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nn5n: scp-248-JP アンチマヨネーゼ!
EuclidSCP-248-JP アンチマヨネーゼ!Rate: 36
SCP-248-JP
評価: +33+x

アイテム番号:SCP-248-JP

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル:SCP-248-JPはSCP-248-JP-1とSCP-248-JP-2からなり、それぞれ収容方法が異なります。
SCP-248-JP-1はサイト-8017の収容ロッカー内に保管されています。DVDの視聴は禁止されています。SCP-248-JP-1はこれまで12本回収されており、新たに発見された場合、回収を実施してください。
SCP-248-JP-2はサイト-8181内の冷蔵庫で保存されています。██個のポリタンクに犠牲者を含むDクラス6名(総量4██kg)が冷凍保存されています。室温は摂氏-15℃を維持、凍結した状態を保ってください。

概要:SCP-248-JPは「アンチマヨネーゼ!」とタイトルされた製作会社及び出演者不明のDVD(以下、SCP-248-JP-1)と活性化の影響を受け変化した人間(以下、SCP-248-JP-2)の2つからなるオブジェクトの総称です。
SCP-248-JP-1はトールケース型パッケージ、寸法135mm×190mm×15mm。DVDパッケージには一般的なチューブ型容器のマヨネーズに大きな赤い×印のイラストが描かれています。パッケージの裏側には何も記載されておらず白無地のもので、一般家庭用のDVDプレーヤーで視聴することが可能です。これまで、主にレンタルビデオ店、図書館、テレビ局内の資料室等で発見されており、12本回収されました。内容及び外装はいずれも同一です。

オブジェクトは財団エージェントがテレビ局へ偽装潜入中に回収されました。ダイエット特集(毎週放送されている健康番組で平均視聴率15%を維持)における製作途中の参考資料としてディレクター2名がDVDを視聴し、マヨネーズを含んだ食事を摂食したことにより事件が発覚しました。DVDを視聴した2名の犠牲者から話を伺うと「資料室にこのDVDがあり視聴した」と発言しており、エージェントは資料室でSCP-248-JP-1を2本回収しました。エージェントはDVDの持ち主及び製作者、製造会社を調査しましたが不明のままです。現在まで回収されたSCP-248-JP-1は図書館の貸し出し、小学校の食育の資料等として発見・回収されています。いずれも正規の貸出物ではなく、第三者が意図的に混入させた状態で発見されました。オブジェクトが発見された事案以外ではSCP-248-JP-1の影響を受けた犠牲者は存在していません。
財団は犠牲となった2名を行方不明者としてカバーストーリーを適応、現在、サイト-8181内の冷蔵庫に保存されています。事件を目撃した人物には記憶処置を適応しました。

SCP-248-JP-1の容量は4438MBで、133分間映像を再生することが可能ですが、再生時間は32:14程度で大幅な空き容量があります。内容は白無地の空間に人間のシルエットだけが撮影され、身振り手振りで発言を行います。登場人物は3名のみでそれぞれ声質から、若い男性(以下、役者A)、年老いた男性(以下、役者B)、中年の男性(以下、役者C)だと推定されています。現在、エキストラの特定を実施していますが、収容してから█年経過した現在不明のままです。ストーリー内容は全編に渡りマヨネーズに関する皮肉や罵倒を訴える構成です。ストーリーらしい起承転結はありません。

Dクラスを使った実験により、音声のみの視聴は活性化の影響はありませんが、無音状態のまま映像を視聴すると活性化の対象に入ります。このことからSCP-248-JP-1の映像内容を肉眼で視認することで現象が発生すると仮定されています。途中視聴、途中退出でも活性化の影響を受けます。視聴後、嗜好・製造方法・摂取量・隠し味等による相違があれどもたちまちマヨネーズを摂食すればSCP-248-JP-2に変化します。尚、人間以外の生物には影響ありません。

SCP-248-JP-2はマヨネーズに変化した人間です。視聴後、マヨネーズを摂食した瞬間、その場で視聴者の肉体は重力に関係なく50cmほど浮かび上がります。直径約3mの円を描き、高速で回転します。2時間後、視聴者はSCP-248-JP-2の実例となります。この活性化及び回転はいかなる方法でも阻止することはできません。変化したSCP-248-JP-2の総量は視聴者の体重と同量になり、成分は摂取したマヨネーズに依存します。明らかに人間が原料であるにも関わらず成分を検知しても人間のDNA情報を得られません。

SCP-248-JP-2に変化した視聴者にDクラス職員であるのかの確認、ミーム汚染の調査をするため、数度インタビューを行いました。結果、変化する前の意識や記憶を所持していることが判明しています。SCP-248-JP-2をそれぞれ別の容器に小分けに収容したところ、分割した分だけ視聴者の人格が存在していますが、記憶や意識をそれぞれ共有しているわけではありません。SCP-248-JP-2は他者が摂食しても害はありませんが、消化サイクル中視聴者の声が体内から聞こえる事が確認されています。声はテレパシーにおける意思伝達ではありません。声帯機能が消失しているにも関わらず発話機能を備えており、体外へ排出されるまでの間、消化される精神的苦痛を訴えます。便を体外へ排出した場合、視聴者の意識は途絶え、死亡か消滅したものだと想定されています。便の成分は通常のものと変わりなく、異常は発見されませんでした。
SCP-248-JP-2は摂食よる消化以外に消費する方法はありません。加熱処分は煙となって大気中に漂い続け、SCP-248-JP-2が付着した物品を洗い流せば下水中に存在することになります。そのためSCP-248-JP-2を実験で使用する場合、消化による消費を実施してください。

SCP-248-JP-1の内容をDクラス職員による情報を元にジェスチャーと音声を文章化し一部抜粋したものです。

00:03~(役者Aがお辞儀をした後、発言をする)

役者A:全くマヨネーズというものは糖分がないことだけはせめての救いなのだろう。それ以外の救いは原料に酢があり、夏場でも常温で放置できることぐらいだ。酢、卵、油それぞれ三個体嫌いではないのに三つ巴になった瞬間、三位一体の嫌悪感! 半固形であることが災いしてか、様々な食材に使用され過ぎている! お好み焼き! たこ焼き! マヨネーズが嫌いにも関わらずセルフサービスの如くかけられるあの液体! おぞましいことだ! 味覚が馬鹿になる! 油をそのまま飲んだ方が健康的だ。一言でも嫌いといえば怪訝な顔をされる! 好きで当たり前、嫌いがイレギュラーの如き扱いだ! だが! 言わせてもらおう! 少数ながらにあの卵色を嫌悪している存在がいることを!

15:43~(役者Aがおよそ15分間罵倒を続けたところで、役者Bが登場する)

役者B:わしの子供の頃はマヨネーズなんて食べ物はなかったよ。だが今はどうだ。唐揚げにマヨネーズをつけて食べるどころか、マヨネーズに唐揚げをつけるという現象が一部の熱狂者が行なっている有様だ。わしもな、本格的にマヨネーズが嫌いだと証明するために世界中のマヨネーズを吟味した。ウズラ味、トマト味、明太子……全総額はどれほどかわからんが、嫌いであることに違いはない。うっ……!

(役者Bが倒れる。役者Aが近寄り声をかける)

役者A:おじいさん! おじいさん!

役者B:ああ、とうとうお迎えが。最後に頼みがある若いの…最後の晩餐にクソ憎たらしいクソ赤キャップのクソ悪魔のクソマヨネーズを持ってきてくれ……。

役者A:じいさん、わかった!

(役者Aはあらかじめ用意されていたマヨネーズを役者Bに渡す。役者Bは震える手でキャップを空け、一気に吸い込んだ)

役者A:じいさん何やってんだ、こんな、こんな…!

役者B:慌てるな、若いの。今際の際でわかったことがある。やはり……マヨネーズは、まずい……。

役者A:じいさん……。

(動かなくなった役者Bを役者Cが画面上に連れ出した後、役者Cが画面に現れる)

役者C:絶望、しているのかい?

役者A:あんたは、誰……いや、そんなことはどうでもいい。俺は今、たった今同志を失ったんだ。

役者C:……人は死ぬ定めだ。ところで、きみはパンが好きだったね?

役者A:ああ。好きだ。照り焼きバーガー、焼きそばパン、カツサンド、好きだったさ。だけどな、お惣菜パンは、今はマヨネーズの温床さ。成分表確認しても、「オリジナルソース」「オリジナルドレッシング」という言葉に騙される。ただのマヨネーズじゃないか! 半カロリー? だから何だ、俺はその液体を避けたいだけなのに!

役者C:君には悪いけど……最近じゃカレーパンにもマヨネーズの存在が確認されていることを知っているかい?

役者A:うそ……だ、あの聖域が!? うそつくんじゃねえ! 信じられるか!

役者C:悪いけど事実さ。それだけじゃないよ、マヨネーズにはね、砂糖との相性の良さも確認されている。極一部に限定されるが砂糖を塗して食していることすらある。ケーキやクッキーのバター代わりに使用されてさえもいるんだ。今じゃゲテモノだろうが、そのうちメロンパンも侵食されるかもしれない。きみが唯一安心して食べられるパンはもう……あれしかないのさ。分かるよね?

役者A:……あんパン……。

20:23~(マヨネーズに対する罵倒が32:14まで繰り返される)

ログ終了

SCP-248-JP-実験ログ-1
このログはSCP-248-JP-1の影響を受けてSCP-248-JP-2に変質したDクラス(D-27)を人体による効果を調査するため、Dクラス職員(D-40)に摂食させ、消化プロセスに伴い断続的に記録されたものです。D-40は生野菜(キャベツ・人参)にSCP-248-JP-2を付着させ摂食及び消費しました。

初期通過部位:咥内~胃にかけて

D-40:……いただきます。

(D-40の咀嚼に合わせて咥内から歪んだD-27の音声が聞こえる)

D-27:うわぁもうやめてくれやめてくれほんっとうやめてくれ、歯がギロチンのように落ちる唾液が食道がわかるみえる体中まとわりつくにくにくにくが! ああああ!胃液が俺の身体が伸びる伸びる!わかれておれがふえる!くっついておれがもどる!こまかくなって!オレがおれおぁぁぁあああああああ!ああ!にくのかべがあるにくのかべがある!にくのかべ!(中略)

中期通過部位:胃~小腸にかけて

D-27:おれがなにをしたなにをしたんだよただひとをころしただけじゃないかなぜこんなめにおれがあっているんだせまいせまいせまいせまいよせまいくらいくらいくらいこわいもうやめてやめてやめてくれよぉ!おれのまわりにあるおおきな蛇みたいなけっかんがどくどく脈打つ!人肌の温度でたすけてくれええ!(中略)

(専門医の見解では数時間でD-27は閉所及び暗所恐怖症を発症したものと考察されている)

後期通過部位:小腸から大腸にかけて

D-27:めのまえがにくより柔らかいものにつつまれているおれをつつんでいるこわいこわいこわいよ、こわいよおおお! おれがとおったところからえきたいがごろごろせまってくるいやだいやだいやだあれは糞だ!たすけてくれたすけてくれ!(中略)

(D-40は体調不良による下痢の症状が確認された。体調不良の原因はSCP-248-JP-2の摂食によるストレスだと推測されている)

末期通過部位:大腸から排出にかけて

D-27:とけるとけるとける!とけるとける!おれがのびるおれがのびる動く速いかべがおれをおしのけるはやくなるうごきがはやくなる酸が降りかかるで、出出出でででで…で、出とととと

(D-27の音声はここで途切れた。D-40の肛門から便が排出されたことが原因だと判明。D-40の排出物を回収し、検分した結果便には何の異常は発見されなかった。排出物からD-27の音声が確認されないことから、消滅或いは死亡したものだと仮定された)

実験終了

実験終了-事件1- SCP-248-JP
実験終了後、収容違反が発覚しました。実験で使用したSCP-248-JP-2(D-27)が一滴ほど机に付着しており、それを拭ったティッシュを焼却炉へ、SCP-248-JP-2(D-27)がおよそ2g付着している食器を洗浄し、それぞれ処分しました。後に焼却炉の煙からD-27と思わしき声が空中を霧散し、洗浄処分されたSCP-248-JP-2(D-27)は下水中に廃棄され、双方は現在、世界中を循環しているものと考えられています。現在SCP-248-JP-2(D-27)の回収を実施していますが成功していません。

ページリビジョン: 3, 最終更新日時: 19 Jan 2015 10:01
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