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nn5n: scp-041-ES 偉大なる緑の神
EuclidSCP-041-ES 偉大なる緑の神Rate: 8
SCP-ES-041

アイテム番号: SCP-ES-041

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-ES-041は高さ3m、直径10 15 30mの円形の収容室に保管します。粒子、特に花粉の侵入と排出の両方を避けるため、収容室の空気をろ過する必要があります。湿度は0%に維持されるようにし、いかなる場合でも10%を上回ってはなりません。気温は5℃以下にしてください。72時間ごとにSCP-ES-041に強力な除草剤の原液を噴霧します。7日ごとに1回、収容室の詳細な点検が行われ、発生した全ての植物を除去します。SCP-ES-041の周囲300mに植物または植物型の生物を持ち込むことは禁止されています。

説明: SCP-ES-041は両手に2つの鉢を持ちひざまずいているエジプト人の男性を象った等身大のアラバスター製の像です。額部分に女神ウアジェトが描かれた布の頭飾りを着けています。この頭飾りは古代エジプトの王と女王だけが着用できたとされていますが、この彫像は歴史上のどの王とも一致しません。像は5000年以上前に制作され、その様式は当時のエジプト美術では一般的なものですが、いくつかの異常性を持ちます。

  • 硬度が一般的なアラバスターよりも非常に大きい(モース硬度9)。
  • 非常に多孔質であり、空気中の水分からでも大量の水を吸収する能力を有する。
  • 作成から5000年以上経過しているにも関わらず、表面は滑らかで磨かれていて、金属光沢を持つ。
  • SCP-ES-041-1を生み出す。

SCP-ES-041-1はSCP-ES-041の表面に自発的に成長する植物体です。SCP-ES-041は何度も消毒され、他の植物体から隔離されていますが、SCP-ES-041-1は発生し続けます。SCP-EN-041-1はまず苔として発生します。DNA分析によるとこの苔はミズゴケ族の種です。その後、その苔が突然変異し、高等植物の構造を発達させます。SCP-ES-041-1の発達は乾燥や低温などの条件によって遅くなりますが、完全に止まることはありません。5日から3週間で、SCP-ES-041-1は葉、茎、根などの構造を発達させ、そのDNAを変異させます。確認された遺伝子はCyperus papyrus(カミガヤツリ)、Phoenix dactylifera(ナツメヤシ)、Olea europaea(オリーブ)などです。

それが成長するにつれて、SCP-ES-041-1はその根を土壌まで広げ、最後にSCP-ES-041の周囲で成熟するとリンゴの木に似た樹木が成長します。しかし、その色は可変であり、DNAが既知の種のものと一致しない葉を持ちます。これらの樹木は3~4mまで成長し、受粉を必要とせずにマンゴーに似た色と大きさの果実を実らせます。果実の内部は白く、肉質で、そして多くの黒い種が含まれます。この果実をSCP-ES-041-2と呼称します。化学分析によると、SCP-ES-041-2は大豆よりもタンパク質含有量が多く、全ての必須アミノ酸、豊富な微量元素、糖、食物繊維、ビタミン類を含み、非常に栄養価が高いことが判明しました。Dクラス職員を用いて行われた実験では、1日に2〜3個のSCP-ES-041-2を摂取することで、平均的な体重の成人男性のために必要な栄養素が全て得られることが示されました。

SCP-ES-041-2にはマリファナ、アヘン、ペヨーテの有効成分と同様の精神的作用を持つ物質も含まれており、幻覚を引き起こし、高い中毒性があります。SCP-ES-041-2を食べることは、偉大なる緑の神(下記の付録を参照)の儀式の重要な要素でした。SCP-ES-041-2は特別な日にのみ食べられ、「生命の果実」と呼ばれていました。

SCP-ES-041-1は、あらゆる種類の昆虫、寄生植物、菌類によって傷つけられることはありませんが、SCP-ES-041-2を好む草食動物はそれを食べることができます。それぞれの種子からはSCP-ES-041-1の新しい個体が発生します。SCP-ES-041-1は乾燥した土壌、高濃度の食塩水、あるいは有毒物質の存在下であっても問題なく成長します。水分がなくても問題ありません。また、SCP-ES-041-1は土壌を豊かにし、他の植物種が生育できるようにします。淡水中ではエジプトの白い睡蓮のような水草に成長し、壁のそばではつるの形に成長します。

最近、SCP-ES-041は最大250メートルの範囲内のあらゆる植物を徐々にSCP-ES-041-1に変異させる能力があることが判明しました。

SCP-ES-041は、██王朝時代に古代エジプトで出現した"偉大なる緑の神"として知られる実体を崇拝していたカルトと密接に関連しています。このカルトは、古代エジプト帝国の南、ヌビアとの国境近くに位置する小さな都市で生じたと考えられています。 現在、その都市の名前は不明であり、歴史的記録からその存在を消滅させる試みがあったと推測されます。

エジプトの他の地域が多神教であったのとは異なり、この都市のカルトは一神教的でした。もともとはプタハと関連しており、同様の姿(緑色のミイラ)で表されていましたが、次第に石造りの神殿ではなく、小さな森やオアシスに祀られる植物の神としてのアイデンティティを確立していきました。

彼らの宗教的慣行について残されている数少ない文書は、彼らが植物の体が動物の体より純粋なものであると信じていたことを示します。その価値のため、彼らは前述の「生命の果実」を除いて、果物を食べることができず、また、木材を使った船や家具の作成、植物繊維の衣類や履物、パピルスに文字を書く行為など、あらゆる植物由来資源の使用を禁じられていました。このカルトは、その都市内で他の神の信仰を許さず、その司祭階級の維持のために必要な税金を払わないことにより、有力なエジプトの神権と頻繁に対立しているにもかかわらず、600年続きました。

このカルトの都市がいつ崩壊したかは不明ですが、ファラオに対するヌビア人の反乱、いわゆる「後宮の陰謀」の後、ラムセス3世の治世中ではないかと考えられています。別の仮説では第20王朝の終わり、紀元前11世紀にヌビア人に対する暴力的な分離主義運動が行われたときであるとされています。

注: これらは限られた入手可能な証拠に基づく財団の歴史学者の仮説であり、仮説を肯定または否定するのに十分な歴史的データはありません。

これ以降、このカルトの存続についていくつかの言及がありますが、あいまいで断絶的です。

  • 紀元1世紀の歴史家、ティーヴァのクレオニモによる言及 - "アレキサンダー大王は密かに彼が「葦でできた神」を崇拝していたオアシスを訪問した際、偉大なマケドニアの征服者の支持を得るべく、祭司たちは大王を神の子と呼んだ。しかし、彼はそのような立場を拒絶しただろう。なぜなら彼はエジプトの伝統的な司祭階級を好んだからだ。"
  • ヌビアの都市メロエに建つ3世紀の寺院にある壁に「緑の肉の神」と戦うライオン神アペデマクとその口から発芽する「葉と根」が描かれている。
  • アクイレイアのルフィヌスによれば、キリスト教徒によるアレクサンドリアのセラペウムの破壊の後、391年に、総主教テオフィロは「森の神」を崇拝する隠された異教の寺院を発見した。テオフィロは明らかにエジプトの神々に属さないこの神に捧げられたすべての木と共に寺院を破壊した。
  • ヘロデ・アンティパスの時代に死海のほとりにある小さな谷間で信仰された「葉と根」を持つ偶像に関するエビオン派福音書の記述 - "偶像とそれを信仰するカルトは、ローマ軍かユダヤ人勢力のどちらに味方したか不明だが、最初のユダヤ - ローマ戦争(西暦66-73年)の間に破壊されたであろう。"

回収記録:

1938年にエジプト文明にアーリア人のルーツを求めたアーネンエルベの探検隊が王家の谷から30km離れた場所で紀元前12世紀の墓を発見するまで、このカルトについてのさらなる言及は発見されませんでした。その墓はイウェロットと呼ばれる王立裁判所の書記のもので、内部には同時代のものではない彫像が、象形文字、ヒエログリフ、古代ギリシャ文字で書かれた31個の粘土板とともに保管されていました。(ファイルSCP-ES-041-A12参照)

その後、「生命の子供達」と呼ばれる自然崇拝の宗教団体が1970年代にイタリアに出現しました。この団体はエコテロリズム組織の側面もあり、2人の起業家の殺害を含む犯罪的事業に関わっていました。シチリアの██████████から東に50km離れた小さな森で行われた奇妙な「組織的な儀式」の噂によって、この宗派は199█年に財団の注意を引きました。財団の部隊が侵入したとき、森の樹木の40%がSCP-ES-041-1に置き換わっていました。SCP-ES-041は森の中心部の紫色の花で覆われた広い空地で回収され、財団が人為的に引き起こした森林火災によりSCP-ES-041-1の全個体が破壊されました。その後の作戦で、一部が健忘症に陥っている██名の「生命の子供達」のメンバーを捕獲し、エジプトで彫像とともに発見された31個の粘土板を回収しました。

事件 SA-L65235:

SCP-ES-041の封じ込めから2年後、アンタレス協会が[データ削除済]を仲介し、SCP-ES-041を高額で買うことを申し出ました。財団がこれを拒否した後、協会はSCP-ES-041をSCP-████の複製と交換するという新たな提案を行いました。この新しい申し出が拒否した後、協会は財団職員に対する賄賂、脅迫および身体的脅威を含む、より積極的な方法を採用しました。

これらすべての試みが失敗した後、協会は[データ削除済]とし、財団との交信を全て破棄しました。

200█/██/██ 23:30、フロント企業の太陽光発電所に偽装された植物オブジェクト収容サイト-21がアンタレス協会によって雇われた傭兵部隊に襲撃されました。20人以上の武装した襲撃者は、SCP-ES-041を盗むことを目的としていましたが、サイト-21のセキュリティを突破した後、誤ってSCP-███の収容違反を引き起こしました。SCP-███は解放された後、施設内のすべての人間を無差別に殺害し、財団職員が26人死亡、SCP-██が██体脱出、傭兵は17人が死亡、3人が捕獲、残り(人数不明)が脱出し、襲撃は終わりました。

協会は当初の目的を達成できなかったものの、偉大なる緑の神のカルトに関する粘土板を盗み取ることに成功しました。その後、サイト-21は解体されました。

攻撃の2日後、アンタレス協会による█████████博士とその家族の誘拐が発覚しました。これは1週間前に博士が休暇中に財団の監視から消失した原因を探る中で明らかになりました。█████████博士はポルトガルの沿岸の町██████████をさまよっていたことがわかり、最近のことについてはっきりとした記憶を失っていました。腕と脚に合字の傷跡がある以外は身体的には健康でしたが、精神状態は非常に悪く、事件についての質問に答えることができませんでした。彼が家族と一緒に賃貸していた家を海岸近くで発見した直後、妻と2人の子供が戸棚に縛り付けられ、猿轡をはめられ、鍵をかけられた状態で見つかり、保護されました。空腹でやや脱水している以外、体調は良好でした。 博士の証言および捕らえられた傭兵の証言や他の発見された証拠によって、この誘拐がアンタレス協会によって博士からサイト-21に関する情報を聞き出し、襲撃を計画するために行われたものであり、また、協会はSCP-ES-041を「アバター」、すなわち、神ではなく、優れた地球外知性の肉体的な化身であると考え、SCP-ES-041を盗み出す(協会の言い分によると「解放する」)ために襲撃を行ったことがわかりました。

█████████博士は現在財団が所有する精神科病院に入院しています。

ページリビジョン: 2, 最終更新日時: 29 Jan 2019 02:41
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