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nn5n: scp-2800-JP 件の白澤
SafeSCP-2800-JP 件の白澤Rate: 23
SCP-2800-JP

アイテム番号: SCP-2800-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-2800-JPはサイト-8███の標本保管室にて、ホルムアルデヒド水溶液で満たされた、2m×1m×1mのアクリル製の箱の中に収容されます。

説明: SCP-2800-JPは家畜種のウシ(Bos taurus)のものと類似する角、尾を持つ人型の生物の死体です。現在サイト8███内に保存され、再び異常性が発現しないか経過を観察しています。

SCP-2800-JPは19██/6/9に発見され収容された後、20██/4/12の接触実験中に自然死しました。現在、SCP-2800-JPを用いての実験は許可されていません。

SCP-2800-JP生前の情報については以下を参照してください。

アイテム番号: SCP-2800-JP

オブジェクトクラス: safe

特別収容プロトコル: SCP-2800-JPはサイト-8███の低脅威度収容チャンバーに、壁に固定された鋼鉄の足輪を用いて収容されます。機密保持のため、レベル3以上のセキュリティクリアランスを保有する職員の許可なしにSCP-2800-JPに接触することは認められていません。

説明: SCP-2800-JPは標準的なヒトの顔を持つ、家畜種のウシ(Bos taurus)です。高い知能を持ち、人の言葉を理解しており、財団にとって有益な情報を数多く持ち合わせています。財団に対して好意的であるように見え、条件なく多様かつ多量の情報をもたらしています。

SCP-2800-JPは19██/6/9に富山県██市██村にて、「人面の牛が生まれた」という情報の確認に職員が向かったところ発見され、村全体への記憶処理後、収容されました。SCP-2800-JPは収容に対して抵抗せず、その日のうちにサイト8███に移送されました。

発言#1「サイト-8███内食堂にて提供されるカレーライスの改善案」


SCP-2800-JPの提案の通り、カレーライスに███を混入させる。Dクラス職員に摂食させたところ「かつてないほど美味」と発言。僅かではあるが、疲労回復と解毒効果が同レシピで確認される。SCP-2800-JPは「藁以外は口にするとお腹を壊す」と発言し摂食を拒否した。

発言#2「██県に存在する異常実体の位置と異常性の詳細」


SCP-2800-JPの発言通り、██県███市内にて剣状のオブジェクトを確保。同実体はSCP-████に認定された。SCP-2800-JPは「その内こいつらの起源についても話す」と発言。

発言#3「██博士が無くした結婚指輪の在処」


SCP-2800-JPの発言通り、██博士が4年前に紛失していた指輪をサイト-8181内で発見。██博士はSCP-2800-JPに感謝の意を表した。SCP-2800-JPは「失せものが絶対にありえないと思っていた場所から見つかった経験は無いか?」と発言。


Date: 20██/1/25

対象者: SCP-2800-JP

インタビュー担当官: 稗田博士


[ログ開始]

稗田博士: どういうことだ…?警備員!プロトコル違反だ!SCP-2800-JPが…

SCP-2800-JP: 落ち着け。近いうちにまた会うと言ったろう。それに、お望みの根拠を用意したぞ。私についての記録を確認してくれ。

稗田博士: なに…?(間)…馬鹿な。こんな変更が認められるはずがない。出自もまるで違う…

SCP-2800-JP: 調査の結果信憑性が高い起源を採用する。なんら不自然ではないだろう。

稗田博士: その信憑性が無いと言っているんだ。すぐにミーティングを…

SCP-2800-JP: これが根拠だ。君の上役たちはこの変更を承認した。君だけがそれを認めようとしていない。君だけだ。君だけが残された。

稗田博士: どういうことだ…私に何をした?

SCP-2800-JP: 何もしていない。何もしなくなったというべきか。私の役目は過去と過去の変動による寄波を正しく伝えることだ。過去を変えることではない。君はそれを否定し根拠を求めた。だから今根拠を見せているわけだ。

稗田博士: 一体何が目的なんだ?

SCP-2800-JP: 歴史が生まれたとき、私のような…君たちが異常と呼ぶものも同じく生れ出た。君たちは歴史に縛られて、永遠に同じことを繰り返す。過去を固定することに何の疑問も抱かずに。

稗田博士: 理解できない。何故私なんだ?何が伝えたいんだ?

SCP-2800-JP: 課題は自分でやらないと意味がないぞ人間。だが、時間はやろう。最後の予言だ、「私は今ここで死に、いずれ蘇る。」それまでに考えておくんだな。

[ログ終了]

このインタビューの直後、SCP-2800-JPは一切の生命活動を停止しました。映像記録から稗田博士がSCP-2800-JPの死に直接接関与していないと考えられています。現在に至るまで異常効果は確認されておらず、SCP-2800-JPはNeutralizedに再分類されました。

SCP-2800-JP接触実験#3以降稗田博士の異常行動が散見されたため、精密検査後インタビューが行われました。内容は以下を参照してください。

Date: 20██/1/27

対象者: 稗田博士

インタビュー担当: 藤原研究員


[ログ開始]

藤原研究員: 気分はどうですか?

稗田博士: ああ…悪くない。私の名前は稗田阿雲英、身長は172cm体重56kg生まれは…

藤原研究員: 結構です稗田博士。貴方が抱えている問題について話していただけますか?

稗田博士: ああ…いや…その前に君の名前を聞いてもいいか?

藤原研究員: 藤原です。

稗田博士: アコウさん。私はSCP-2800-JPに言われたことが気にかかって、歴史書を調べたんだ。結論から言えば、歴史上の重大なイベントがいくつか改変されていた。変更は不自然で…変更理由も「辻褄が合わないから」だの「現実的に考えにくいから」だの、根拠のないものばかりだった。だが…職員の誰に聞いてもこの変更を不自然に思うやつはいなかった。…もう一度名前を聞いてもいいか?

藤原研究員: 藤原です。あなたがそれを不自然に思う理由はなんですか?

稗田博士: ホズミ?

藤原研究員: 私のことは結構です稗田博士。歴史書の変更について不自然に思った理由についてお聞かせください。

稗田博士: うう…私の名前は稗田阿雲英、身長は172cm体重56kg…人差し指の長さは…頼む、定規を持ってきてくれないか?

藤原研究員: 落ち着いてください。体調が万全でないのであれば、インタビューを後日にすることも可能です。大丈夫ですか?

稗田博士: 大丈夫だ、私は狂ってなどいない…いないはずだ…自然で説得力のある変化であるなら…私も不自然には思わない。ただこれは…過去改変を疑うレベルだ。

藤原研究員: 財団の歴史学者はそう考えてはいないようですよ。それに、過去改変の痕跡は発見されていません。貴方はSCP-2800-JPが過去改変を起こしたと主張するおつもりですか?

稗田博士: 違う、そうじゃない…うう…私の名前は稗田阿雲英、身長は172cm体重56kg…SCP-2800-JPの発言が真実だとするなら過去は誰かの意思がなくとも自然に流動する…だとすれば、過去改変の痕跡など見つかるはずもない。

藤原研究員: 貴方はSCP-2800-JPの発言が信憑性があるものとお考えですか?発言を信頼する根拠はなんですか?

稗田博士: …もう一度名前を聞いてもいいか?

藤原研究員: 稗田博士…

稗田博士: 頼む!重要なことなんだ…

藤原研究員: …藤原です。

稗田博士: 藤原さん。あんたが部屋に入ってきてから、あんたの姿が2回変わった。髪型とかしぐさとか…そんな些細なことじゃない…最初に入ってきたのは女性だった、見るからに。机も椅子も木製だった、部屋の隅には観葉植物があって―

藤原研究員: 稗田博士、落ち着いてください…

稗田博士: 歴史の変化に気が付いてから、私は身の回りにより気を配るようになった。私の記憶と合致する風景は最早私の家の中にすらない…私は取り残されたんだ…

藤原研究員: SCP-2800-JPと接触した時に記憶を改竄された可能性があります。記憶処理の許可も出ています。稗田博士―

稗田博士: SCP-2800-JPの言っていたことが分かったんだ…私には何もしていない…あいつは…あいつは私以外の人類全員に変動する過去の歪を認知させないために辻褄を合わせているんだ…私だけそれを感じられない…

藤原研究員: 今日はここまでにしましょう稗田博士。貴方の発言はとても正気を保った人のものとは思えません。

稗田博士: 私は狂ってなどいない…狂っていないはずだ…SCP-2800-JPは死んでいない、君たちが私と同じ状態になっていないのが証拠だ。頼む…信じてくれ、私は狂ってなどいない。

[ログ終了]

page revision: 9, last edited: 17 Feb 2020 09:45
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