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nn5n: scp-1353-JP ワンサイドゲーム
EuclidSCP-1353-JP ワンサイドゲームRate: 23
SCP-1353-JP
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サイト-81██で活性化中のSCP-1353-JP-7

アイテム番号: SCP-1353-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1353-JP-1~11はそのオブジェクトが持つ異常性により因果的に他のオブジェクトが収容違反する可能性がある為、屋外に設置した最低1200㎡の敷地を囲んだフェンス内に収容し、SCP-1353-JP-1~11にはそれぞれ専用の生活スペースを設けてください。また天候が悪化した場合は、臨時的に屋内へ移動させることが許可されています。

SCP-1353-JP-1~11を収容するフェンスの付近には、公式ルールによって定められているサッカーのフィールドを用意します。そのフィールドで常時サッカーの試合が行われるよう継続的に試合の予定を立て、全ての試合では必ずどちらかのチームを欠場させてください。この試合に参加するサッカーチームは指定のDクラス職員132名で形成した12チームでのみ行われます。SCP-1353-JPのイベントが財団の管轄外で発生した場合は直ちにイベントが発生した地点を特定し、イベントを目撃した一般住民にクラスA記憶処理を施しSCP-1353-JPの関連性のある記録を全て処分してください。

SCP-1353-JP-1~11の中で異常性を失った個体が出た場合、新たにSCP-1353-JP-1~11と同等の異常性を獲得したオブジェクトを再発見し、異常性を失ったSCP-1353-JP1~11のナンバーに割り当てます。

説明: SCP-1353-JPはSCP-1353-JP-1~11のイエイヌ(学名: Canis lupus familiaris)とSCP-1353-JP-12のヒト型実体によって構成された"ドッグファイターズ"という名称のサッカーチームです。SCP-1353-JP-1~11はサッカー選手の役割を担っており、SCP-1353-JP-12は監督の役割を担っています。SCP-1353-JPによるイベントの発生は現在日本国内に限られており、サッカーの試合において相手チームの欠場が確定することで発生します。欠場が確定するともう一方のチームは欠場したチームの代わりに"ドッグファイターズ"と試合の予定があったように記憶及び記録が置き換えられ、予定の時刻通りに試合が行われます。

試合予定時間から10分前になると、フィールドから約100m離れた地点よりSCP-1353-JP-1~12がそれぞれ別の地点に出現し、フィールドへ向かいます。SCP-1353-JPはイエイヌで構成されているにも関わらず、対戦相手はそれに対し疑問を抱くことはありません。また、SCP-1353-JP-1~11はイエイヌであるにも関わらずフィールドにいる間は2足歩行が可能となり、試合中の殆どは通常の人間とほぼ同じ動作でサッカーを行います。SCP-1353-JP-1~11は言語を発することはありませんが、SCP-1353-JP-12と意思疎通が図れていると思われます。試合が終了するとSCP-1353-JP-1~12はそれぞれ別の方向へ撤退していき、100m以上離れるか試合終了より5分経過すると瞬間的に消失します。

SCP-1353-JP-1~11は非活性時の個体の存在が確認されており、全て一戸建て住宅に在住する世帯によってペットとして所有されています。SCP-1353-JP-1~11はSCP-1353-JPのイベントによる試合予定時間より5分前まで通常のイエイヌと違いはありません。しかしSCP-1353-JPによる試合予定時間が5分前になると、SCP-1353-JP-1~11は所有主である世帯の住宅から離れるように移動し、試合会場が離れた場所にある場合は約50m移動すると瞬間的に消失します。試合終了後、SCP-1353-JP-1~11はフィールド周辺から消失すると最初に消失した地点から5m以内の範囲より瞬間的に出現し、所有主である世帯の住宅に帰還します。またこの消失と出現により、SCP-1353-JP-1~11が受けた肉体の損傷や疲労は問題ない状態にまで回復すると思われます。SCP-1353-JP-1~11によるこの移動を阻止する行為は、如何なる方法においても未知の手段によって失敗に終わっています。

また、SCP-1353-JP-1~11の中で死亡又は肉体に大きな損傷を受けた個体が出た場合、該当するオブジェクトは異常性を失い日本国内に存在する別のイエイヌが同一の異常性を引き継ぎます。

SCP-1353-JP-12は身長約170㎝のモンゴロイド系(学名: Homo sapiens)の男性で、日本サッカー協会が認定するサッカー監督を務めた人物に模したカツラを着用することがあります。SCP-1353-JP-12が着用するカツラの元となる監督は出現する度に変化しており、外国人が該当した場合はその人物の国籍である言語のイントネーションを真似た日本語で会話します。SCP-1353-JP-12の非活性時の個体の特定は成功していません。

SCP-1353-JPは現在の特別収容プロトコルが確立されるまで███試合行われたのが確認されていますが、全てSCP-1353-JP側の勝利で終わっています。SCP-1353-JPによるイベントは同時に発生しないことが判明したため、現在の特別収容プロトコルが計画されました。

SCP-1353-JPのイベントを財団の監視下で発生させるために現在の特別収容プロトコルに基づいて11名のDクラス職員で構成されたサッカーチームとSCP-1353-JPのチームとの対戦が行われました。この時に選出したDクラス職員はサッカー経験の有無を考慮していなかった為、Dクラス職員側のチームは適切なプレイが行えませんでした。それによりSCP-1353-JP-12は試合の中断を求め、監視していた三谷博士と対話が行われました。

映像記録001 - 200█/04/25

付記: この時SCP-1353-JP-12は[削除済]監督を模したカツラを着用していた為、英語に寄せた発音で日本語を話していた。

<動画時間[00:13:55]より再生を開始します>

SCP-1353-JP-12: ノー……タイム、タァーーイム!

(SCP-1353-JP-12はフィールドに入り込み、試合の中断を申し入れる。SCP-1353-JP-1~11は動きを止め、プレイは中断される。)

三谷博士: なんだ、一体どうしたんだ?

SCP-1353-JP-12: ヘイユーたち、あのプレイ、どーなってる?

三谷博士: あのプレイ?Dクラスの……私たちのチームのことを言ってるのか。

SCP-1353-JP-12: ユーたち、チームとしてのプレイがなってナイよ!

三谷博士: それは……彼らは、サッカーは恐らく未経験者なんだ。下手なのは仕方ないだろう。

SCP-1353-JP-12: ウマい、ヘタじゃない。ミーはそれに文句言わない!ミーが言いたいのは、仲間同士が信頼してるのが感じられない……チームワークがなってないことヨ!

三谷博士: 下手なのとどう違うんだ一体……経験不足なら、チームワークってのがなってないのも、当然の――

SCP-1353-JP-12: ノウ!そんなのノープログレム!

(SCP-1353-JP-12は両手を広げ、フィールド上にいるDクラス職員、SCP-1353-JP-1~11に体を向ける。)

SCP-1353-JP-12: サッカーに実力、確かに大事。バッドそれ以上に人間関係、ダイジ!ヒトとヒト、信頼し合えればグッドなゲーム、ナレるヨ!

(三谷博士は頭を押さえて大きくため息をつく。)

SCP-1353-JP-12: 見てみナよ、ミーたちのチーム。この子ら、言葉なくても信頼関係はアンメィジーング!ジブンが誰かの為に、誰かがジブンの為に。そういうの、言葉ナくったってもできるヨ!

(SCP-1353-JP-1~11は一斉にSCP-1353-JP-12に向かって吠えだした。)

三谷博士: たく……こっちはお前の機嫌を取る為にやってるんじゃないんだよ。

(SCP-1353-JP-12は三谷博士に体を向ける。)

SCP-1353-JP-12: オウ、ユーはサッカーのグレィテストポイント、ナンにも分かってない!フィールドという舞台でヒトとヒトがぶつかり合い、仲間同士、いやチーム同士だって友情をよりビルドする。ソレは時に、国境だって越えちゃうのヨ。サッカーを通じて国は、ヒトは、繋がってく。サッカーってそういう、スバらしいものネ!

(SCP-1353-JP-1~11のみならず全てのDクラス職員も、SCP-1353-JP-12に近づいていた。)

SCP-1353-JP-12: ユー、知らない?日本には有名な言葉があるの。サッカーの素晴らしさを一言で伝える、マンガの名言!

三谷博士: えっと……一応聞くが、それはなんだ?

(SCP-1353-JP-12は一呼吸置くと振り返り、SCP-1353-JP-1~11とDクラス職員側に顔を向ける。)

SCP-1353-JP-12: ボールはともだち……仲間は、マブダチ!

<再生終了>

終了報告書: SCP-1353-JP-12の最後の言葉に対し、全てのDクラス職員は感銘を受けてSCP-1353-JP-12に対し拍手を行いました。試合が再開されるとDクラス職員はSCP-1353-JP-1~11に対しても声を掛ける機会が増えました。試合終了後にインタビューを行った結果、全てのDクラス職員は「言葉は確かに通じない。でもSCP-1353-JP-1~11の気持ちは、ボールを通じてしっかりと伝わってきた」と述べていました。

私の記憶では、SCP-1353-JP-12が真似ていた監督は日本語が流暢に話せる筈なんだが……何故あいつは片言な日本語で話していたんだ? - 三谷博士

補遺: ブリテン諸島において、SCP-1353-JP-1~11をイエイヌからイエネコ(学名: Felis silvestris catus)に置き換えた形のSCP-1353-JPに酷似したイベントが発生していることが確認されています。可能な限りブリテン諸島に存在しているペットとして飼育されているイエネコを調査しましたが、SCPオブジェクトに該当する個体は確認できませんでした。異常性を獲得した個体は野良で生息している可能性が高く、現在も個体の確保に成功していません。

ページリビジョン: 5, 最終更新日時: 23 May 2018 07:00
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