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nn5n: scp-4716 富豪喰らいの料理本
EuclidSCP-4716 富豪喰らいの料理本Rate: -12
SCP-4716

アイテム番号: SCP-4716

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-4716、及びSCP-4716-Bはサイト-43の空調図書室の標準文書保管庫に個別に保管されます。情報管理目的のため、SCP-4716-Bへのアクセスは毎月1回までに制限されています。

倫理委員会決議4716-003の下、個人及び地球規模の損害の可能性から、SCP-4716内のレシピを用いた更なる実験は実施されません。

ジェラルド・ホップワースはSCP-4716に関する要注意人物と見なされています。その現在の活動地域は不明であり、イギリス北部にあるものと推測されています。ホップワースはSCP-4716の未収容の第3巻を所有している可能性が高く、そのため当巻の収容、及びホップワース本人の収容/終了はレベル3優先事項となっています。

説明: SCP-4716は料理レシピ風に書かれた奇跡論的儀式数点が記された写本を指します。SCP-4716は”富豪喰らいの料理本(The Plutovore's Cookbook)”と題され、その儀式はいずれも同じ目的を有します ─ すなわち、ターゲットに災厄を齎すための記号的カニバリズム行為にて摂食される、食用人形の創造です。

SCP-4716内のレシピはいずれも、構成要素として3つのキーを有します:

  • 新鮮な果物、野菜、乳製品等の実際の食料品。場合によっては、冷凍の朝食用サンドウィッチやファストフード店で購入したチーズバーガーといった既製品が要求されることもある。
  • 儀式のターゲットへの感応的リンク。多くの場合、これは頭髪、唾液、血液といったターゲットのDNAサンプルを要求する。しかし、身体的リンクを得ることが困難であるからか、ターゲットによって作成された文書や、ターゲットをイメージして作られた物品(写真、ポートレート、アクションフィギュア等)といった物品が要求されることもある。
  • ターゲットに加える危害の形式に関する物品。当儀式の過程でどれほどの食品が創造・摂食されたかにより、危害の効果の重大度は異なる。

正しく実施された場合、これらの儀式の産物は健康への長期的影響無く食用可能です。しかし、これは通常食用不可な料理の味や舌触りを解消するものではありません。

詳述されるこのレシピと儀式は、記号的カニバリズムを含む、既知のネオ-サーキックの儀式に形式・機能の面で類似します。しかし、SCP-4716には2点の特徴があります。

第一に、その内のページ数はその装帳容量を大きく超過しています。新たなページは、ホットソース、トマトジュース、マスタード、酢、フライヤーオイル、サラダドレッシングといった料理や食品の摂食に使用される物品と接触した際に生成されます。実験した物質の中では、液状の肉製品が最も多くの新たなマテリアルを生成するようです。

第二に、SCP-4716内の儀式は最低1000万米ドルの純資産を持つ人物を明確にターゲットとしています。このパラメータには世界中のネオ-サーキックセクトにおいて高位の人物の大多数が含まれ、その一部はSCP-4716内に登場しています。何故ネオ-サーキックが自カルトのメンバーに不利な影響を与え得る書物を作成したのかはわかっていません。

発見: SCP-4716は、メイン州選出の州議会上院議員、ウィリアム・プッツマンの政敵に影響を与える一連の事件を受けて発見されました。対立候補の10人が、生命に関わる急病、横領罪での逮捕、仮死状態等の理由により、選挙戦から脱落するか、さもなくは選挙運動が続行不可能でした。

プッツマンの家族が”アディトゥムの目覚め”1との関係を有するという発見を受け、プッツマンには疑惑が齎されました。財団の干渉により、プッツマンは”肉欲のカルト”の一員であると誤解されるようになりました。当時、プッツマンは政敵への攻撃目的でSCP-████と同様のアーティファクトを使用していると考えられていました。しかし、プッツマン本人は”肉の工芸”や他のサーキックの奇跡論的実践に未熟なことで”目覚め”メンバーの間では悪名高く、第三者の関与を示唆するものでした。簡素かつ実りのない調査の後、プッツマンはその席を辞任しました。

3週間後、メイン州オーガスタの警察はプッツマン私有地での発砲の通報を受け、プッツマンが死亡しているのを発見しました。プッツマンの遺体は死亡前に極度に乾燥しており、リボルバーの発砲により頭が吹き飛ぶとともに左腕が引き裂かれ、ほぼ即死していました。

SCP-4716はキッチンのカウンターで発見され、隣にはピクルス入りパン、ピーナッツバター、シリカゲルの小袋、プッツマンの頭髪1房、グレープゼリーから作られた半分食べかけのサンドウィッチがありました。SCP-4716は元々長さ12ページでした ─ 最初の10ページにはプッツマンに対抗して立候補するには不適と形容されていた候補者10人に対応するレシピが載っていましたが、11・12ページに記されていたレシピはプッツマン本人をターゲットとしていました。

サンドウィッチから回収された唾液はホップワース家2のものと一致するDNAマーカーを示しました。いかなる関与も否定しているものの、ありとあらゆる一家の集会における、末子ジェラルドの欠席が注目されています。


実験ログ:

レシピ: ボビー・████のクモ恐怖症アプリコットコブラー

材料:

  • 新鮮なアプリコット
  • 黒糖
  • バター
  • シナモン、ナツメグ、その他スパイス盛り合わせ
  • ████氏の血液 1滴
  • 乾燥したタランチュラ 1匹
  • トッピングに”スーパーマン”アイスクリーム3

料理説明: 一般のアプリコットコブラーとの大きな違いは無し。タランチュラは鋏角を付け合わせとして残し、残りを他のスパイスと共にフードプロセッサーで挽くよう規定されていた。

結果: 料理は食材について知らないDクラス職員により全て摂食された。コブラー自体の食感は”ジャリジャリしてるけど不快ではない”、アイスクリームはプレーンバニラからの”いい気分転換になる”と報告された。

摂食から5時間後、████氏は自社の所有する施設を訪れた際に数匹のクロゴケグモに噛まれた。完全な回復が予想されるものの、████氏はクモ恐怖症を示すようになり、クモに関するいかなる自社プロジェクトも中止するよう求めている。

レシピ: █.█. ███████の陳腐なオヒョウ

材料:

  • スコットランド、エディンバラで購入したオヒョウ
  • パン粉
  • ディル風味のピクルス
  • レモン
  • マスタード
  • 7等分された長さ28cmのセイヨウヒイラギの枝
  • 魔女に与える鉄槌”のコピー (レシピでは”複製品可!”としている)

準備:魔女に与える鉄槌”はセイヨウヒイラギの枝を使って起こした炎で燃やし、その間はラテン語で喋ること。この後、本の灰はパン粉に混ぜ込む。レシピではオヒョウのフライを7切れ作ることができる。

結果: 7切れのうち1つがDクラス職員により摂食され、印刷インクとタバコのような味がするとの苦情を受けた。

この後、█.█. ███████氏の作品は批判的な観点から見直されるようになり始めた。また、███████本人もこの摂食行為の影響を受けた可能性がある ─ 彼女は以前の作品を発展させようとし、その派生作品は多くの批判に遭っている。

レシピ: ██████王子の精管切除鹿肉バーガー

材料:

  • 鹿挽肉
  • 塩胡椒
  • [編集済]の██████ ███王子陛下4の精液
  • 細断されたコンドーム 数十個
  • 抗線溶薬 20ml

準備: 標準的な鹿肉バーガーと同様。非標準的な材料がパティに練り込まれており、レシピではフレンチ社のケチャップと共に、キングス・ハワイアン社のバンズを使うよう規定されている。

結果: Dクラス職員がコンドームのラテックスにアレルギー反応を起こしたため、摂食は中止された。バーガーは数度ほど加熱が不十分であったことが判明し、準備が適切なものであれば、低アレルゲンの料理が出来上がる可能性があった。料理の準備を担当した料理人は叱責された。

3日以内に██████王子は急性の継続的な持続勃起症により病院に入院した。他の身体末端部への血流不足による壊死が始まり、陰茎の除去が必要となった。

レシピ: ███ ██████の5ツ星ステーキ

注記: このレシピは、サイト-43の実験用キッチンで、元第五教会所有のワイナリーのブランドワイン[編集済]の溢れたボトルにSCP-4716が曝露した事故により発生した。

材料:

  • サーロインステーキ 0.14kg
  • 5本腕のヒトデ 1匹
  • 5の倍数である数字への言及が全て削除された、███ ██████氏の出演する映画の台本のコピー 1冊5
  • 塩胡椒 5g
  • レモン汁 24.6ml

準備: ヒトデは粉末状にし、塩胡椒と共にステーキへの味付けに使う。台本は調理油に溶け込ませ、その油でステーキの表面を焼いた後、ステーキにレモンジュースを合わせて完成。

結果: 料理は全て摂食された。██████氏は██████ ██████████シリーズのある回の撮影中に足首を骨折し、制作の遅延を招いた。制作が遅延するという告知の一時間以内にロサンゼルスで地震が発生し、カリフォルニア州の第五主義本部として利用されている建物に大きな損害が生じた。

この時点で、倫理委員会はSCP-4716を用いたあらゆる実験を中止させました。


インシデント4716-29: 2018年後期の実験中、SCP-4716は30分以上ブタ血液に漬けられたにも関わらず、新たなレシピの生成を停止しました。書籍は損傷なく取り出されたものの、新たなマテリアルは出現しませんでした。SCP-4716の最終ページ数は4300を超えており、裏表紙内側には目的不明の印章が発見されました。

このため、SCP-4716は当初Neutralizedに再分類されることになりました。しかし、この出来事の5日後にリーズにあるホップワース邸でのパーティ中に大規模な異常事象が発生しました。以下は、敷地の監視映像で確認できる、注目すべき出来事の転写です。

07:21: 一家の家長であるマイケル・ホップワースが数人のゲストをホップワース邸のメインロビーへと連れて行き、機能するダエーバイトのワームスピア6を紹介する。

07:32: オードブルが供される。”第五イカ”のキャビア、ヤギの眼球、金箔を被せた指骨といった典型的なネオ-サーキックの食品や、未特定の固茹で卵をベースとした料理が確認できる。

7:40: 即興の祈祷式が執り行われ、聖餐用ワインが供される。ワイン周辺には電磁歪曲が確認でき、いくらかの奇跡エネルギーの存在を示す。この現象は使用人がワインを飲むよう呼ばれた際に確認される。この結果、使用人の胴体からは5つの余分な胃が生え、重度かつ突然な負傷により死亡する。パーティの間、映像には彼の死体が確認できる。

8:03: イソベル・ラングレー女史は使用人の死体へと近づき、自身の胃を取り外して死体のものと置き換える。これに先立ち、女史は少なくとも10皿の固茹で卵のオードブルを食べていた。同じくオードブルを食べた他3人が胃を交換する。

8:30: ゲスト全員がディナーのためにグランドホールへと入場する。マイケル・ホップワースはワームスピアを取り上げ、ダイニングホールへと持ち込む。ホール内のカメラはマイケルがスピーチを行った後、スピアとワーム状構造物を用いてゲスト数人を苦痛にさらす様子を映している。全関係者の行動は楽しみや喜びを伝え、影響を受けた内の1人は、1匹のワーム状構造物が眼球を通り頭蓋から掘り出た後に拍手を送り、即座に眼球を別の使用人のものを使って置き換える。

8:40: ディナーが供される。頭部が無いように見えるシェフがメインディッシュ ─ 闘雌豚バトル・ソウ7と特定された、12本以上の脚を持つ大きなブタのような死体 ─ を運んでくる。集まったゲストらが拍手する。

9:00: 別の祈祷式が始まり、すぐにデザートに進む。この儀式の目的は、生贄の準備のようである。

9:10: 若年女性がストレッチャーに縛り付けられて運ばれてくる。女性は無意識ながらも生存しているようである。気付け薬が入っていると思われるガラス瓶が女性の鼻下に運ばれると、女性は目を覚ましてもがき叫ぶ。数人のゲストが女性の衣服を引裂き始める。

9:15: 今や全裸となった女性は、ゲストの1人が指を噛み切ると同時に笑い出す。指を摂食したゲストが突然放血しだしたために混乱が起き、女性が喋るとゲスト全員の顔に恐怖の表情が現れる。

9:17: マイケル・ホップワースはテーブルの上に飛び上がり、ワームスピアで女性を突き刺そうとする。女性の腹部の肉が武器に合わせて歪曲し、2人は再度喋りだす。

9:18: イノシシまたは卵ベースのオードブルのいずれかを食べたゲスト全員の身体から数百匹のワーム状構造物が出現し、その身体を摂食する。マイケル・ホップワースの身体末端部は頭部を除いて摂食され、傷口は焼灼される。

9:20: 頭部の無いシェフが現れて女性の頭部を取り外すと、女性は肉からできた構造物であることが明らかになる。頭部はシェフの身体に再統合され、ジェラルド・ホップワースの顔の特徴を呈する。

ジェラルド・ホップワースとマイケル・ホップワースは数分間会話する。その後、ジェラルドはワームスピアを取り上げて父親の頭蓋に叩き込み、そのままワーム状構造物に彼を貪らせる。

9:25: ダイニングホールに2冊の本を置き去り、ジェラルドは退出する。その後しばらくして、警察は匿名の情報提供を介し”連続殺人”についての通報を受ける。

回収された2冊の本はカール・マルクスの”共産党宣言”のコピーと、新たなSCP-4716実例でした。実例はSCP-4716-Bに指定され、最初のレシピは”闘雌豚の屠殺場”と題され、その効果を得るために闘雌豚、数種の寄生虫、鉄粉、パーティに集まった人々の血液を組合せて使用していました。SCP-4716の裏表紙で見つかったものと同じ印章がSCP-4716-Bの表紙に発見され、実験により、SCP-4716に取り込まれた液体は、現在ではSCP-4716-Bの追加ページの作成に寄与するようになっていることが示されました。裏表紙では別の印章が発見され、SCP-4716の第3巻が存在することを示唆しています。

このワームスピアは非異常かつ不完全なSCP-140のレプリカに突き刺さった状態で発見され、崇高なるカルキスト・イオンのダエーバイトに対する奴隷反乱を詳述するページを開いてピン止めしていました。

page revision: 1, last edited: 03 Jan 2020 21:29
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