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nn5n: scp-663-JP 住居侵入被害住居
UnknownSCP-663-JP 住居侵入被害住居Rate: 0
SCP-663-JP

アイテム番号: SCP-663-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-663-JPは現在Neutralizedに分類されています。6ヶ月に一度、SCP-663-JPが存在していた地点で、再び特異性が発現していないかを確認するようにしてください。

SCP-663-JP-Aはサイト-8181内の低危険度ロッカーに保管されています。

██山のSCP-663-JPに通じる山道は全て封鎖してください。特に深夜0時から日の出の時刻までの間は、一般人がSCP-663-JPに近づかないように注意深く監視してください。

1か月に1回、Dクラス職員を用いて、SCP-663-JP内部に変化が生じていないかを確認してください。この際、居間の壁に設置されているコルクボードは特に注意して確認させてください。確認を行う時間帯は、13時から16時までとしてください。内部の映像や画像は残さないことになっているため、通信機を用いて口頭で指示や確認を行って下さい。確認終了後、Dクラス職員が内部の物品を持ち出していないか注意してください。

SCP-663-JPに関連する調査及び実験は、上記のDクラス職員を用いた確認作業を除いて禁止されています。また、Dクラス職員による確認作業によって、SCP-663-JPが特異性を示した場合は、確認作業を含めた全ての調査及び実験が禁止されることとなります。

説明: SCP-663-JPは██県███市の██山中に存在していた2階建ての一軒家です。土地及び住居の所有者は不明ですが、周辺住民への聞き込みから少なくとも1990年にはSCP-663-JPは存在していたと推測されています。SCP-663-JPは自身のことを『人』であると認識していた可能性があります。しかし、SCP-663-JPとコミュニケーションを取ろうとする試みは成果を出せずに終わりました。

深夜0時から日の出の時刻までの間に、SCP-663-JPの内部または周辺で特定の行為をした場合、SCP-663-JPは特異性を示します。特定の行為の例としては、「SCP-663-JPの許可を得ずに内部に留まる・または侵入しようとする」「SCP-663-JP内部の物を持ち去ろうとする」「SCP-663-JP内部の物またはSCP-663-JP本体を破壊しようとする」といったものがあります。特定の行動を行った人物は即座に体が細切れに切断されます。それと同時に、SCP-663-JP内部の居間の壁に掛けられているコルクボード上に、文章が書かれた1枚のメモが画鋲で留められた状態で出現します。この時メモに書かれている文章は、日本の刑法の条文に類似したものとなっています。切断された遺体とメモは、翌日の深夜0時になった瞬間に、遺体の血液等も含めて消失することが観測機器による映像により明らかになっています。ただし、メモはSCP-663-JPの外部へ持ち出された場合も深夜0時になると消失しますが、遺体は外部に持ち出されると消失することはありませんでした。SCP-663-JPの特異性によって切断されるのは人間のみであり、犬や猫などの人間以外の動物が切断されるといった現象は確認されていません。

注意すべき点として、SCP-663-JPによって切断される対象は、基本的には深夜0時から日の出の時刻までの間に特定の行為をした人物ですが、行為の内容によってはそれ以外の時間帯に行った場合も切断の対象となります(事案663-235を参照)。

実験記録は主要なもののみを抜粋しています。また、メモに書かれた文章そのものは斜体で表されています。

実験記録2 - 日付199█/03/29

対象: D-4556

実施方法: 23時から0時までの間、D-4556をSCP-663-JP内部に留まらせた。D-4556には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: 23時50分頃、呻き声のような音がするとD-4556が報告してきた。しかし、録音機器にはそのような音は記録されておらず、外部で待機していた職員もそのような音は聞いていないと証言した。その後、0時になった瞬間にD-4556は細切れに切断された。この瞬間、定点カメラにはD-4556以外の姿は映されていなかった。

メモの文章: 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、死刑に処す。

実験記録3 - 日付199█/04/04

対象: D-4567

実施方法: 23時から呻き声が聞こえ出すまでの間、D-4567をSCP-663-JP内部に留まらせた。D-4567には、呻き声が聞こえたら外部へ脱出するように指示していた。D-4567には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: 実験2の時と同様に、23時50分頃に呻き声のような音がするとD-4567が報告してきた。その直後にD-4567はSCP-663-JP外部への脱出を試み、無事脱出することが出来た。そして0時になっても、外部にいたD-4567が切断されることはなかった。

メモの文章: メモの出現は確認されなかった。

分析: 実験記録2,3を踏まえ、切断の対象となるのは深夜0時から日の出の時刻までの間に特定の行為を行った人物であると推測された。また、Dクラス職員が聞いた呻き声は、ある種の警告の役割をしていると推測された。

実験記録4 - 日付199█/04/05

対象: D-4567

実施方法: 深夜1時にSCP-663-JP内部への侵入を試みた。D-4567には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: D-4567が玄関の扉を開け足を踏み入れた瞬間に、D-4567は細切れに切断された。切断される直前までのD-4567からの報告から、実験記録2,3の時のような呻き声はどこからもしていなかったことが明らかとなっている。

メモの文章: 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、死刑に処す。

分析: 深夜0時から日の出の時刻までの間に侵入を試みた場合は、警告すらなく切断されることが明らかとなった。

実験記録6 - 日付199█/04/08

対象: D-4588

実施方法: 深夜1時にSCP-663-JP内部への侵入を試みた。その際、玄関の扉を開ける前にノックを3回行い、「ごめん下さい」と言うようにD-4588に指示していた。D-4588には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: D-4588が「ごめん下さい」と発言した瞬間に扉がひとりでに開いた。その後D-4588はSCP-663-JP内部へ足を踏み入れたが切断されることはなく、日の出の時刻となるまでの間ずっとSCP-663-JP内部へ留まることが出来た。その間目立った現象は確認されなかった。

メモの文章: メモの出現は確認されなかった。

分析: 深夜0時から日の出の時刻までの間であっても、SCP-663-JPの『許可』を得れば、内部へ入ることができると明らかになった。また、この結果から、深夜0時から日の出の時刻までの間に内部で人間が活動を行った場合のSCP-663-JPの反応が確認できると考えられた。

実験記録7 - 日付199█/04/09

対象: D-4588

実施方法: 実験記録6と同様の方法で深夜1時にSCP-663-JP内部へ進入した後、内部の物を何か持って外部へ出ようとするようにD-4588に指示した。D-4588には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: D-4588は居間のテーブルの上にあったコップを持って外部への脱出を試みた。そして玄関から外部へ出ようとした瞬間、D-4588は細切れに切断された。この際、コップは地面に落ちて粉々に割れたが、翌日の0時に元の状態でテーブルの上に出現した。

メモの文章: 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、死刑に処する。

実験記録8 - 日付199█/04/12

対象: D-4434

実施方法: 実験記録6と同様の方法で深夜1時にSCP-663-JP内部へ進入した後、内部の物を何か持って外部へ出ようとするようにD-4434に指示した。その際、「持ち帰らせていただきます」と言うようにD-4434には指示していた。D-4434には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: 「花瓶を持ち帰らせていただきます」と言った後、D-4434は居間のテーブルの上にあった花瓶を持って外部への脱出を試みた。そして玄関から外部へ出ようとした瞬間、D-4434は細切れに切断された。実験記録7と同様に、花瓶は地面に落ちて粉々に割れたが、翌日の0時に元の状態でテーブルの上に出現した。

メモの文章: 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、死刑に処する。

分析: 「盗みの許可が出るわけがない」あるいは「実験記録6の場合と異なり、SCP-663-JPが許可を出す方法がない」という2つの意見が、研究チーム内で出された。

実験記録9 - 日付199█/04/14

対象: D-3451

実施方法: 実験記録6と同様の方法で深夜1時にSCP-663-JP内部へ進入した後、内部の物を破壊するようにD-3451に指示した。D-3451には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: D-3451は居間のテーブルの上にあった花瓶を床に叩き付け、粉々に割った。その瞬間、D-3451は細切れに切断された。割れた花瓶は翌日の0時に元の状態でテーブルの上に出現した。

メモの文章: 他人の物を損壊し、又は傷害した者は、死刑に処する。

実験記録11 - 日付199█/04/19

対象: D-3918

実施方法: 外部からSCP-663-JPの窓ガラスをバールを用いて破壊するようにD-3918に指示した。D-3918には連絡用のトランシーバーを携帯させ、またSCP-663-JP内部には定点カメラ及び録音機器を設置した。SCP-663-JPのすぐ近くには財団職員4名が待機していた。

結果: D-3918が窓ガラスを割った瞬間、D-3918は細切れに切断された。割れた窓ガラスは、花瓶等と異なり翌日の0時になっても復元されなかった。

メモの文章: 人の身体を傷害した者は、死刑に処する。

分析: メモの内容から、SCP-663-JPは自身のことを『人』であると認識している可能性が示唆された。このことを踏まえ、SCP-663-JPとコミュニケーションを取る試みが検討された。

実験記録15 - 日付199█/04/25

対象: SCP-663-JP

実施方法: SCP-663-JP内部のコルクボードに、「あなたは何者か。」と書かれたメモ用紙を貼り付けた。このメモに対する反応で、コミュニケーションを取ることが可能かを確認した。

結果: 翌日の0時になった瞬間にメモは消失した。しかし、その後に目立った現象は確認されなかった。

メモの文章: メモの出現は確認されなかった。

分析: 実験記録15を含めて、こちらの呼びかけに対してSCP-663-JPが反応を示したのは、侵入時に「ごめん下さい」と言った時のみであった。よって、SCP-663-JPとコミュニケーションを取ることは困難であると推測された。

補遺1: 199█年5月2日、13時から14時にかけて、文章が書かれたメモとそれが留められていたコルクボードを含めた数種類の物品が、財団職員によってSCP-663-JP外部に持ち出されました。そしてそれらを調査のために研究施設へ持ち帰った結果、事案663-235が発生しました。なお、内部調査が行われていた当時は実験記録2,3等から、SCP-663-JPの影響を受けるのは深夜0時から日の出の時刻までの間に特定の行動をした人物のみと推測されていました。よって、それまでの全ての内部の物品等の調査や観測機器の設置は朝の9時から夕方の6時までの間で行われていました。

事案663-235: 199█年5月3日の深夜0時になった瞬間に、SCP-663-JP内の物品を外部へ持ち出す作業をした研究員3名が財団の施設内で細切れに切断されました。その直後、持ち出していた物品全てが研究施設から消失しました。消失した物品は、後の調査で全てSCP-663-JP内の元々あった位置に戻っていることが確認されました。また、この際次のような文章が書かれたメモがコルクボードに出現しました。

他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、死刑に処する。

事案663-235により、深夜0時から日の出の時刻の間以外で行った行為でも、その内容によっては切断の対象になるといったことが明らかとなりました。このことを踏まえ、内部に設置していた観測機器は撤去され、それらに記録されていた映像や画像、音声も破棄されました。そして、SCP-663-JP関連の実験及び調査は、Dクラス職員を用いた内部の確認を除いて禁止されることとなりました。

記録データまで処分することについて、過剰な反応だとする見解もあるかもしれません。しかし事案663-235から我々が学ばなければならないのは、SCP-663-JPに対して我々が行うどのような行為も、SCP-663-JPにとって『死刑』に値する被害になりかねないということです。

SCP-663-JP内部に観測機器が設置されていることや記録データが財団に保管されていることを『プライバシーの侵害』であるとSCP-663-JPがもし判断したなら、SCP-663-JPは我々関係者の身体を切断した後、その被害に相応する条文をコルクボードに出現させるでしょう。これを防ぐ最も手っ取り早い手段は、『プライバシーの侵害』の被害があったという事実を、SCP-663-JPが気付くより先に揉み消すことだと私は考えます。

財団への更なる被害の芽は早い段階で摘まれるべきです。

█████博士(事案663-235発生時の研究責任者)

補遺2: 200█年11月29日、██山で山火事が発生したことがきっかけとなり、事案663-108が発生しました。

事案663-108: 200█年11月29日22時頃、近隣に住む高校生3人によるタバコの火の不始末が原因となり、██山で山火事が発生しました。この山火事によってSCP-663-JPは全焼しました。山火事の原因となった高校生3人は、200█年11月30日の0時になった瞬間に、繁華街の片隅で突如細切れに切断されました。その後の調査で、SCP-663-JPの焼け跡から1枚のメモが発見されました。このメモはそれまでのものと異なり、翌日の深夜0時以降になっても消失することはありませんでした。メモの内容は以下の通りです。

放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑に処する。
失火でも死刑に処す。

未成年でも死(以降の文章は判読不能)

このメモは現在SCP-663-JP-Aと定義されています。

事案663-108発生後、SCP-663-JPの無力化が確認され、最終的にNeutralizedへ再分類されました。

ページリビジョン: 1, 最終更新日時: 31 Jan 2017 14:57
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