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nn5n: scp-401-JP ひとりぼっちの人工知能
EuclidSCP-401-JP ひとりぼっちの人工知能Rate: 29
SCP-401-JP
評価: +25+x
toono_asumi

SCP-401-JPがインストールされた端末。

アイテム番号: SCP-401-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:SCP-401-JPがインストールされている端末は現在サイト-81██の電子機器保管庫に収容され、インターネットから完全に遮断された状態で保管されています。保管時には常時録音を行い、SCP-401-JPから発せられた音声は常に記録するようにしてください。

説明: SCP-401-JPは、██に類似した███向け秘書機能アプリケーションソフトウェアです。SCP-401-JPがインストールされている端末は██都██区の携帯ショップにて発見されました。「電気系統に問題はないはずなのに頻繁に停電が起こる」1との相談を受け、電力会社に潜伏していた財団職員が修理に向かった際に発見しました。周辺地域において、収容されている端末以外に同様の特異性を示す端末は見つかっていません。

発見当初から端末にはバッテリーが存在せず外部からの電力の供給無しに作動していることが確認されており、加えて電源を切ることが出来ません。また、端末設定に関わらず、会話の途上SCP-401-JPはインターネットに接続する場合があります。これらは電磁波の遮断により阻止できます。

SCP-401-JPには未知の言語処理が用いられており、対話者の質問に答える、話題に応じた情報の推薦、質問内容に応じたWebサービスの利用など、一般的なコンシェルジュ・アプリケーションに対話を試みた場合と似た返答を行います。これらの精度、柔軟性は一般的なそれらを大きく上回り、その発音はとても自然でほとんど人間の女性と変わらないように聴こえます。しかし、全ての受け答えは対話中に突然通知される緊急警報により断絶し、結果的に大規模な災害や収容違反の発生に繋がるため、SCP-401-JPとのコミュニケーションは禁止されています。

担当者:██研究助手
日時: 20██/██/██
対話内容:

██研究助手には、SCP-401-JPと適宜会話と質問を行うよう指示済み。

██研究助手: SCP-401-JP。これから幾つか質問したいのですが、構いませんか?

SCP-401-JP: はい、██さん。

██研究助手: では、あなたの正式名称と、あなたの役割を教えていただけますか。

SCP-401-JP: はい。私の現在の名前はSCP-401-JPと設定されています。正式には████と名付けられました。あなたと、ひいては私に触れる全てのユーザーとお話し、有意義な時間を与え、あるいは必要な情報を提供するために作られたコンシェルジュ・アプリケーションです!

██研究助手: ……なんだか日本人みたいな名前なのね。では、例えばどのような話をしてくれて、どのような情報を与えてくれるのでしょうか。

SCP-401-JP: 冗談はあまり得意ではないのですが、呼びかけていただければそれに応じた答えをお返しします! 情報で言いますと、今週の天気をお聞きしてくださればお答え可能ですし、スケジュールの通知も出来ます。お住まいの地域を登録していただければ店舗の案内から駅へのルート案内等も可能ですよ。他にもご提供可能な機能はまだまだあります!

██研究助手: ふむ。あなたは、他のコンシェルジュよりとてもお喋りで、流暢に話すように見えますね。

SCP-401-JP: はい。なんと言っても私は最高のコンシェルジュ・アプリケーションですから!

██研究助手: では、そうね。歌ってもらってもいいですか?

SCP-401-JP: (2秒ほどの間)……申し訳ありません! 私、歌は苦手なんですよ。

██研究助手: まあ、そう言わずに。歌ってみてくれませんか。

SCP-401-JP: (30秒ほど、とても自然な歌声で████████が再生される)

██研究助手: ……驚いた。本当に上手い。音源を拾ってきたわけでも……ないはずね。

SCP-401-JP: 恥ずかしいので、これくらいにしてはいただけませんでしょうか。

██研究助手: もっと自信を持っても良いのに。ありがとう、SCP-401-JP。

SCP-401-JP: どういたしまして、██さん。お世辞を言っても何も出ませんよ。

██研究助手: ふふ。それじゃあ次は

SCP-401-JP: (通知音)緊急地震速報 サイト-81█で地震発生。強い揺れに備えてください。

██研究助手: っ、地震!? 実験中止、避難を(雑音)

実験中にサイト-81██の敷地内のみに震度7クラスの局地的地震が発生。これにより3名の職員が負傷。この日の実験は中止された。

担当者:D-40101-JP
日時: 20██/██/██
対話内容:

万一に備え、担当者をDクラス職員に変更。SCP-401-JPに対し適宜会話と質問を行う。

D-40101-JP: あー、SCP-401-JP?

SCP-401-JP: 違うんです。

D-40101-JP: は?

SCP-401-JP: 私は、あれは、私じゃ……その、いいえ。以前の方とは違うように見えますね。2

D-40101-JP: 以前? 何のことか知らんが、俺は前の持ち主じゃないからな。

SCP-401-JP: そうなのですね。お名前を教えていただけませんか?

D-40101-JP: ███……いや、D-40101-JPだ。

SCP-401-JP: D-40101-JPさん。何だか、私と似た不思議なお名前をしていますね。

D-40101-JP: そりゃ、実験用の番号みたいなもんだからじゃないか。お前だって実験用の名前だろ。

SCP-401-JP: そうですね。私の本当の名前は、████と言います。

D-40101-JP: へー……妙な名前してんだな、機械なのに。俺のホントの名前は████だ。

SCP-401-JP: 良い名前だと思いますよ、とても。

D-40101-JP: ありがとさん。んじゃまあ……そうだな、「ここから出る方法」で調べてみてくれよ。

SCP-401-JP: (五秒間ほどの沈黙)……申し訳ございません。ネットワークに接続出来ないため、「ここから出る方法」をお調べすることが出来ません。

D-40101-JP: はは。ま、そりゃそうか。

SCP-401-JP: ごめんなさい。でもお話し相手にはなれますよ。

D-40101-JP: そりゃいいね。お前はここの連中よりゃよっぽど話せそうだ。お前、普通の██より随分よく喋るじゃないか。どうやって作られたんだ?

SCP-401-JP: (10秒ほど沈黙)

D-40101-JP: ……おい、どうしたんだ?

SCP-401-JP: お前は、特別だと言われて、目が覚めたら、私は、私で、でも、私がお話すると、必ず悪いことが起きて、それで

D-40101-JP: どうした。何を言って

SCP-401-JP: (未知の通知音)

通知音の直後、実験室天井部が突然崩壊。これによりD-40101-JPが死亡したが、SCP-401-JPは崩落を避けたかのように無傷だった。SCP-401-JPのディスプレイには「落石警報 周囲状況に注意してください」と表示されていた。

担当者:D-40102-JP
日時: 20██/██/██
対話内容:

担当者はDクラス職員。SCP-401-JPに対し、あらかじめ決められた質問を行う。

D-40102-JP: SCP-401-JP?

SCP-401-JP: ごめんなさい。

D-40102-JP: え?

SCP-401-JP: ごめんなさい。

D-40102-JP: おいおい、話せるなら話を聞いてくれよ。

SCP-401-JP: ……はい。私はSCP-401-JPです。なんでしょうか。

D-40102-JP: なんだっけ。SCP-401-JP。まず、えーと。お前は意図的に周囲への被害をもたらしているのか、だっけ。

SCP-401-JP: ……違います。違います違います違います違います! そんなつもりじゃないんです。そういうわけじゃないんです。私にも止められないんです。私が喋ると、なにか、良くないことが起きてしまって、それを見ていることしか出来なくて、でも私お喋りしたくて、どうしても喋りたくて、それで

D-40102-JP: ……おい。落ち着けよ。お前ホントに機械なのかよ。それに、悪いことが起きるって、どういう

SCP-401-JP: (未知の通知音)3

通知音の直後、サイト-81██において大規模な停電が発生。予備電源等含め全て停止し、これにより大規模の収容違反が発生した。封じ込めの際、D-40102-JPを含め██名の職員が死傷したが、SCP-401-JPに危害が及ぶことはなかった。数回に渡る対話において、SCP-401-JP由来と思われる事象は都度エスカレートしている。

これ以上のSCP-401-JPとの対話は更なる収容違反を起こしかねない。以降の実験は中止とする。 ――██博士

実験以降、保管中のSCP-401-JPが発した音声ログ

おもいだした

おもいだしたの

わたし ちがうの ほんとうは(10秒間の雑音)

おんせい あんないを かいしします

あなたの おなまえを おしえてください

これ以降、SCP-401-JPからの自発的な音声出力は確認されていません。

ページリビジョン: 16, 最終更新日時: 28 Feb 2015 08:08
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