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nn5n: scp-442-JP 銘酒「磐清水」
UnknownSCP-442-JP 銘酒「磐清水」Rate: 0
SCP-442-JP
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SCP-442-JP-α。

アイテム番号: SCP-442-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-442-JPは、サイト-81██の冷蔵セクターにて、耐震・温度管理機能のついた冷蔵チャンバーに、施錠の上保管してください。チャンバー内は一般的な日本酒の保管に適した気温3℃に保たれる必要があります。週に1回、セキュリティクリアランスレベル2以上の収容スペシャリストによるチャンバー内点検を行ってください。実験中に発生、あるいは収容したSCP-442-JP-α及び関連製品は厚さ3mm以上の金属製容器に封入した上で、個別にSCP-442-JPと同様の冷蔵チャンバーに収容して下さい。収容量が膨大な場合、は、個別に最大1Lを同冷蔵チャンバーに保管した上で、残りはサイト-81██廃棄槽にて焼却処分して下さい。

説明: SCP-442-JPは胴径82mm、全長274mm、容積720mlの硝子製の瓶に封入された透明の液体です。瓶の口部分は木栓で封じられており、側面には「銘酒 磐清水 殯宮酒造」と記載された和紙製ラベルが添付されています。現在、初期収容の6本を含めた合計32本が収容されておりSCP-442-JP-1からSCP-442-JP-32として分類されています。内部の液体は無色透明で、成分分析の結果、アルコール度数21%程度の日本酒、特に原酒に分類されるものと類似していますが、未知の酵母と思われる真菌類が多く含まれており、また実際にはアルコールは含まれておりませんでした。1これまでに収容されたSCP-442-JPは全ての瓶で同様の成分であることが判明しています。

SCP-442-JPを摂取した場合、60ml2までは通常の日本酒として摂取が可能であり「まろやかな風味で非常に美味しい」とされています。しかし1時間以内に連続して60ml以上を摂取した場合、SCP-442-JPの異常性が発揮されます。摂取直後から被験者は強烈な発汗を起こしますが、静止されないかぎり被験者はSCP-442-JPの摂取をやめようとしません。

被験者は個々人の満足するまでSCP-442-JPを摂取した後、被験者は水分を求めるようになります。この場合、要求されるのは主に水ですが、その他のアルコール、あるいはジュース等でも水分が摂取可能なものであれば摂取可能であることが判明しています。摂取中も被験者は発汗を続け、被験者の体重のおおよそ20%の水分を排出した時点で、脱水症状によって衰弱死します。例え衰弱死した場合であっても、最終的に完全な乾燥状態になるまでこの発汗現象は継続します。しかし、この特異性を発症した被験者に対して、濃度0.5%以上の食塩水を500ml摂取させた場合、摂取から10分以内に全ての特異性が非活性化されることが確認されています。これは血液中のイオン濃度に関係していると考えられており、現在研究が推奨されています。

この発汗により発生した被験者の体液は、SCP-442-JP-αとして分類されています。SCP-442-JP-αを直接摂取した場合には激しい発汗と強烈な酩酊作用を引き起こしますが、水で10%以下の濃度に薄めて摂取した場合には、アルコール度数8%程度のアルコール飲料と同等の酩酊効果をもたらします。SCP-442-JP-αの風味は、対象の発汗時に摂取していた水以外の液体に類似した風味となります。3成分検査の結果では、SCP-442-JPの主成分に加えて人間由来のアミノ酸成分を含んでいることが判明しています。

SCP-442-JPの副次効果として、0.1%~1%程をアルコール飲料に添加した場合、添加前のアルコール飲料が持つ風味が増加します、添加された飲料を用いた実験では、被験者はおおむねその味に好評価を下しました。SCP-442-JPに含まれる酵母はアルコール飲料に混ざった時、独自の化学反応を引き起こし、グルタミン酸を主とするアミノ酸、ペプチド、コハク酸等の成分へと変化することが判明しました。また、アルコール飲料に添加した場合、激しい発汗作用等の異常性は全て非活性化することが確認されています。

収容経緯: SCP-442-JPは20██/██/██に、日本の████港にある倒産した████運輸社の倉庫にて発見されました。倉庫内にはSCP-442-JP-1からSCP-442-JP-6が保管されていた他、SCP-442-JP-αと思われる液体が38L、同倉庫の保有者である████運輸社社長の████氏が縄で拘束された状態で発見され、死亡が確認されました。████氏の遺体は完全に乾燥しており、四肢の一部が風化していました。

調査記録: ラベルに記載されていたSCP-442-JPの製作者と思われる「殯宮酒造」については、調査の結果ウェブ上にて1件の直営ウェブサイトと思われるページが発見されました。同ページには商品説明及び生産者に関する直接的な情報はなく、注文あるいは問い合わせの場合にはメールにて対応する旨の記載があり、調査チームは同アドレスに問い合わせを行いましたが、返答はありませんでした。20██/██/25時点で、製作者とのコンタクトを試みる行いは全て失敗に終わっています。


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調査報告書:442-JP-壱号

序文: 財団はSCP-442-JPの初期収容直後、カバーストーリー「酒税改定調査」を適用し、日本国内で流通しているアルコール飲料に関する大規模な成分調査を行いました。その結果、大手の酒造メーカーの█%がSCP-442-JP-αを自社製品に混入させた形跡があることが判明しました。そして、幾つかの行方不明事件にSCP-442-JPが関与していたものがあることが判明しています。


事案記録01

事案発覚日時: 20██/██/██
発覚場所: 兵庫県████市 ████酒造 ████製造工場

詳細: 調査の結果、同社に雇用された外国人技能実習生8名及び、大手酒造メーカー「████」の営業担当者2名が、同社の主力製品「████████」の製造ライン内で発見されました。工場長の████氏は現在行方が特定できておらず、本事案に直接的に関与したものと思われます。

未使用のSCP-442-JPを8本、タンク内に貯蔵されていたSCP-442-JP-αを150Lを押収し、SCP-442-JP-αが添加されたと思われる商品の押収が行われました。しかし、すでに大半が出荷済みであり、カバーストーリー「酒税法違反」により小売店から回収を行いましたが、出荷された商品の回収率は18%に留まっています。

付記: 同工場従業員には個別インタビューを行いましたが、有力な情報はありませんでした。その為、全従業員に対してクラスBの記憶処理を行いました。


事案記録02

事案発覚日時: 20██/██/██
発覚場所: 埼玉県████市 大手酒造メーカー██████ ████工場

詳細: 調査の結果、SCP-442-JPが30本相当量、加えてSCP-442-JP-αが合計████L、同社の醸造タンクにて発見されました。同社はこれらの引き渡しに対して難色を示しましたが、財団エージェントの説得により、収容に成功しました。

工場長████氏へのインタビューにより、「████ビール」「大吟醸████」「████」等、市販されている製品に対し、SCP-442-JPの混入が確かなものとなりました。また「████サングリア」及び「████████金ラベル」はSCP-442-JP-αを10%の濃度に薄めたものであることが判明しています。同工場は██年以上前からSCP-442-JPを混入しており、製品の大半がすでに消費されてしまったものと思われます。同氏は流通経路に関するインタビューに対しては「本社からの命令で、毎月届いていた」と回答しています。詳細はインタビューログ:442-JPを参照してください。

付記: 20██/██/██現在も、同社への流通経路に関する調査が行われていますが、特定には至っておりません。


事案記録03

事案発覚日時: 20██/██/██
発覚場所: 東京都████区 大手酒類小売店██████ 

詳細: 同店からSCP-442-JP-αが混入していると思われる製品、合計3社█種の製品が発見されました。カバーストーリー「居酒屋新装開店」により、全ての製品を押収しました。これらの製品のうち、█種が財団の各施設食堂に常備されていることが確認されました。財団の保有するそれらの製品は事案発覚直後、サンプルとして保管されるもの以外は全て焼却処分されました。


補遺: 我々は既に数えきれない程のSCP-442-JPを収容しています。ですが、現状我々が収容できていないSCP-442-JP、またはSCP-442-JP-αが存在する可能性が非常に高い、と言わざるを得ません。機動部隊ゑ-2"八塩折"による継続的な調査と封じ込めを提言します。 -秋篠博士

許可。収容量が大規模になった場合には、破棄計画あるいは新たな保管施設の建設に関する提言を行うように。 -日本財団理事████


ページリビジョン: 3, 最終更新日時: 21 May 2016 10:25
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