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nn5n: scp-449-JP このちっぽけなせかい
UnknownSCP-449-JP このちっぽけなせかいRate: 0
SCP-449-JP

アイテム番号: SCP-449-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-449-JPは天変地異や事故によって損壊を受けないよう現在使用されている設備内に収容されます。特にSCP-449-JP上部に物体が落下しないよう常に注意を払って下さい。日常的に現在使用している設備を修理、交換する際は、強度試験を十分に行った複製部品を使用して下さい。SCP-449-JP内部への探査試験を行う際はSCP-449-JP側面部からの侵入のみ許可されます。侵入試験はセキュリティクリアランスレベル3の職員2人以上に実験計画を提出し、許可を取った上で実施してください。侵入試験を行う場合は複数の命綱を装着した2名以上のエージェントを用いて下さい。Dクラス職員による探査試験は許可されません。SCP-449-JP上部からの干渉が必要とされた場合はセキュリティクリアランスレベル4の職員に連絡し、その決定に従ってください。

説明: SCP-449-JPはサイト-81██の洞窟内に存在する20m×20m×1mの大きさを持つ時空間異常です。SCP-449-JP内部にはメルカトル図法に類似した方法で平面上に縮小されて表現された地球の表層が存在しており、我々の世界と類似した生態系を有しています。SCP-449-JP内部からは太陽を含む天体が観測できることから、洞窟内に実際に表層が存在しているのではなく、別次元の地球の表層が投影されていると考えられます。SCP-449-JP内には我々の世界の人類と同一の外見を持つ人類(以下SCP-449-JP-A)も存在しており、探査試験、及び外観観察の結果から20██年█月現在、最も進歩した文明において我々の世界における16世紀と同等の文明レベルを保有していることが確認されています。SCP-449-JPへの干渉は、SCP-449-JPの側面方向と上部方向で異なった結果を生じます。SCP-449-JP側面方向から物体を侵入させた場合、物体は█████分の1に縮小した状態(これはSCP-449-JPの縮小比率と一致します)でSCP-449-JP領域内へ侵入することが可能です。SCP-449-JP上部から物体を侵入させた場合はこの縮小現象は生じず、大きさを保った状態でSCP-449-JP領域内に出現します。側面部、上面部のいずれの侵入においても、侵入した物体(以下SCP-449-JP-B)の一部が我々の世界に存在している限り、SCP-449-JP-Bが発する可視光線を含むあらゆる電波及び音波などの遠隔的な物理現象は通常SCP-449-JP-Aに知覚、観測されません。但し、SCP-449-JP-Bを知覚することが可能なSCP-449-JP-A個体の存在が確認されており、探査試験を行う際はこの個体の存在に留意すべきです。SCP-449-JP-Bが我々の世界から切り離された場合、SCP-449-JP-Aに知覚されるようになります。SCP-449-JP-Bはその一部が我々の世界に存在している限り、SCP-449-JPから脱出することは容易に可能ですが、切り離された場合SCP-449-JPから脱出することは独力では不可能です。但し、我々の世界に接続されたSCP-449-JP-Bを介してのみ帰還することが可能です。そのため、探査試験を行う場合は十分な強度を持つ命綱を複数装着したエージェント複数人で実施されることになっています。

SCP-449-JP内の時間は我々の世界の約50倍の速さで流れています。SCP-449-JP-Bが我々の世界に接続されている場合はSCP-449-JP-Bの挙動は我々の世界の時間の流れに従います。この時間の流れの差が探査試験において障害となることに留意すべきです。SCP-449-JP内の文明及び技術レベルの発展に伴いSCP-449-JP-AがSCP-449-JP内から我々の世界へ侵入が可能となった場合、SK-クラス支配者シフトシナリオに繋がる恐れがあるため、探査試験と外観観察は可能な限り継続されることとなっています。万一の場合に備え、SCP-449-JP上部から巨大な構造体を落下させ、SCP-449-JP内の文明を破壊するプラン-"プロトコル杞憂"を 準備しています。当該プランの実行はセキュリティクリアランス4以上の職員複数人による協議によってのみ決定されます。

探査ログ449-JP-01 - 日付 19██/██/██

Dクラス職員に命綱を一本装着した状態でSCP-449-JPの側面部から内部に侵入させた。

██研究員: 命綱を外すなよ、どうなるか分からないからな。

D-12123: ああ、分かってるよ。で、どうすればいいんだ?

██研究員: 中に入って中の人間に接触してくれ、言葉は分からないかもしれないが、こちらで解析する。」

D-12123: はいはい、了解。

内部に侵入した瞬間、D-12123からの無線応答が消失した。

██研究員: おい、D-12123、応答しろ。無線は…繋がらないな。

命綱を引っ張ったところ、D-12123は引っ張り出された。

D-12123: 集落があったな、だがかなり遠い、数時間くらい歩かなければならないな。

██研究員: 他に何か変わったことはあるか。

D-12123: 天気が悪いわけでもないのにやたら風が強いな、あと落ち葉が一瞬で落ちる。どうなってんだ。

██研究員: 気にする必要はない。集落へ向かってくれ。

D-12123に有線通信回線を接続した上で再度侵入させた。数時間後に集落に到着した。

D-12123: 命綱をつけたままだと動きにくいな、数時間しか歩いていないはずだがもう4日も経っちまった。やっと集落に到着する。

██研究員: 住民に呼びかけてみてくれ。

D-12123: おーい。誰も返事しねえな。動きが速すぎて何してるかよく分からんが、どうも俺の声が聞こえていないらしい、見えてもないようだ。

██研究員: 電波が届かないということは可視光線も届かないのか…音波もダメなのかな。

D-12123: よく分からんがこの命綱外したらいいんじゃないのか?試しに外してみるか。

██研究員: おい!勝手なことをするな!

数秒後通信は断絶した。命綱を引っ張ったがD-12123を回収することはできなかった。

付記: D-12123に遠隔██装置は取り付けてあったが…そもそも電波が通じないんだったな。命綱が外れた時点で終了する措置を取るべきだったか、軽率なことをした。 -██研究員

追記:その後、再度探査を行ったがD-12123を再発見することはできませんでした。さらに継続して調査を行ったところ、命綱を外すことで我々の世界から完全に途絶した場合、命綱を再度認識、接触することが不可能となることが判明しました。D-12123に関する情報を継続して収集したところ、失踪時から半年後(SCP-449-JP内時間で約20年にあたる)にD-12123を模した絵画1が出現したことが確認されました。絵画は原始的な宗教画を模していたことから、D-12123が宗教的指導者となっていたと推測されます。
付記: 文明が未発達であるSCP-449-JP内に現代の知識を持った人間が侵入することで高い地位を獲得することが可能となる。安全にSCP-449-JP内を探査する方法が確立された以上、Dクラスによる探査は不要かつ高いリスクを孕むため、今後禁止する。-██博士

財団エージェントによるSCP-449-JP内の探査試験の際、SCP-449-JP-Aによって財団エージェントが発見されました。命綱は繋がったままであり、SCP-449-JPの特異性からSCP-449-JP-Aに発見されることはないと考えられてきましたが、探査方法についてより慎重な方法を採る必要があります。
以下は発見された際の現地住民(以下SCP-449-JP-A-1)との接触記録です。

探査ログ449-JP-02 - 日付 19██/██/██
財団エージェントによる集落の探査試験。SCP-449-JP-Aの用いる言語について解析を行うため録音機器を作動させながら集落を探査していた。
SCP-449-JP-A-1: [悲鳴]

エージェント██: うぉ!何だ

SCP-449-JP-A-1: [判別不能な叫び声、その後音声解析により心霊的な存在に対する驚きを示していることが判明した]

エージェント██: 俺が見えてるのか?

SCP-449-JP-A-1は即座に悲鳴を上げながら逃げていった。

付記: 条件は不明だが一部のSCP-449-JP-AにとってはSCP-449-JP-Bを認識できるようだ。どうも霊的な存在だと思われているらしい。-██博士

SCP-449-JP内の探索を進めた結果、SCP-449-JPが存在している同一の座標内にSCP-449-JPと同様の時空間異常(SCP-449-JP-1)が存在していることが判明しました。SCP-449-JP-1はSCP-449-JP-Aには今だ発見されておらず、外部要因によるSCP-449-JP-1の荒廃を防ぐためにSCP-449-JP-1の収容が計画され、SCP-449-JPに使用されているものと同等の、設計上███年の収容に耐久可能な設備を設置しました。さらに、SCP-449-JP-1がSCP-449-JP-Aによって破壊される事態を防ぐため、SCP-449-JP-1周囲の洞窟を物理的に封鎖した状態を保ちました。
付記: 異世界の異常まで収容することになるとは思わなかったが、とりあえずはこれで十分だろう。SCP-449-JP-AがSCP-449-JP-1をどう扱うかまで干渉する必要はないと考えるが、ただ放置して失われるのを見過ごすというのも我々の理念に反する。個人的な感情だがSCP-449-JP-AがSCP-449-JP-1を収容してくれると喜ばしい。 -██博士

SCP-449-JPの発見と収容は19██年に初めて為されました。入口が崩れ、封鎖されていた洞窟内にあったSCP-449-JPは収容された状態で発見されました。何者かが我々よりも先にSCP-449-JPを発見、収容した上で保護していたと考えられます。

インシデントレポート449-JP-01 - 日付 20██/██/██
"プロトコル杞憂"の設備が何者かに破壊されていることが判明しました。監視カメラの映像を確認しましたが、破壊した者の正体は判明していません。現場に居合わせた█人の職員のうち█人が「幽霊のようなものを見た。」と証言していますが関連性は不明です。この事案を受け、監視体制が強化されました。

設備の近くに紙片が落ちており、以下の文言が記載されていました。

まず君たちにとってのファーストコンタクトがこのような形になってしまったことを詫びたい。勝手に設備を破壊して済まなかった。
分かっているとは思うが君たちと同じく我々も君たちの世界を収容している。そしてこの状況を基本的には維持していこうと考えている。
それは何故か、説明のために事実を伝えておく。
我々の上にも世界は存在していて、既に君たちがプロトコル-杞憂と呼んでいる事象を発動させている。
偶然か意図的かは不明だが、君たちにとっての10段上の世界は何らかの構造体を落下させた。6段上までの世界はそのまま見えない天井に押しつぶされ、崩壊した。
上の世界の影響が下の世界に伝わるには主観的な時間差が生じる。9段上の世界は数秒で崩壊したが、5段上の世界には数十年の猶予が残されていたため対応することができた。
影響が伝わる前に下の世界に移住したのだ。大きな混乱はあったが成功したと伝えられている。
君たちの世界が崩壊するまでは十分すぎる猶予がある、安心するといい。
ただ、我々の上位の世界が同じことを引き起こした場合、我々も同じことをしなければならない。それが君たちの世界を収容している理由になる。
君たちを滅ぼす選択肢もあったが、文明を維持したまま侵略するのは難しい。かといって文明を破壊してしまうと復興コストも馬鹿にならない。
我々はあくまで友好的に話を進めようと考えている。ただ、君たちの行動によってはどうなるかは分からない。
お互い自身の責務を果たすべきだ、お互いのために。

この事案を受けてプロトコル-杞憂の発動は恒久的に凍結されました、発動を許可することはありません。
SCP-449-JP内への干渉の是非、及びその方策については20██年現在協議中です。

ページリビジョン: 4, 最終更新日時: 07 Jun 2016 12:49
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