-Bの実体は標準人型収容ユニットに収容し、絶えず観察することになっています。全般的な無効性と受動性及び機密の監視をより効率化するため、SCP-2500-Bとのインタビューは現在中止されています。

説明: SCP-2500と指定された現象は2つの異なる相互関係した部分に分けられています:

SCP-2500-Aは無形の存在で、現在未確認の発光物質で構成されており、通常は緩んだ、微かに球状の形をしています。SCP-2500-Aの実体は大きさ(外周の半径は30cmから5mの間で記録されています)、彩色(明るい赤から濃い青まで)、発光パターンを変化させます。SCP-2500-Aは通常目視可能な流星群の直後に現れます(SCP-2500-A出現に必要な光学条件の完全な分析は文書SCP-2500-E21を参照)。

出現の後、SCP-2500-A実体は特定の個人(SCP-2500-Bと指定)と連絡を試み、視察事象と指定された出来事を始めます。この出来事の間、2つのSCP-2500-A実体は選ばれたSCP-2500-Bに母国語(生きているならば)で話しかけ、ほの暗くまたは強く発光することで目に見える証を出します。SCP-2500-Bは常にSCP-2500-Aを認識し、通常は非常に親しく応対します。会話が終了したあと、両SCP-2500-Aは離れ、消えるように見えます。更なる影響は視察事象中の選ばれたSCP-2500-B個人の身体的状態によって発生する場合があります:

  • サブタイプA: SCP-2500-Bは身体的に良い健康状態です。視察事象の終了後、その終結に従い2つの偶発が存在します:視察事象はSCP-2500-Bに更なる影響を与えず終了するか、SCP-2500-A実体がSCP-2500-Bと物理的接触をし、瞬時に彼らの形を同化させます。この接触の後、SCP-2500-Bの全ての高次脳機能は即座に停止し、3体目のSCP-2500-Aが作られます。それから、全SCP-2500-Aの実体は消えます。
  • サブタイプB: SCP-2500-Bは瀕死です。会話の後、SCP-2500-Bは死亡します。それから、SCP-2500-A実体の一方または両方が瞬間的に死体と接触します。接触の間、SCP-2500-Aの光度とパターン速度が著しく増加するのが確認されました。
  • サブタイプC: SCP-2500-Bは死亡しています。SCP-2500-A実体の一方または両方は瞬間的に死体と接触します。光度とパターン速度は増加しません。

記録された173回の視察事象の内、サブタイプ-Aは23回(内16回でSCP-2500-Bに関わりのある個人は死亡しました)、サブタイプ-Bは97回、サブタイプ-Cは53回確認されました。

SCP-2500-Bの個人において共通の特徴(年齢、人種、性別、宗教)は確認されませんでした。SCP-2500-Bの個人はSCP-2500-Aと接触する前後に変わった身体的、精神的、哲学的特徴を示しません。SCP-2500-Aは選ばれなかった個人からの言葉の刺激と物理的接触を無視します。SCP-2500-Aの物理的収容はこれまでの所失敗に終わっています。

補遺2500-A: 事案記録SCP-2500-アレフ (1916年6月フランス国ベルダン)

序: 以下の2体のSCP-2500-A(当初SCP-2500-A-赤とSCP-2500-A-緑と指定されました)と1人のSCP-2500-B(フランス第33歩兵連隊█████ ████████軍曹、重機関銃砲火により負傷、以後SCP-2500-B-1とします)の会話は███████ ██████ █████████の指令により記録され、HMFSCP軍隊司令官は理由に関係なく戦地に居合わせました。これはSCP-2500-Aの出現の最初の記録であり、従って最初に記録された視察事象です。

<記録開始>

SCP-2500-B-1: ああ。なんだ。

SCP-2500-A-赤: キミの脚はなくなった。

SCP-2500-A-緑: キミは再び歩くことはできない。

SCP-2500-A-赤: キミは壊れた。

SCP-2500-A-緑: キミは死にゆく。

SCP-2500-B-1: そんな。そんな訳が無い。あんたらとは話したくない。

SCP-2500-A-赤: 十分だ。それにキミのサンプルには満足だ。かの意思の役に立った。キミがこれ以上することはない。ワレワレは静かに去るとしよう。

SCP-2500-A-緑: ワレワレは集めるためにココに居る、送り届けるためにココに居る。戻る時間だ。

SCP-2500-B-1: そんなこと言わないでくれ。もう死ぬなんて言わないでくれ。

SCP-2500-A-赤: 十分だ、と言った筈だ。更なる苦痛はキミのセンターへの繋がりを弱くする。修復は出来ない。

SCP-2500-A-緑: 収集は完了、配送は…未了。今行けば、ワレワレは戻れない。とても帰還の保証はない。

SCP-2500-B-1: 信じない!死なない…まだ感じている。

SCP-2500-A-赤: キミは採取した肉に耐えている。収集は完了した。

SCP-2500-A-緑: 残りに用はない。

SCP-2500-B-1: あんたらに機関銃で足をふっ飛ばされた気持ちが判るものか!それは…それは十分じゃない。必要な物は揃ってない。それじゃ駄目だ。

SCP-2500-A-赤: 代えは見つかる。

SCP-2500-A-緑: 推論、想定。死は一定、そしてかの意思は巨大。違いは極僅か、ほとんど見分けはつかない。

SCP-2500-B-1: 今嘘を吐いたな。あんたらは真似できない、どんなに頑張ってもな。どんなに明かりをチラつかせても、血が流れないトコにはもう届かない。悪臭もまったく気にならない。

SCP-2500-A-赤: [仄暗い冷光、パターンは遅くなる]キミは戻ることは出来ない。キミは死ぬ。

SCP-2500-A-緑: 出来ない。申し訳ないが。

SCP-2500-B-1: 残念だ…本当に。そんなにしなければならないことなのか。無しにできないんだな、全て。俺の脚…戻ることなんて…

SCP-2500-A-赤: キミは動けなくなる。

SCP-2500-A-緑: 今判明した。

SCP-2500-A-赤: キミはワレワレを感じない。

[SCP-2500-B-1は頷き、泣き始めます]

SCP-2500-B-1: あんたらは彼らに知らせてくれ。あんたらは俺に分からせてくれた、俺がしたこと。彼らが俺にやらせたことを。あんたらは全て手にしたんだ、無駄にしないでくれよ。あんたらに会えて満足だ、この最期の一時に。あんたらは彼らに俺がしたことを話してくれ。あんたらは彼らに俺が感じた全てを話してくれ…感じた全てを。

SCP-2500-A-赤: ワレワレは証言する。

SCP-2500-A-緑: ワレワレは覚えていよう。

SCP-2500-A-赤: ワレワレは約束する。

<記録終了>

結: SCP-2500-B-1はこの会話の直後に死亡しました。死亡後、SCP-2500-A-赤とSCP-2500-B-緑は消える前に死体と軽く接触しました。記録は█████████司令官によってロンドンのHMFSCP司令部へと送られ、E-357-Aと指定されました。

補遺2500-B: I事案記録SCP-2500ラーメド-バブ (████/██/██、サイト53)

序: 以下は2体のSCP-2500-Aの実体(この記録ではSCP-2500-A-青とSCP-2500-橙と指定)と特定され、収容された1人のSCP-2500-B(身元不明、SCP-2500-B-167と指定)との会話を記録しましたものです。SCP-2500-B-167、浮浪者は以前目撃された視察事象の後に収容され、収容中に更に2回のイベントを経験しています。SCP-2500-B-167はSCP-2500-Aに関する財団調査に非協力的でした。

<記録開始>

SCP-2500-A-青: ワレワレは戻ってきた。

SCP-2500-B-167: ああわかった。

SCP-2500-A-橙: 今度こそワレワレと共に向かうか?

SCP-2500-B-167: 何度も繰り返す必要があるか?変わらんよ。わしは行かない。

SCP-2500-A-青: キミは5年以上ここで捕虜になっている。

SCP-2500-A-橙: 無理をしていないか?キミが知るべきことを全て知っていないのか?

SCP-2500-B-167: わしが何て答えるか知っているだろう。

SCP-2500-A-青: ワレワレはキミが頑なさを理解できない。

SCP-2500-B-167: そうかい。無視しても、続けるのだろう。しっかりと、見届けてよう。

SCP-2500-A-橙: なぜだ?得た知覚に終わりはない、想像以上の経験だ。かの意思は全てを必要とする、常に全てを必要とする。

SCP-2500-A-青: 別の役割を話そう。カレラはキミの重荷の共有を認める。喜んで実行する。

SCP-2500-B-167: いや。かれらには…かれらはしないだろうな。これはわしでなければいけない。

SCP-2500-A-橙: [発光が強まります]キミは自身に何をしているのかわかっているのか?

SCP-2500-A-青: どうすればキミの輝きは暗くなる?

SCP-2500-A-橙: キミはかの意思ではなく、自身のために苦しんでいる。

SCP-2500-A-青: キミは中毒者だ、痛みに囚われている。

SCP-2500-A-橙: キミは自分勝手だ。キミは自身に何をしているのかわかっているのか?

SCP-2500-A-青: キミは自身に何をしているのかわかっているのか?

SCP-2500-B-167: す…すまないな。これがあんたらには楽じゃないことはわかっている、わしでは更に難しいことも。わかっているだろ、わしがその気になればすぐに離れられることを。

SCP-2500-A-橙: ならなぜ?なぜキミはワレワレに抵抗する?

SCP-2500-B-167: わしがしなくちゃいけないからだ。それがわしにとっての最善だから。慣れているもの、得意なもの。説明するのは難しい。人にはそれぞれ才能がある、そうだろ?感覚、経験、物、わしたちは簡単に順応できるか?きっちりわしたちとつながったもの、それをあの意思にはっきりと送れるか、わしたちが感じたことに対する限りない理解を?いくらかは喜び、または興奮、熟考、切望する。しかしわしにとって、それは苦痛だ。疲労か、空腹か、汚れか、病か。わしは他の何よりもそれを感じることができる。わしはここでの時間の全てに順応し、対応し、最大限露出した。わし-

SCP-2500-A-青: 70年、3ヶ月、2週、5日、13時間。70年だ。このことに。

SCP-2500-A-橙: いつ終わる?いつ満足する?

SCP-2500-B-167: あんたらはわしが以前どのようにして生きてきたのか知っている。わしが今どこにいるのか、かれらがわしに何をするのか知っているのだろう。あんたらは何を考えている?

SCP-2500-A-青: ワレワレがしなくてはいけないことか?ワレワレはこのようにキミを残さなければならないと?

SCP-2500-A-橙: より理解するために。かの意思の完全性のために。無限の計画の。

[会話は約90秒中止します]

SCP-2500-A-青: ソレはワレワレにとって障害だ。

SCP-2500-A-橙: ワレワレの偉大な計画の。

SCP-2500-B-167: さあ…もう行ってくれ。わしは大丈夫だ。問題ないだろう。いつもな、だろ?

SCP-2500-A-青: キミの言葉は不十分だ、しかしワレワレはカレラの背後にあるものを分かっている。

SCP-2500-A-橙: ソレが何であるか。ワレワレが何であるか。

SCP-2500-A-青: ワレワレは君が居なくて残念に思う。

SCP-2500-A-橙: ワレワレは常にそう感じている。ワレワレは常に-

SCP-2500-B-167: だめだ!それを言ってはいけない。なにも聞こえなかった。それに染まることはできない。純粋でなければならないのだ。

SCP-2500-A-青: ワレワレは理解した。ワレワレはキミの務めから去るとしよう。

SCP-2500-A-橙: また次回まで。

[SCP-2500-青とSCP-2500-橙は消えます]

SCP-2500-B-167: そうだな。また次回。

結: 事案SCP-2500ラーメド-バブの後、SCP-2500-B-167は慢性不眠症の兆候が強まり始め、時折27時間睡眠しないことがありました。この状態は財団医師によって疲労による幻覚によってSCP-2500-B-167が罹ったと診断されました。この症状の間、SCP-2500-B-167は収容ユニットを歩きまわり、手で円を描いて以下の文章を繰り返しました:

遠くの輝きからワレワレは来た、渦巻く炎の翼に乗り、事実の中の真実を求め。

若さ。駆動。野心。

盲目。

粘土の大地にて、ワタシはワレワレ全てと出会った。手と膝の上でワレワレは何も持たず、異国の下、今までの凍える星々で、ワレワレは終わりもなく休むこともなく働いた。ワレワレの燃える尾、ワレワレのかすかに光る知性、ワレワレを導いた道の広大さ、ワレワレの務めの巨大さ、それら全ては無駄となり、ワタシにはもはや分からない。キミはそれが何かの為だと言った。キミはこの生きた粘土の中で、ワレワレはワレワレの輝きを見つけると言い、全ての質問に奇妙な回答をした、質問をする前に。しかし…ワタシには分からない。泥と血で、ワレワレはレンガを作る、しかし塔は何処に?何処に偉大な建物が、全知全能が模られたという、そう何も得られていない?ワタシには理解できない。ワタシが見るモノ全ては異人の肉、それがワタシの視界を遮る。ワタシが聞くモノ全ては間違った呼吸の背景音、ワタシが決して行きたくない所へとワタシを運んでいく。ワタシが感じるモノ全ては不器用な指の震え、そしてもはやカレラのかつて親しんだ線を認識できない泥の中で固まる。キミがワタシに残した線を。

[ここで、毎回SCP-2500-B-167は話すのを止め、続きを再開する前に30秒程歩きまわります]

ワタシは勇ましい顔をし、顔にはかつての若さは失われたが、ワタシはキミに最善の為にソレが全てだと話す。こんなにワタシがしていることをワタシは知っているのに、こんなにコレがワタシの欲しいモノなのに。ソレは長い時間の後でこんなにも簡単な嘘になった。ワタシは動機もなく感じることを、目的もなく考えることを忘れてしまった。ワタシは自身で道具を、この壮大な無感覚のニューロンを、冷酷な意思を、無限の銀河の思考に塵の欠片を作った。コレはワレワレの最も偉大な業績となった。コレがワレワレ全ての夢見たモノ、そうなのだろう?長い間、ワタシが夢見た事とは?

そう、なぜワタシは家に帰ることだけを望んでいるのだろうか?

母よ…父よ…ワタシはただ帰りたい。

ページリビジョン: 2, 最終更新日時: 13 Feb 2016 06:10
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