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nn5n: scp-796 川猫
EuclidSCP-796 川猫Rate: -4
SCP-796 - 川猫
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アイテム番号: SCP-796

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-796は機動部隊Mu-7(航江隊)によって追跡されねばなりません。部隊はSCP艦船ゴダイヴァ、公的にはアメリカ海軍艦船ダッキーを基地として活動しなければなりません。ゴダイヴァはミシシッピ川に停泊し、調査の度に#A632を行う必要があります。

SCP-796aは██████に移動されました。SCP-796bはSCP-796aが対象を変更するまで施設に留め置かれます。変更の際には、以前の対象は聴取を受け、対象となる前の任務を継続するよう移送されます。職員はみな新しいSCP-796bが発見され収容されるまで、何らかの影もしくは大型の猫を目撃した際に報告を行わねばなりません。

説明: SCP-796aは影のような物で、猫のような肉食動物の形をとります。細部ははっきりしませんが、SCP-796が現在「餌食」として選んだ対象にとってはそうではありません。対象の陳述するところによると、このSCPは尋常でない大きさで完全に真っ黒な色をしたピューマ(Puma concolor)のようであるとのことです。明るい光の下ではこのSCPは完全に見えなくなります。現在「狙われている」のでなければ、かなり鋭敏な人物か媒体だけでしか影のような物の位置を特定できないことが知られています。

物理的には、この生物はほとんどまったく実体を伴っていません。この生物がいる場所に入っていってもほとんどの場合は無害です。しかしながら、これは何かやわらかい物質で足跡を残していくのです。光学分析では結論は得られませんでした。

SCP-796aは危険そうには思われませんが、もうすぐ危機に陥る人物に惹きつけられるということがテストから示唆されました。そうであれば、これは早期に脅威を検知する指標として有効になるでしょう。更なるテストが推奨されます。

事故記録 #796-█/██/08:

現在SCP-796を研究しているレイ博士の録音、エージェント██████ ボナパルトを聴取。

レイ博士:「わかったよ、じゃあ、楽にしててね?ようし。エージェントボナパルト、君自身のことばで、君がどうやってこのSCPの居場所を特定して追跡できたのかを僕に説明してくれるかな」

エージェントボナパルト:「あなたもお気づきの通り、うちのチームはミシシッピが氾濫した平原地帯にあるSCPすべてを対象にした広域捜索・回収の任務についてたんだ。正直に言うと、お偉いさん方は新人たちをどっかに厄介払いしようとしてるんだって思ってたんだ。」

レイ博士:「エージェント、あなたの知ってることだけを話してください。君の突飛な考えはいらないんだ。」

エージェントボナパルト:「ごめんよセンセイ。俺はちょっとばかり不安なんだ。わかるだろ、やつがいるんだ。」

レイ博士:「796が?」

エージェントボナパルト:「ああ、俺の視界の端を行ったり来たりしてるのが見えるんだ。あいつは何か待ちきれないみたいだ。ちょうど待ち構えて…センセイ?このインタビューが終わったら、俺、健康診断フルコースで頼みたいんだけど」

レイ博士:「ふむ?いいだろう、でもまずは君がどうやってあの生物の居場所を特定したのかに集中してもらわないとね。」

エージェントボナパルト:「ああ、そうだった。俺たちのチームは地方ニュースや地元マスコミを調べていて、異常な数のピューマの目撃例と、同じくらい豹の目撃例があるってことがわかったんだ。大きな都市でさえいくつか目撃例があった。現地調査はピューマのものと同じ足跡を発見していたけど、他の痕跡が見つからなかった。排泄物も、やつに殺されたはずの死体も、何にもだ。動物行動の専門家と連絡が取れた後に、足跡の大きさについて疑問があがった。その専門家は、ピューマの足跡はやつの足跡標本よりももっと小さいって言うんだ。それに、こんな足が支えているような体の重さだったら、もっと足跡は深くつくはずだって。そいつの意見では、この足跡はほら話の片棒をかついでいるだけなんだってさ。でもそいつは自分の考えを脇に置いて、こんな大きなネコ科生物が本当に大都市の中にいるのなら、大衆にとって深刻な脅威となるって俺たちに警告したんだ。」

レイ博士:「今までの話はみな君の報告にありましたね。で、本当のところどうやってやつを見つけたんだい?」

エージェントボナパルト:「俺たちは幸運に恵まれてたんだ。目撃者を尋問していて、俺はやつが目撃者の後をつけているんじゃないかって目星をつけた。もちろんその時点ではやつが何なのかなんてわかっちゃいなかった。一瞬、影がおかしなふうに動くのが見えた。でも俺の本能が、こいつは見間違いじゃないって告げていた。俺たちは目撃者を二日間尾行してたけど、彼女は車に轢かれちまった。彼女は搬送中に死んじまって、そして彼女が車に轢かれた後もうやつは彼女をつけまわしていないってことがわかった。それとは別に、俺たちのチームの構成員のひとりが、事故現場に一人子どもがいて、ずっと路地を覗き込んでたことに気づいた。俺の命令で、奇妙な行動に気づいたそのエージェントはその子を尾行したんだ。

レイ博士:「また勘だった?」

エージェントボナパルト:「いい勘だったんだ。あの生き物の居場所を実際に突き止めるまでエージェントを一週間その子の尾行につけたよ。でもおかげで俺たちの追跡方法が有効なことがわかった。やつはいつも餌食となる人物を新しくつけ回しているようだった。796が何かひどいことを引き起こしているのか、それともひどいことに惹きつけられているのかが明らかになるまで、何人もの対象が犠牲になった。そこでハーディング博士が俺たちのチームの目的をSCP現地調査に設定し直した。どう頑張っても、俺たちはやつを収容することなんてできなかった。やつは実体のある生物じゃないし、俺たちの携行エネルギー装置1 にも影響されないみたいだ。EMP2 は効果がなかったし、光を当ててもやつは見えなくなるだけだった。へんな形をした影とその動きを監視しなくちゃならないのに、結局ひどいことが起こるのを見ているしかできないんだ。」

レイ博士:「まだやつが君には見えているのかい?」

エージェントボナパルト:「そうだよ、博士。」

レイ博士:「いいだろう。君は一時的にこの施設に配属されることになった。君は危険がなくなるまでここにいるように、私たちのテストは終了だ。さあ、診療所に行きなさい。」

エージェントボナパルト:「はい、博士。」

[記録終了]

補遺: われわれはついにこれを管理下に置きました。収容方法を変更し、航江隊は新しいSCPを発見する任務に戻るように。前任者が持ち得なかった機会に私は恵まれた。管理された実験の始まりだ。―レイ博士

観察記録 #796-001:

レイ博士の口述による

SCP-796b000: エージェントボナパルト
決定的事象: テストにおいて、エージェントは胆石によって大量感染を起こしていることがわかりました。もしエージェントが現地調査を続け処置を受けないままでいれば、感染症は命にかかわるものになったでしょう。エージェントは病徴を「神経過敏」であると思っていたため報告しなかったようです。エージェントは入院し処置を受けました。処理が始まってすぐに、SCP-796aは新しいターゲットのもとへ移動しました。
テストへのコメント: 面白いね、彼が安全になったとたんやつは移動したんだ。対象はよく何者かが「自分をとらえようとしている」感じがすると言っていたよ。

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SCP-796b001: 研究者アンジェラ・ヴォレス
決定的事象: SCP-███の逃走企図による致命傷。短時間の収容違反はヴォレス女史によって引き起こされ、施設の一部が崩壊しました。
テストへのコメント: 彼女は死ぬまで偏執症の徴候を示していたよ。796aは彼女が死んだとたんすぐに移動した。事故の間、他の誰かが殺されても796aが移動しなかったのは奇妙だな。やつがターゲット選定についてもっと研究が必要なことがこのことからも証明されるね。

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SCP-796b002: レベル3警備員ジェームズ・プライン
決定的事象: テスト中のエージェントに血栓が発見されました。処置の間に、血栓は脳に移動し、死を引き起こしました。
テストへのコメント: 備忘録として、ただちにすべてのSCP-796bをCTおよび身体検査にかけねば。
二次的結果: D-796-1からD-796-9が同じ部屋に配置されていました。796bの死の前に、D全員に薬物注射を実行しました。この命令は通常の終了期間に合わせて発令されました。しかしながら、テストの一環として、D-796-4の終了は施設管理者が取り消す可能性を検討しているという状況にありました。796aはD-796-4を選びました。
二次的結果へのコメント: やつは死ぬ可能性が高い人を好むようだ。だが必ず死ぬとなっている人を選ぶわけではないらしい。生き残るチャンスが必要なようだ。これを確認するためにテストを続けよう。われわれはやつがこういった選択を行うのに必要なデータをどうやって得ているのかを知る必要がある。

補遺: ある職員は彼女が子どもの頃祖母から聞いた話とSCP-796に類似性があると主張しています。おそらくは無関係だと思いますが、彼女の祖母は昔ミズーリにいた部族の出身でした。私は助手のひとりをネイティブアメリカン神話学に割り当てることにします。できるだけすべての手がかりを常に追わねば。

ページリビジョン: 1, 最終更新日時: 19 May 2014 06:43
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