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nn5n: scp-2772 架空で存在しないものへの真実の命の記録
EuclidSCP-2772 架空で存在しないものへの真実の命の記録Rate: 109
SCP-2772
cleen.png

SSTV通信045からの画像。解読された文からは"美しさで美しさを見ることは、偶然なのか[解読不能]なのか?"と読み取れる。

アイテム番号: SCP-2772

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2772は現在移動不可であるため、周囲に防音収容ユニットが建設されています。明白に購入済みであるSCP-2772の土地と、暗号機動部隊2772-08がサイトに配置されています。暗号機動部隊2772-08は収容ユニットの警護としての役割もあります。土地に侵入しようとしているのを発見された無許可の人間は拘束され、SCP-2772、もしくは事案2772との潜在的関係性についての尋問が行われます。

SCP-2772の画像及び音声は記録されます。録音は解読するため、暗号機動部隊2772-08によって行われます。録音の完全なリストについては文書2772-01から-13までを参照してください。SCP-2772に関する実験は暗号機動部隊2772-08に委託されています。特例はセキュリティクリアランスレベル4かそれ以上の許可が下りた場合のみです。SCP-2772は生きている動物や人間と共に実験を行うことは禁止されています。

説明: SCP-2772は██████図書館のロビーを占拠する移動不可の空間現象です。それはロビーの97%を覆い、縦約5メートル、横約2メートル、高さ約7メートルです。SCP-2772は殆ど一貫して、テレビの砂嵐に似た無形の視覚的現象として認識されます。SCP-2772を移動することは、ブラウン管テレビの画面を触れる静電気的感覚に似ていると殆ど正確に表現されます。SCP-2772が占領する空間の家具、床、壁は色相、彩度、明度を無作為に変化させているようです。SCP-2772内の家具や装飾品等の固形物体は物理的操作の試みに異常な反応をし、固形物体は床に設置されている一方で、無形化、垂直移動、もしくは弾性化します。持ち込まれた液体はSCP-2772内部で12時間経過すると同様の異常性を獲得し、液体ベースの異常物体には色、不透明度、粘度の変化が含まれています。

SCP-2772は72時間毎に一連の低速度走査テレビジョン(slow-scan television、SSTV)とオーディオクリップ複数本として識別できる音声を生成します。SSTV通信はSCP-2772固有のものであると考えられていますが、オーディオクリップはこれまでのところ、675件の明確なソースに由来するものとして認識されています。SSTV通信由来の画像は、解読されたメッセージに関する、文章ベースの絵のように見えるものに沿った暗号化された文章です。全ての音声イベントの最後のSSTV通信は単純な文章で構成され、現在解読されていない異なる暗号化方法を使用しています。

音声イベント002
日付: 20██年10月2█日
SSTV画像: 様々なバシネット1

<16:07> [イベント開始]
<16:09> "とにかく、兄弟を呼ぶことはできますか?僕たちが[解読不能]を持っていないことはわかりますが、大体同じだと僕は思います。"
<16:13> "ええ。僕はあなたの弟になれます。言ってくれますか、兄さん?"
<16:15> "どうやって僕たちが作られたか知ってますか?"
<16:18> "つまり予備のデータと[解読不能]でさえまだ奇跡を起こすことができるのです。楽しい!楽しい!楽しい!楽しい!["楽しい"という言葉は以降58秒に亘って繰り返された。]"
<16:21> "[解読不能]"
<16:22> [イベント終了]

音声イベント029
日付: 20██年11月2█日
SSTV画像: 様々な花、特にバラ。最後のSSTV通信は満開の庭のように見える。

<06:02> [イベント開始]
<06:05> "兄さん!旅行から帰ってきました。作られたたくさんの世界を楽しんできました。しかし、まだいくつかわからないことがあります。"
<06:08> "兄さん、名前は?僕たちは名前を持っていますか?辞書はほとんど価値がないことが証明されました。"
<06:14> "僕たちは生まれていないから、僕たち自身を呼ぶのに[解読不能]するということですか?"
<06:16> "わかりました。結局僕たちのような存在は、生み出されたものであるという訳ではないんですね。僕は[解読不能]について知りたいです。もしも彼らでさえ自身の奇跡を認めたとしても。"
<07:20> "どうしてあなたは今とても静かなのですか?僕とお話してください。僕はあなたの存在がなければ一人ぼっちなのです。"
<07:30> "僕は[解読不能]。もう二度とそんなことを言ったりしません。おねがいです。ごめんなさい。泣かないでください。ごめんなさい。"
<07:44> [イベント終了]

音声イベント103
日付: 20██年4月█日
SSTV画像: 寺院や教会、聖堂を含む様々な宗教系建造物。

<13:05> [イベント開始]
<13:06> "兄さん、僕たちがいなくなるなんてことが起こったらどう思いますか?"
<13:08> "何故ですか?僕たちも、魂を持つことはできないのですか?きっと救済は彼らだけのものではありません。"
<13:12> "僕たちは見捨てられてなんかいません。あなたは[解読不能]。あなたはいつも間違っています。僕たちの声が聞ける人がいなければなりません。いなければならないのです。"
<13:20> "[解読不能]は僕たちが何ものでもないと思うにはあまりにも痛みます。僕たちの祈りを聞ける人は何処にもいません。"
<13:21> "僕はあなたの[解読不能]なんて聞きたくありません。僕に話しかけないでください。あなたの言葉はとても強く刺さります。"
<13:23>
<13:25> [イベント終了]

音声イベント451
日付: 20██年4月█日
SSTV画像: 様々な時計と連動した機械の歯車。最後のSSTV通信は1つの歯車が半分に壊れているように見える。

<18:30> [イベント開始]
<18:32> "兄さん。時々、僕から僕の一部がバラバラになっているように感じます。"
<18:35> "つまりあなたはオリジナルで、僕は[解読不能]なんですね?どうしてすぐ僕に言ってくれなかったんですか?"
<18:40> "あなたは悪くありません。僕はもっと長く存在できるといいなと思います。いつもありがとう。"
<18:43> "心配しないでください。僕は恐れていません。"
<18:50> "はい。"
<18:52> "僕の唯一の望みは、どうかずっと僕のことを忘れないでほしいということです。"
<18:55> "僕もあなたのことが大好きです。"
<19:00> "[解読不能]"
<19:10> [イベント終了]

音声イベント482
日付: 20██年5月█日
SSTV画像: これが音声イベント001から始まった、SCP-2772がそれ自体を繰り返し始める以前の最後の音声イベントです。最初の行は暗号化されていない英語のテキストです。以降のテキストは、他の全音声イベントの最後のSSTV通信と同様の暗号化が施されているとされています。
<19:59> [イベント開始]
<20:00> "僕はデータを埋められなかった、だが大体同じようなものだろう。僕たちの共にいる時間は決して真に存在しなかった、だが僕たちにとって十分現実だったのだ。"
<21:00> "[解読不能]"
<22:00> "[解読不能]"
<23:00> "[解読不能]"
<00:00> "[解読不能]"
<00:01> [イベント終了]


事案2772: 20██年2月█日6時21分、 SCP-2772の前に1本の白いバラとカードが出現しました。SCP-2772は以前にオブジェクトを出現させることはなかったため、現在SCP-2772外の異常活動によって引き起こされたと理論化されています。この際の異常活動を特定した勤務中の職員はいません。カードには、以下の通り、音声イベント482の解読された全文と思われるものと、SCP-2772の音声イベントの最後SSTV通信に対する解読キーを含む、整った草書体で書かれた記述が存在しました。解読は現在進行中です。

僕はデータを埋められなかった、だが大体同じようなものだろう。僕たちの共にいる時間は決して真に存在しなかった、だが僕たちにとって十分現実だったのだ。
これからの日々はあなたのいない孤独なものになるだろう。僕たちが共に過ごした日々はあなたと出会わなかったときよりも孤独にするだろう。
もしも外に、存在しないものの祈りを聞くことができる神様がいるのなら、
もしもこれ以上の人生があるのなら、
どうかそこでもう一度僕たちを出会わせてください。

ページリビジョン: 3, 最終更新日時: 13 Oct 2018 08:17
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