nn5n Foundation
Branch of SCP Foundation
nn5n: scp-2774 静かに怒れる樹懶
KeterSCP-2774 静かに怒れる樹懶Rate: 117
SCP-2774
SlothManGrey.jpg

無害な色に編集されたSCP-2774-Aの画像

アイテム番号: SCP-2774

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 全てのSCP-2774実体は回収時に破棄します。オンラインビジュアルメディアの全形式に対し、SCP-2774-Aの監視と精査を行うため、ウェブクローラA03G3が設置されており、検出時には収容チームに警報が発せられます。収容チームはインターネットとテレビ中継におけるSCP-2774-Aの監視に割り当てられています。検出された場合、収容チームをただちに派遣する必要があります。SCP-2774実体に5秒以上暴露した人物は全て、クラスC記憶処理の上、一時的にサイト-116に移送されます。SCP-2774の性質のため、SCP-2774に割り当てる研究者は、2型2色覚1と同等の色覚であることが推奨されます。

収容チームは、SCP-2774の影響を受けたものを回復させ、有望な治療法のテストのために被影響者をサイト-116に移住させるために尽力しています。治療法が発見されるまで、全ての被影響者にサイト-116の永住権が付与されます2。サイト-116の被験者を用いた実験の承認は、倫理委員会およびサイト監督官マーティン博士によって行われます。サイト-116に収容されている被影響者は、適切な関係者による承認がない限り、他者との接触は%%常に制限されています%%一切行いません。

サイト-116に収容中の被験者は、1日あたり2時間、他の被験者との社会的相互作用が許可されています。朝食、昼食、中庭休憩、夕食の時間は30分と定められています。被験者が指定された共用空間の外に出ること、および5人以上のグループに留まることは許可されません。2010年10月15日現在、被験者はEuclidレベル人間型実体収容室に収容されます。被験者はどのような形であっても社会的相互作用を行ってはなりません。また、被験者は通達があるまで収容室から出てはいけません。

説明: SCP-2774は、SCP-2774-Aが出現するメディアの総称です。SCP-2774-Aはミーム的影響を持つ、未知の人間型実体の画像で、ナマケモノの衣装を着ていると推定されます。SCP-2774の効果は、SCP-2774-Aへの曝露後、40-100時間の間に生じます。影響を受けた者は、認知機能を使用する能力、またはより高次の決定能力を失いますが、24時間ごとに連続約150秒間のみ能力の喪失から回復します。この時間はランダムに発生します。

SCP-2774-Aは、映画、テレビ、雑誌といった様々な形態の非リアルタイムメディアに出現します。個人的に録画されたビデオや写真に出現する場合もあります。SCP-2774-Aは通常、出現中のメディアにおいては背景に位置しています。現在までインターネット上でのSCP-2774の出現例は存在していません。カナダ北部での事件では、SCP-2774-Aが地方テレビ局の中継に現れたため、一事件で4000人以上がサイト-116に移住する結果になりました。映像は、赤や緑の色相が含まれている場合にのみ異常特性を維持するため、2型2色覚やその他の色覚異常を有する人物はSCP-2774の影響を受けません。

SCP-2774-Aの影響を受けると、犠牲者は反応時間が遅くなるものの、筋肉記憶に基づいて正常に動いているように見えます。犠牲者は非常に受動的で他人の言いなりとなっており、基本的な質問に答えることや支持に従うことを嫌がらない一方で、感情の欠如を示します。犠牲者には意識があるように見えますが、犠牲者はこの期間中、自分の行動をコントロールすることは一切できません。犠牲者は、150秒間の意識清明期間に入ると、多くの場合非常に興奮したり怯えたりします。犠牲者は意識清明期間に見境ない行動をとる可能性があります。被影響者は、認知機能を持たない期間中、完全な記憶があるものの、自分の取る行動を把握することや、行動に影響を与えることはどうやってもできないと報告します。最初に認知能力の回復に気がついた時は、多くが自身の状況が永続的であることを実感し、恐怖感を表します。ほとんどの場合において、SCP-2774の被影響者は自身の身体が自律的に動いている間、SCP-2774-Aが見えていると報告しています。その期間中は現実の知覚を喪失しているように見えます。被験者の意識がある時は不安定であるとみなされ、近づく際は注意しなければなりませんいかなる時も近づいてはいけません。

サイト-116への移住者は、SCP-2774-Aに親近感を示しています。SCP-2774-Aに関する芸術、文学、人形は、通常は被験者の部屋の隅に格納されています。これらの物品は全て無意識のうちに作成されていたものであると推定されます。これらの物品は通常、空き時間に被験者間での交換が行われています。そのようなアイテムは全て除去、焼却され、作成者は終了処置されます。SCP-2774-Aを模しているように見える他の物品についても同様です。

Klara Chung(クララ・チャン)博士は、2010年6月11日、意識清明であることが確認された被験者-0866(David; デイビッド)に対し以下のインタビューを実施しました。

<開始>

Chung博士: こんにちはデイビッドさん、あなたが少し質問に答えてくれることで、あなたの治療の実現に近づくことができます。準備はよろしいですか?

被験者-0866: ど、どうだろう、とにかく急いでくれ。

Chung博士: 時間が限られていますので、あなたが…自分を制御できていない時、何を経験するか正確に教えてください。

被験者-0866: そうそう…まあ、そうだな、こんな感じだ。走り回ってる車に乗せられて、助手席にいるとするだろ、いいか?だが、腕と脚が縛られてて動けない。か、体ん中もなんも感じられないんだ。最悪なのは、5秒以上考えてられないんだ。マジ地獄だ。]

[被験者-0866は深呼吸して体を伸ばす。]

Chung博士: 大丈夫ですか?希望があれば、続きは明日にできますよ。

被験者-0866: 大丈夫だ。ただ…自分で自分を制御できるってことをやれなくなる前に満喫したいんだよ。自分の頭の中から身動きが取れなくなったら…とにかく叫びたくなるだろ。でもできない。何時間も何時間も試してみるといい。腕を動かす、脚を動かす、音を出す。できない。呼吸すら制御できない。そして、幻覚だ。ナマケモノ。私はただ…

[被験者-0866は、Chung博士の両側に立つ警備員の方を見て、時計を確認する。被験者-0866が震えだす。]

被験者-0866: 俺たちを見てる。またやつの顔を見るのは無理、無理だ!どうか、悪く思わないでほしい。すまない。

[被験者-0866は、不本意そうではあるが、Chung博士の右の警備員に突進する。被験者-0866は接触直後に終了される。Chung博士は部屋を出る。]

本インタビューの後、サイト-116のインタビュー室の時計は除去されました。

Klara Chung博士は、2010年10月1日、意識清明であることが確認された被験者-7444(Claire; クレール)に対し以下のインタビューを実施しました。

<Begin>

被験者-7444: あなたは…私たちを殺すつもり?

Chung博士: いいえ、我々はあなたを助けるつもりです。今、我々は少し-

被験者-7444: もし私たちを助けたいなら、どうか…殺して。それが唯一の…アレを止める方法。他に何をしても無意味なだけです。

Chung博士: [素早くメモを取る] 何を止めるって?

Subject-7444: ナマケモノ…私にはアレが何なのかわからない。動けなくなってから初め数日間は、現れるのは多分、1回?2、3回かな、もうわかんないけどいいですね?だ、だけど、1週間ぐらいすると、どこでも見えるんです。安全なとこなんてない。目の端に、とにかく…見つめてきて…なんなの、なんなのよ!

[被験者-7444は落ち着きを失う]

Chung博士: すみません、そのナマケモノの話を続けられますか?

被験者-7444: も、もし話したら、そしたらアレは私を罰するつもりなんだ!ナマケモノは一度もしゃべらないし、何も言わないけど。感じるんです…そうする必要がある、アレに放っといてもらうためには、私はそうしないといけないんです!アレが私たちに助けを求めていることはみんな知っています!やらなかったらどうなるか、アレは知ってます。アレには私たちが見えてる、目が覚めてる時だって、今だって皆を見てくるのが見える、み、右、あなたの後ろに座ってる、私をすごい見てるっ!…ね、寝る時も、アレに目を開けさせられるときがあるんです。私たちは自分の体を自分で制御できないのに、アレにはできる。私はただ…アレを見るだけなのに。一晩中私を見つめてきて、それからこっちに向かって叫び出すんです、私にはできないのに、助けてって泣くことも叫ぶことも-

[この時点で被験者-7444が応答しなくなり、机の上に崩れ落ちる。]

Chung博士: クレール?クレール、大丈夫?医療班、援助が必要です!

[医療チームが部屋に突入した。以前の認知状態へ復帰したと判断された]

約4時間のインタビューの後、Chung博士は、被験者-7444の即時終了を申請しました。この要求は、2010年10月4日に認可されました。

Klara Chung博士は、2010年10月5日、意識清明であることが確認された被験者-9225(Jason; ジェイソン)に対し以下のインタビューを実施しました。

<Begin>

Chung博士: こんにちは、ジェイソン。研究が進めば、我々はあなたも他の皆さんもすぐに治療できるようになります。我々には時間があまりないので、これから質問に答えてもらえますか?

[被験者-9225はすぐにうなずく]

Chung博士: よかった。それでは、他の人は行動不能の間幻覚を見たと供述しています。どのような幻覚を体験したのか教えてもらえますか?

被験者-9225: ええと…それは…その…そこには皆がいます、いいかな?そして皆はゾンビみたいにうろうろしてるんです、自分もですが。ナマケモノが見えます、というよりナマケモノの格好をした何かです。そいつが歩きまわって…人を操っています。ちょっとした、簡単な仕事みたいに、わかります?自分に何ができるか試しているんです。幻覚なのかはわかりません…

Chung博士: [急いでメモを取る] あなたはどんなことをさせられるのですか?

被験者-9225: はい… [深い溜息] その、いつもた、ただ…私たちを操るだけなんですが、どんどん多くなってます。ここに来る人が増えるたびに、もっとさせられるようになります。そ、そのうち、そいつはもっと色々操れるようになる気がします。最初は、ちょっとした事をさせるだけみたいで…腕や脚なんかを動かしたり。前は、私たちを戦わせたんです、数日前?のことだと覚えてます。そいつがあんなことを、皆をねじっているのが見えました…そいつは変化してるんです。ど、どんどん暗くなって、さらに…はっきりしてきてる。あの後-

[被験者-9225は急に後ろを向く。被験者-9225が激しく振動し、Chung博士は椅子の上で後方に飛び退き、保安要員が部屋に突入する。被験者-9225はうつろな表情でChung博士に振り返る。]

[このインタビューの後、サイト-116に警備の追加が規定され、また倫理委員会に手順-XPP9の実施を要求する書簡が提出された。要求は送付の2日後に受理された。補遺アルファを参照。]

補遺: 手順-XPP9

インタビュー記録0032の後、私のチームと私はSCP-2774-Aの収容を目的としてプロトコル-XXP9を起草しました。我々はまず、サイト-116の現在の人口を、被験者約6,400人から、一か月後までに200人に剪定する予定です。終了処置はサイト-116スタッフによる致死注射メソッドによって実施します。終了処置のスケジュールは全職員に通達します。

加えて、サイト外のSCP-2774の管理を担当する機動部隊は、暴露した人物はここに輸送せず終了処置を実施するよう指示されています。この手順は必要当事者によって承認されており、今週中に開始する予定です。

あなたがこのサイトにいて、これを読んでいるなら、おそらくこの手順に参加しなければならないでしょう。もしあなたが選択したのならば、任務を遂行した後、クラスA-記憶処理が利用可能になります。あの人達が苦しみの中にいるという、その状態を忘れないでください。この手順は、我々だけでなく、彼らにとっての利益となります。

署名 Dr. Klara Chung

ページリビジョン: 4, 最終更新日時: 16 May 2017 14:42
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License

Privacy Policy of website