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nn5n: scp-305-JP 特装版サーチ・アルバイト!
EuclidSCP-305-JP 特装版サーチ・アルバイト!Rate: 13
SCP-305-JP

アイテム番号: SCP-305-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-305-JPはB5サイズの本が収容可能な本棚に収納し、倉庫に入れて施錠してください。一日に一度SCP-305-JP全体の冊数を数え、42冊であることを確認してください。不足が確認された場合はサイト管理者に報告し、不足したSCP-305-JPの捜索を開始します。42冊という数字は現在の冊数であり、SCP-305-JPの今後の回収状況により変動します。また、SCP-305-JP内に記載された連絡先への無許可での連絡は禁止します。SCP-305-JPを用いた実験を行う際は、レベル3職員3名以上の許可を得てください。

説明: SCP-305-JPは「特装版1サーチ・アルバイト!」と題された求人情報誌です。表紙には、男性が事務仕事をしている写真が使われています。この男性が誰であるかはまだ特定できていません。また、「1000件を超える不朽の求人!」、「飽きを感じない魅力的なアルバイト!」、「あなたにしか成し遂げられないエンタープライズな仕事!」などのキャッチコピーが書かれています。雑誌コードは付与されていませんが、裏表紙に「発行:"Entertainment & Enterprise"(E&E)社」とあります。これは未確認の企業であり、企業として登録された記録は見当たりません。また、SCP-092-JPSCP-216-JPなどにもこの企業の名前が記述されており、関連性を含めた調査が継続中です。

Entertainment & Enterprise社が提供する最高の求人情報誌「サーチ・アルバイト!」。この求人誌では労働者に素晴らしく楽しい、やりがいのある仕事を提供いたします!採用面接は簡単、連絡するだけ!即日採用、現金現物報酬!ぜひあなたの労働力をこの社会に!採用者の能力査定、移動、報酬運送は、我が社が代行いたします。

※SCP-305-JP2ページ目より抜粋。

現在42冊が収容されており、うち東京都にて3冊、大阪府にて2冊、その他各都道府県にて37冊が発見されています。東京都と大阪府以外の都道府県では各都道府県において1冊のみ発見されており、未発見の8つの都道府県それぞれにおいても1冊だけが存在するのではないかと予想されています。もっともE&E社が増刷を行い、流布すればこの限りではありません。
SCP-305-JP内部には、求人情報が1024件掲載されています。求人情報欄は依頼主名、職務内容、採用条件、報酬、連絡先で構成されています。依頼主名はすべて未知の企業、団体、個人名であり、一部の要注意団体の名前も散見されています。求人情報は大半が高給であり、ほとんどが一般的でない職務内容です。
SCP-305-JPに記載された連絡先に連絡を取ると、1時間以内に返信が来て、連絡を取る際に用いた媒体での採用面接が開始されます。履歴書は不要であり、採用条件に合致しているかの自己申告と、労働意志の有無が確認されれば採用されます。ただし虚偽の自己申告をした場合は不採用になります。いかなる方法で虚偽を識別しているかは判明していません。採用が決定すると、面接を受けていた人物は瞬間的に消失し、採用先へと転移される模様です。所持品や装備品は共に転移されますが、採用者以外の人物が採用者と接触していても一緒に転移することはありません。採用者に装備させたGPSは、これまでの実験では地球上のどの位置をも示しませんでした。また、通信機器による情報交換は可能ですが、これまで探知には成功していません。また労働報酬に関してですが、採用者が生存している場合は採用者の元へ、死亡した場合は転移する直前に採用者がいた場所へ報酬が出現します。

以下の実験は全て、被験者にGPS装置、通信機器、通信機器に接続された盗撮用小型カメラ、録音装置及び強制終了電撃首輪を装備させて行いました。

実験記録305-JP-1 - 日付20██/08/17

求人情報:
依頼主 職務内容 採用条件 報酬 連絡先
日本生類創研 PX-057シリーズの給餌係 健康な20代の男女。静止視力が1.5以上の眼球を有する人 三食就寝室付、医療班完備 日給20000円 [編集済み]

目的: 求人先にDクラス職員D-305-JP-1を送り込み、日本生類創研の調査をする。
実施方法: 上記の装備をさせ、依頼主との電話での採用面接を行った。D-305-JP-1との交信を行い、電波の探知及び記録を続けた。D-305-JP-1は視力が1.6の28歳男性職員である。
結果: D-305-JP-1は採用後、転移した。映像記録は下記の映像記録305-V1を参照。採用後から25時間以降、全ての通信はノイズのみとなった。探知先は████にある廃ビルの三階と突き止められたが、そこには日本生類創研もD-305-JP-1も存在しなかった。D-305-JP-1は現在も行方不明。なお、実験開始から三日目に、面接の際に用いた電話の付近に日本銀行券20000円分が出現した。
分析: 採用方法も探知防止も完璧。秘密組織の求人としては申し分ないかもしれない。

映像記録305-JP-V1

撮影者: D-305-JP-1

<記録開始,20██/08/17 13:12>

付記: 撮影開始の時点で写ったのは、厚いガラス越しに立つ白衣を着た研究員らしき人物たち及び厳重にロックされた3m*3mの金属シャッターでした。

日本生類創研の一員と推測される者: さて、さっそく仕事を始めてもらう。PX-057-Aの給餌係だ。[給餌方法の詳細が説明される]……分かったか?

D-305-JP-1: そんなのは嫌だ!ここから出せ!それじゃ給餌係じゃなくてほんとのエサじゃないか!

日本生類創研の一員と推測される者: ロックを解除。シャッターを開ける。

[4本の鋭い口ばしを持つ、鳥類を改造したと思われる正体不明の生物がシャッターから登場。D-305-JP-1の目玉を突き始める。]

D-305-JP-1: やめろぉ!

[必死で抵抗するD-305-JP-1だが、最終的に右目を████される。生物は満足げにシャッターの奥へ戻り、シャッターが閉まる]

日本生類創研の一員と推測される者: 本日の給餌はこれにて終了。彼に報酬を与えるように。

[治療を受けた後、窓のないベッド付きの部屋にD-305-JP-1が通される。以降は全ての通信がノイズに変わるまで、天井の映像と呻き声だけが記録されていた。]

<録音終了>

終了報告書: 短時間ではあるが、要注意団体の内部を記録できた。これは貴重な資料である。

実験記録305-JP-2 - 日付20██/09/05

求人情報:
依頼主 職務内容 採用条件 報酬 連絡先
芸術家・リチャード・マネ雄 芸術作品のモデル及び素材 美しく健康な若い女性 吾輩の素晴らしい作品を現物支給 [編集済み]

目的: 求人先にDクラス職員D-305-JP-2を送り込み、転移先を調査する。
実施方法: 上記の装備をさせ、依頼主との採用面接を行った。D-305-JP-2との交信を行い、電波の探知及び記録を続けた。D-305-JP-2は平均以上の美貌を有する31歳の女性職員である。
結果: 記録によれば、D-305-JP-2は依頼主に余計な装備を外すよう指示され、首輪以外をはずした。映像記録には、D-305-JP-2が生きたまま████され、人体を利用した芸術作品へと作り上げられる過程が記録されていた。映像記録による場所の特定はできていない。その後、D-305-JP-2であったと推測される加工された死体が、面接の際に用いたパソコンの置いてあるデスクに出現した。
映像に写っていた、顔に大きな痣を持つ50代男性が、依頼主のリチャード・マネ雄だと推測される。彼の所在は突き止められていない。
分析: 現物支給と書いてあったが、D-305-JP-2の死体がそのまま報酬なのであろうか。

実験記録305-JP- - 日付20██/09/28

求人情報:
依頼主 職務内容 採用条件 報酬 連絡先
東弊重工 空間移動装置FKシリーズのテストパイロット 健康な人間であれば年齢を問いません 稼働テスト終了後に希望の物を支給 [編集済み]

目的: 求人先にDクラス職員D-305-JP-3を送り込み、東弊重工を調査する。
実施方法: 上記の装備をさせ、依頼主との採用面接を行った。D-305-JP-3には東弊重工製の工業製品を報酬として要求するように命令した。D-305-JP-3との交信を行い、電波の探知及び記録を続けた。D-305-JP-3は健康な43歳の男性職員である。
結果: 映像記録によれば、D-305-JP-3はモニターや計器類がある、外部の確認できない座席のある閉鎖空間に転移した。映像の中の文字より、そこが「空間移動装置FK-23」のパイロットシートであることが判明した。外部からの「実験開始」の掛け声とともに画面が揺れ始め、閃光と衝撃音の後、通信は途絶えた。
分析: エージェントを送り込んでの精密調査もこれでは困難である。また、通信途絶後、報酬としてか自動車の形状を持つ東弊重工製の工業製品が出現した。人命軽視の割に、報酬支払いは律儀である。報酬の製品に関しては現在特異性を研究中。
追記: 通信途絶から約5時間後、D-305-JP-3の装着していた通信機からの電波を受信した。発信地点は冥王星近辺であると計算された。D-305-JP-3は冥王星へ移動したと思われる。

実験記録305-JP-4 - 日付20██/10/14

求人情報:
依頼主 職務内容 採用条件 報酬 連絡先
英雄派遣エンターテイメント ヒーローショーでの下級戦闘員役 アクション経験のある健康な20代男性 出演料10000円 [編集済み]

目的: 求人先にエージェント████を送り込み、転移先を調査する。
実施方法: 上記の装備をさせ、依頼主との採用面接を行った。エージェント████との交信を行い、電波の探知及び記録を続けた。エージェント████は身体能力に長けた32歳男性である。今回の実験は彼の志願により行われた。
結果: 映像記録によれば、エージェント████は楽屋らしき部屋に転移し、職務説明を受けて下級戦闘員の衣装への着替えを行った。出番が来たため舞台に登場した。舞台はアリーナ型の屋内劇場であり、エージェント████と同じ衣装を纏った役者が複数と、戦闘員たちに命令する一つ目玉の怪人役、及び派手な色合いのフルフェイスヘルメットを被ったヒーロー役がいた。観客席には顔が10歳未満で、肉体が40代以上と推測される正体不明の男性群が座っていた。「お前たちの好きにはさせない!」とヒーロー役が叫ぶと、下級戦闘員たちを次々と攻撃し、重傷、死亡させた。派手な流血が起きるたびに観客席からは歓声が上がり、エージェント████が攻撃を避け続けているとブーイングが生じた。やがてヒーロー役は銃のようなものを構え、銃口から光が放たれた瞬間、通信は途絶えた。通信途絶後、報酬としてか日本銀行券10000円が出現。
分析: やはりSCP-305-JPの求人情報には異常な労働しか存在しない。掲載情報上では一般的に見えても実態はかけ離れたものである可能性が高い。

ページリビジョン: 2, 最終更新日時: 13 Jul 2016 15:08
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