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nn5n: scp-1788-JP 女たち
KeterSCP-1788-JP 女たちRate: -5
SCP-1788-JP
1788jp.jpg

公共施設内にて発見されたSCP-1788-JPの一個体

アイテム番号: SCP-1788-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 全てのSCP-1788-JPはサイト-81██の生物収容室に纏めて収容してください。SCP-1788-JPの変身能力の限界が不明なため、監視は24時間にわたって行われます。

現在非常に多くのSCP-1788-JPが未収容状態にあります。収容の為、女性隊員のみで構成された機動部隊ひ-2("女郎花")は埼玉県を中心に、深夜に活動するSCP-1788-JPを探し、確保してください。また、SCP-1788-JPによって起こされた可能性のある事件については、同じく女性隊員のみで構成された機動部隊ひ-3("姫女苑")が対応に当たって下さい。

説明: SCP-1788-JPは自律的に動く女性の姿をした人形群です。SCP-1788-JPは完全に未知の組成をしており、その再現は現在不可能とされています。SC-1788-JPは自身の容姿と衣服を自由に変化させることができ、持ち物や装飾品等も作り出す為、外見を通常の人間と区別することが困難です。しかしSCP-1788-JPは発話能力を持たず、ほぼ常に笑顔を保っている為、ある程度の対話によって区別が付きます。SCP-1788-JPは再生能力を持ち、与えられた外傷はほぼ瞬時に回復しますが、焼却などの方法によって完全に破壊することが可能です。

SCP-1788-JPは人間社会に溶け込み、人間の多い場所での徘徊、公共の乗物を使用した別の場所への移動などを繰り替えします。SCP-1788-JPは自身に危害を加えた、また興味を持たれた状態で接触を図った123人間の男性に対して敵対的になります。SCP-1788-JPは対象を人気のない場所に連れ込み、体内に取り込みます。その後SCP-1788-JPは自身の複製を生み出します。対象が付いてくることを拒否した場合、その場で対象を取り込み、自身をゼリー状の物体に変化させ、素早く人気のない場所まで逃走します。SCP-1788-JPは捕食行為を行った後、自身の容姿と服装を変え、再び徘徊を始めます。SCP-1788-JPの徘徊は深夜にも行われます。

財団は現在68体のSCP-1788-JPを収容しています。現在確認されているSCP-1788-JPは同じ容姿をした個体がおらず、また過度に密集した場合別の地域へと移動する性質があるため、SCP-1788-JPは同個体間での意思の疎通を行っていると推測されています。

発見経緯: SCP-1788-JPは埼玉県██市とその周辺地域において、成人男性の行方不明者が多数報告された所から調査が開始されました。その際に送り込まれたエージェント・モトヤマは偶然SCP-1788-JPにインタビューをしようとしました。SCP-1788-JPは答える様子を見せず、しきりにエージェント・モトヤマの手を引いている様子でしたが、唐突に自身の形状を変化させ、街中でエージェント・モトヤマを捕食しました。これにより収容対象は無口な女性に絞られ、機動部隊が派遣されましたが、再生と増殖を繰り返すSCP-1788-JPに壊滅させられました。その後女性のみで構成された機動部隊が結成され、5体のSCP-1788-JPが収容されました。未収容のSCP-1788-JPを発見する為、現在の特別収容プロトコルが作成されました。

SCP-1788-JPの起源を調査した所、SCP-1788-JPが発見された頃に行方不明となっていた一人の女性、連 ██氏に辿り着きました。連氏の家にはSCP-1788-JPの構成要素に似た物体とSCP-1788-JPを作成したことが示唆される日記が遺されていました。以下はその日記の重要な部分の写しです。

2018/10/25

遂に完成した。今はとても恐ろしくて、でも嬉しくて溜まらない。奇妙な企業に頼み込んだかいがあった。これで、やっと下卑たクソ男共は排除されて、女性の権威が確立される。女男平等の時代がやってくる。絶対に。

完成するとすぐに、人形は勝手に玄関を開けて外に出て行った。街へと繰り出し、何分か練り歩くところを私は追跡した。すると、三人の男共が人形に話しかけた。あいつらのゴミみたいな目を見ればわかる。三人とも、サルみたいに欲情していた。でも人形は全く動じず、男共を路地裏へと連れて行った。

覗き見ていた私の顔はどんなだっただろうか。人形は大口を開けて一瞬にしてデブ男を飲み込み、二体に増えた。残りの二人は逃げようとしたけれど、になった人形にそれぞれ飲み込まれた。路地裏は静かになった。余りにも凄惨で、だけど、あのクソッタレな男共がみんな死んだことが嬉しくて、私はとにかく震え上がった。これまで一人で戦い続けてきたかいがあった。あの会社のセクハラ上司の恐怖に耐えてお金を稼いだかいがあった。その後四体の人形たちはバラバラに行動した。この調子なら、きっといける。

2018/10/26

先日の事を思い出しながら電車に乗り込むと、同じ車両の中で一人の美しい微笑を浮かべる女性に出会った。すぐに、それを人形だと理解した。人形の周りには男共がたくさんいて、不快感を感じずにはいられなかったけれど、でも、同時に高揚していた。今からあの男共が、きっと然るべき裁きを受ける。私はこの世の不条理を常に呪っていたが、今はどうだろうか。女性を軽視する男は裁かれる、そのシステムが出来つつあるのだ。人形は電車を出た男に付いて行った。また社会が良くなっていく。

2018/10/29

今日の電車で、痴漢された女子高生を見た。ハゲのおっさんは駅員を呼ばれてもしきりに「俺はやってない!」と叫んでいたが、痴漢して言い逃れようだなんて、本当に怒りを覚える。あの女子高生と私の人形が変わってやれれば良いのにと思った。人形なら、嫌な気分にならずずっと笑顔のままだし、男を殺すこともできる。きっと今も、女性の為に頑張っているはずだ。

2018/11/05

街中で人形を見かける事は少なくなくなった。私はこの頃、人形を見るたびに奇妙な感覚に襲われている。

人形はどれも本当に美しい、整った顔をしている。体の凹凸は正に黄金比で、常に妖艶な笑みを浮かべている。男だけではなく、女性もそれに注目しているようだった。ある女子高生達が通りかかった人形の噂話で盛り上がっていたり、ある女性が、人形を嫉妬の目で見つめていたりした。私は嫉妬する女性を哀れんだ。今に容姿を気にせずにいられる社会が来るから、もう少しだけ、我慢してほしい、そう思った。

話が少しそれた。私は、人形に対して、何かを望んでいた。その美貌に憧れているのかもしれないとも思ったが、また少し違うようだった。私は何度か人形に付いて言って、男共が殺される様を見た。今や恐怖は無くなり、ただその光景が嬉しかった。そうなってから、私は、人形の笑顔がとても健気に思えた。あれはとても強い微笑み。絶対的な微笑み。男のどんな行動にも屈しない、無敵の微笑みだと理解した。今も人形は動いている。

あれは女性の理想の姿。

2018/11/07

偶然、電車で四人の女たちを見た。男共の臭い荒い息や、ナメクジみたいに気味悪く動く手も、もはや、女たちの高貴な行為を正当化し、引き立てるものにしか見えなかった。会社の事を忘れて、彼女に付いて行った。辿り着いた場所は偶然にも最初に男を殺すのを見た路地裏だった。彼女の何かを暗示させる微笑、男に触れる優しい手、男を飲み込む刹那、飲み込んだ後の恍惚、美そのものの分裂、そして、背を向いて、互いに違う方向へと歩む孤高。全てが美しかった。全てが美しかった。全てが美しかった。

2018/11/08

残りの素材で、彼女の様に美しい社会を作り出そうとした。お金はない。でも、やらなければいけない。早くしなければならない。その為には、心が必要だ。誠の心が。ならば、私は孤高だ。私は、彼女程ではないにしろ、必死に戦ってきた一人の人間だ。私ならやれる。私が全て美しくする。私も動く。私は彼女らも導く。私は全てを美しくする。全てを美しくする。全てを美しくする。全てを美しくする。全て[以下解読不能]

わたしもすべても女になる

連氏についての調査が続けられています。また、埼玉県██市で起きた女性が行方不明となった事件についての関連性が示唆されています。

ページリビジョン: 14, 最終更新日時: 06 Nov 2018 23:15
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