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nn5n: scp-1627-JP 最高の使われ心地を私に
SafeSCP-1627-JP 最高の使われ心地を私にRate: -10
SCP-1627-JP
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SCP-1627-JP

アイテム番号: SCP-1627-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1627-JPは現在、サイト-81██の低危険度物品収容室に収容されています。

説明: SCP-1627-JPは、全長7.5cmのマウスです。SCP-1627-JPは通常のマウスの様に使用することが可能です。

SCP-1627-JPはヒト(以下、対象と呼称)が保持することで異常性を発現します。対象がSCP-1627-JPを保持すると、対象の視界内にマウスポインタ(以下、SCP-1627-JP-1と呼称)が出現します。SCP-1627-JP-1はSCP-1627-JPで操作が可能です。SCP-1627-JP-1が発生すると、SCP-1627-JPから手を離す、目を閉じるなどの行為をしても消失することはありません。
補遺1:

対象: D-4138

担当職員: 色須博士

<記録開始>

色須博士: では、そこにあるマウスを手に持ってください。

D-4138: はいよ。……ん?なんか出てきたぞ?ああ、これマウスポインターか?

色須博士: そのマウスで操作できるはずです。

D-4138: おー本当だ。なんだこれ。これがVRってやつか先生?

色須博士: それではこれから私が指示するようにそのポインタを操作してください。

D-4138: へいへい了解。

色須博士: では、そこのリンゴを左クリックしてください。

D-4138: ん、こうか?

[クリック音とともにリンゴの周囲が薄い青色の箱のようなもので囲まれた。]

D-4138: うわ、なんか出てきたぞ。

色須博士: その青色の箱に触れてみてください。

D-4138: ……んー?触れねえ。突き抜けちまう。なんか水の中に突っ込んでるみたいだ。

色須博士: なるほど。ではその状態を解除してください。

D-4138: えーと、どうするんだっけな……。

[5秒後、クリック音とともに箱が消失した。]

D-4138: おお、こうか。

色須博士: つぎにダブルクリックを行ってください。

D-4138: んーと、こうか?[右ダブルクリックを行う。]

色須博士: あ、すみません。左です。左ボタン。

D-4138: あ、左か。すまんすまん。

[2度のクリック音とともにリンゴが縦に割れた。]

D-4138: わ。割れちまったぞ。大丈夫か?

色須博士: 物理的に「開く」動作を行っているのでしょうか……?

D-4138: うーん……これ直せねえのかな……?[クリック音]

色須博士: D-4138、勝手な行動は――

[クリック音とともにリンゴが元の状態に戻った。]

D-4138: あ、戻せたぞ!よかったよかった。

色須博士: 今、何をしたんですか?

D-4138: え?いやあ、なんか右クリック?をしたらよ、なんかずらーって出てきてよ、その中に「前に戻す」ってのがあったから押して、そしたら直ったぜ。

色須博士: ……つまり、右クリックでメニューを出した後、「前に戻る」の項目をクリックした、ということですか?

D-4138: あ?おー、多分そうだそうだ!

色須博士: 次からは勝手な行動を慎んでください。

D-4138: へへっ、すまんすまん。こんなの久々だからな、ちょっと楽しくってな。

色須博士: まあいいです。では、次にそのリンゴをドラッグしてください。

D-4138: はあ?なんでだよ!おれ薬なんか興味ねえしよ!

色須博士: [ため息]そのドラッグではなくて、左ボタン押したままマウスを動かすやつです。

D-4138: あ、ああそっちか。いや、分かってたけどな!?ははは……で、どうするって?

色須博士: 左ボタンを押したまま、マウスを動かしてください。

D-4138: ええっと……?

[ドラッグの動作と共に、リンゴが空中に浮きあがり移動した。]

D-4138: おお、こうか!すげえなこれ!動かせてるぞ、リンゴ!

色須博士: はい、以上ですべての実験が終了しました。お疲れ様でした

D-4138: ええ……もう終わりかよ。もうちょっとやりたかったな……。

<記録終了>

終了報告書: SCP-1627-JP-1は現実の物品を多少操作することが可能なようです。また、次に実験する際にはパソコン操作に慣れている人材の方が適していると思われます。


補遺2:

対象: D-4138

担当職員: 色須博士

付記: この実験を行う際、対象を別のDクラス職員に変更しようとしましたが、なぜか異常性が発現しなかったので、D-4138により行っています。

<録音開始>

色須博士: では始めます。マウスを持ってください。

D-4138: おう。……ちょっと待ってくれ先生。

色須博士: どうしましたか?

D-4138: なんか変なもんが出てきたぞ。あ、これがブラウザーってやつか?

色須博士: ブラウザですか……?何と書いていますか?

D-4138: ええっと……「██ ██1のアップデートを開始します」だと。ああ、下になんか準備中って――[突如床に倒れる]

色須博士: D-4138!大丈夫ですか!

D-4138: アップデート中です。アップデート中です。アップデート中です。アップデート中です。アップデート中です。[以下前記の発言を繰り返していた。また、D-4138の眼球が常時回転していた。]

[D-4138の状態異常により、実験が中断されました。19分21秒後、D-4138の状態が元に戻った。]

色須博士: D-4138、先ほどは何が起こったのですか?

D-4138: んん……なんかよ……██ ██って私の名前じゃんって思ってたらもうこの状態だったよ。

色須博士: なにか、体に異常などを感じますか?

D-4138: うーん……強いて言うなら、なんかもやっとするんだ。

色須博士: もやっと、ですか。

D-4138: なんかよ。間違って私のじゃない自転車に乗ってる、みたいな感じなんだよ。

色須博士: はあ……ところで、少し気になったのですが……なんで一人称が「私」なんですか?

D-4138: ああ?前からそうだったろ……いや、私、え?俺、僕あたし、ん?あれ?なんか、なんかちが――[眼球が回転する。]

色須博士: D-4138?

D-4138: バグを発見、更新します。更新します。更新します。[16秒後、眼球の回転が停止した。]

色須博士: 大丈夫ですか?

D-4138: いや、大丈夫だ。ちょっと間違えてたみたいだ。さっきのことだが、気にしないでくれ。俺は、俺だったよ。

<記録終了>

終了報告書: この後、実験を再開しましたが、D-4138のマウス操作の能力が飛躍的に上昇していました。この事象がSCP-1627-JP由来のものかは不明です。

ページリビジョン: 4, 最終更新日時: 04 Feb 2019 03:11
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