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nn5n: scp-285-JP 史上最大の戦い
EuclidSCP-285-JP 史上最大の戦いRate: 4
SCP-285-JP
評価: +4+x

アイテム番号: SCP-285-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-285-JP-AとSCP-285-JP-Bは生物サイト-9███内で管理されます。また、SCP-285-JP-A、Bの戦闘を防止するためそれぞれは隣接した専用の檻に収容されます。実験を行う場合はレベル3職員の許可が必要です。実験を行う際はSCP-285-JP-A、B双方を同伴させ行ってください。収容区画内は24時間体制で監視され、対象一体につき2名のセキュリティー担当者が割り当てられます。対象は非異常性の同種と同様の手順に従って飼育されます。餌は専用の射出口を使用し与えてください。

説明: SCP-285-JPはSCP-285-JP-AとSCP-285-JP-Bの2体の生物によって構成されています。

SCP-285-JP-Aは雄のバーバリーライオンと同様の見た目を有した生物です。対象は一日の約6時間以上を睡眠に費やしており、確認されている挙動や食性も通常のバーバリーライオンと変わりありません。SCP-285-JP-Aは通常の状態では攻撃性を示しませんが、SCP-285-JP-Bと対峙した場合に限り凶暴化します。SCP-285-JP-Aは未知の現象によりSCP-285-JP-B以外の攻撃による被害を一切受けません。また、老化などの兆候も観察されていません。

SCP-285-JP-Bは雌のコモドオオトカゲと同様の見た目を有した生物です。対象は常に興奮状態であり攻撃的です。挙動や食性には何ら異常性は見られませんでしたが、非常に高い硬度を持つ鱗を有しています。現在まで損傷を与える試みは全て失敗しています。また、口内に腐敗菌は確認されず、毒性は見られませんでした。SCP-285-JP-Aの攻撃を受けた場合は通常の生物と同様の損傷を受けます。SCP-285-JP-Aと同様に老化などの兆候は現在、確認されていません。

SCP-285-JP-A、Bは双方との距離が拡大した際に異常性が発現し、その距離に応じて急激に形状を攻撃的かつ巨大な実体に変化させます。また、それに応じて双方の知能も向上します。

距離\対象 SCP-285-JP-A SCP-285-JP-B(全長は尻尾の長さも含みます)
5m 筋力量の増加と知能の向上が見られる。全長も増加する。 全長が増加し、前足と後ろ足の骨格が変化し始める。
20m 全長20mに増加する。背骨部分に突起物が発生し始める。 全長10mに増加する。全身の骨格が長時間の二足歩行可能な形状に変わる。前足の骨格も人間の腕のように変化する。
100m 全長50mに増加する。犬歯が肥大化する。前足が筋肉量の多い人間の腕のような形状に変化し二足歩行が可能になる。分泌する唾液が強酸性を示し始める。 全長55mに増加する。巨大なクレストが発生し、口部の牙が大型化する。全身の筋肉量が増加する。
500m 全長94m。両肩部分に同様の頭部が発生する。尻尾が巨大化しかつ甲殻に覆われ、先端に鉤爪状の突起物が形成される。背中部分から二本づつ触手が生え、先端から大量の溶解液を噴出する。 全長395m。口部から可燃性の液体を放出し火炎放射が可能になる。右目、左目がそれぞれ5つに増加する。尻尾の全長に対する割合が約3倍に増える。それに伴い先端部分が両刃の刃物状に変異する。
1000m 全長200m。全身の毛が抜け、強酸性の性質が示される粘液質なものに覆われ始める。全ての頭部の眉間に一角の角が生じる。それぞれの口部から2本の先端が刺状になった付属肢が発生する。 全長1550m。全身が強固な鱗に覆われ、背中に多数の巨大な刺が発現し始める。尻尾がさらに伸長する。炎の威力が大幅に向上し、温度はおよそ████万████度に上昇する。左右の前足の本数がそれぞれ5本ずつに増える。

1000m以降の形態は観察されていません。また、これらの記録は収容時に発生した事故の際に観察されたものと、20m前後の実験記録に基づくものです。今後、SCP-285-JP-A、Bの距離実験は禁止されます。

SCP-285-JP-A、Bはもう一方の対象を認識するとそれに対して威嚇または攻撃などを試みる傾向があります。SCP-285-JP-A、Bの戦闘が行われた場合、それぞれの対象は被異常性を有する生物と同様に負傷しますが、致命的であると思われる状態であろうとも生存し続けます。これらの外傷は双方の距離が広がった際の変異に生じる自己修復能力の向上により回復します。また、双方は熱、冷気といった影響も無効化しており、完全に活動を停止させる試みは成功していません。

補遺: SCP-285-JP-A、Bは19██/██/█の北極圏内の流氷の上で発見されました。当時、SCP-285-JP-A、Bは互いに噛む、引っ掻くなどの攻撃を行っており、それらの異常性の確認のため回収されました。しかし、SCP-285-JP-A、Bをそれぞれサイト-6███とサイト-1███に収容しようとした際、双方の変異が発生。約██名の死傷者を出す事件に発展しました。その後、SCP-285-JP-A、Bが戦闘を再開したため事態は終息し、現在の収容方法が確立されました。

追記: 現在、変異により知能の向上したSCP-285-JP-A、およびSCP-285-JP-Bへのインタビューは禁止されています。これらの申請はいかなる理由であろうとも承認されません。

対象: SCP-285-JP-A

インタビュアー: G██博士

付記: インタビューはSCP-285-JP-Aを本来の収容室から6m圏内の場所に位置する区画に移動し行われました。

<録音開始, >

G██博士: 初めまして、SCP-285-JP-A。私はG██というものです。

SCP-285-JP-A: どうも。

G██博士: 早速ですが、あなたに二三訊ねたいことがあります。よろしいでしょうか?

SCP-285-JP-A: [30秒の沈黙]どうぞ。何なりとお答えしよう。私は一向に構わない。

G██博士: ありがとうございます。では、最初に[資料をめくる]あなたの出生について教えていただけますか?

SCP-285-JP-A: 私の生まれか。私は██ ██████で生まれた。親は███と█████。その後、█████のもとで仕え、任期を全うし今に至る。

G██博士: [書類に書き留める]分かりました。[6秒の沈黙]██ ██████という場所ですが、聞いたことのない地名ですね。ここは一体どこにあるんですか?

SCP-285-JP-A: ████を北に███キロいったところにあるはずだ。正確な位置まではわからなくて申し訳ないが。

G██博士: いえ、問題ありません。あなたの年齢は?

SCP-285-JP-A: ███と████歳だ。

G██博士: [3秒の沈黙]では、次に。あなたとSCP-285-JP-Bとの関係に付いて教えてください。

SCP-285-JP-A: あの女のことか[5秒の沈黙]。[溜息]古い友人だよ。彼此何年になるか。

G██博士: 古い友人ですか[書類に書き込む]。失礼なことを訊くかもしれませんが、あなたとそのご友人は大変仲が悪いように見えるのですが。

SCP-285-JP-A: 仲が悪いというわけではないさ。まあ、時々癪に障ることはあるがね。あの女はいつもそうだ。

G██博士: では、何故いつもお互いを傷つけ合ったりしているんですか?

SCP-285-JP-A: 傷つける? どういうことだ?

G██博士: ええっと、つまり[5秒の沈黙]噛み付いたり、引っ掻いたり、なんといいますか、まるで喧嘩をしているような。

SCP-285-JP-A: ああ、そのことか。なに、あんなものただの遊びだよ。ゲームだ。老人の暇つぶしみたいなものだ。

G██博士: ゲーム?

SCP-285-JP-A: そう、ゲームだ。力比べと言ったほうがいいかな。まあ、少しルールを付け加えてはいるが。

G██博士: ルールですか。

SCP-285-JP-A: ああ。あの女、最初は渋っていたがなんとか賛同したよ。あの気性の荒さ、君らも知っているだろ? あいつはそういう奴だ。なんでもすぐに片付けたがる。そして、それに加え卑怯ときた。逆にルールなんて無かったらあいつはやりたい放題のことをやるさ。私もそれで何度も苦しめられてきた。だが、今度はそうはいかん。なんせ、このルールを破った方が負けてしまうんだからな。

G██博士: その、ルールというのは?

SCP-285-JP-A: なに、簡単だ。お互いに手を抜こうと言ったんだ。

G██博士: 手を抜く?それは

SCP-285-JP-A: だってつまらないだろ。最初から自分の持ち札を広げて勝負するなんて。たまには全部捨てて、裸で張り合わないと。

G██博士: [7秒の沈黙]なるほど、分かりました。じゃあ、あの戦いは一種の余興、という解釈でよろしいのですね?

SCP-285-JP-A: ああ、構わない。だが、今はちょっと違うかな。

G██博士: [5秒の沈黙]違う、というのは一体どういう意味でしょう。

SCP-285-JP-A: なんせ、私たちは今このような状況に陥っている。もはや、力比べなどできるわけがない。だから、私はあの女にもちかけたんだ。

G██博士: 何を。

SCP-285-JP-A: 力比べはやめだ。今度は我慢比べにしようってな。

G██博士: 我慢[沈黙]

SCP-285-JP-A: そしたらあいつ、どんな顔をしたと思う? 今までに見たこともないぐらい悔しそうなツラをしていたよ。[笑う]

G██博士: [書類を整理し始める]

SCP-285-JP-A: 私は待つさ。気は長い方なんだ。だが、あの女の性格上、いつまでもつかな。いや、きっともたない。[含み笑い]今回こそ、私が勝つんだ。絶対にな。

<録音終了,>

今後、SCP-285-JP-A、Bへのインタビューは禁止されます。

ページリビジョン: 16, 最終更新日時: 19 Feb 2015 04:40
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