nn5n Foundation
Branch of SCP Foundation
nn5n: scp-1002-JP 鬼
UnknownSCP-1002-JP Rate: 0
SCP-1002-JP

アイテム番号: SCP-1002-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 財団はSCP-1002-JP-1の発生を観測した場合、カバーストーリー『野生肉食生物の出現』もしくは『肉食動物の脱走』を流すことで周辺住民の安全を確保してください。SCP-1002-JPは基本的には破壊許可が下りていますが、可能ならば捕獲してください。SCP-1002-JPを目撃した一般人はクラスA記憶処理を行った後、解放されます。

SCP-1002-JP-1が発見された場合、ラジコン有線ドローンを用いて向こう側に侵入後、決められた手順を用いてSCP-1002-JP-2を破壊してください。

説明: SCP-1002-JPは頭部に角が生えた人型生物群です。知能は低く、肌は全体的に赤味を帯びています。歯は雑食性の動物と酷似していますが犬歯が著しく発達しています。筋肉は人間のものよりも筋繊維が密になっており人間よりも強い力を出すことが可能です。遺伝子を検査した結果、SCP-1002-JPは人間の近縁種と考えられています。現在財団が回収した個体は大きさや見た目に差はあるものの、全て遺伝子的には同一の個体です。また、寿命が短く、記録上最も長く生存した個体は収容されてから168日で死亡しています。

SCP-1002-JPの主だった行動にはSCP-1002-JP-1(後述)へ人間を拉致していくことが挙げられます。蒐集院が残した文献では人間を捕食したという記録も残っているため注意が必要です。現在、財団はSCP-1002-JPの拉致行動を防いでいますが、SCP-1002-JP-1の出現頻度が不規則であるため、財団の処理能力を超える恐れがあります。

SCP-1002-JPはSCP-1002-JP-1と指定される空間上に開いた穴を通ることで出現します。SCP-1002-JP-1からは未知の電磁波が観測されており、調査の結果、ワームホールのようなものと判明しています。SCP-1002-JP-1が出現する30分前よりこの電磁波が観測されるため、財団はSCP-1002-JPの出現に対応が可能です。この電磁波の影響により、SCP-1002-JP-1を隔てた無線通信はできません。また、SCP-1002-JP-1には長期間維持されているものも存在しており、財団はこれを利用することで向こう側に行くことができます。現時点ではSCP-1002-JPの妨害によりSCP-1002-JP-1付近までしか探索できていません。SCP-1002-JP-1は向こう側に存在する装置(以下SCP-1002-JP-2)が発生源です。SCP-1002-JP-2の周囲には見えない障壁が発生しており、銃撃や爆破では破壊できません。しかし、特定の手順を踏むことでSCP-1002-JP-2内部から破壊が可能です。

SCP-1002-JPの管理は蒐集院を吸収した際に財団に移譲されました。これまで蒐集院はSCP-1002-JPを『鬼』と呼称しており、呪術的な手法で管理を行っていました。蒐集院が管理していた時代において拉致被害者は記録にある限りでは██████名に上ります。しかし、財団が管理を引き継いだことで現在のプロトコルとなり、被害は減少しました。

補遺1: SCP-1002-JP-1への探査記録です。

研究主任: ████博士

探索人員: D-1002-01

付記: ビデオカメラや通信装置は有線式のものを使用しました。D-1002-01が逃げ出した場合を想定し、首輪型の発信機を取り付けてあります。今回使用するSCP-1002-JP-1は██県██群に存在する洞窟内に存在しており、入口には武装した警備員が3名待機しています。

<録音開始>

████博士: それではSCP-1002-JP-1の様子を報告してください。

D-1002-01: そうだな……。黒い穴だな。最初はかなり奥まで続いているのかと思ったが。

████博士: わかりました。それでは穴の中に侵入してください。

D-1002-01: ……わかった。

(発信機の信号が途切れる。金属製と思われるトンネルが画面に映し出された)

D-1002-01: これで、いいんだよな? 穴の先には何かあるみたいだぜ。

████博士: 壁はどうなっていますか?

D-1002-01: そうだな……。たぶん金属製だ。その、昔見たSF映画で似たようなのを見た気がする。思い出せないが。

████博士: 結構です。そのまま進んでください。

(カメラはトンネルを抜けると、巨大な装置を映し出す。また、周囲は明るく、未知の機器が多数存在した)

D-1002-01: 何だ、こりゃあ。これじゃあ、まるであんたの所みたいじゃないか。

████博士: そこから進めそうですか?

(扉に近づき、無理やり開けようとする)

D-1002-01: 無理だな。あんたの所みたいにカードキーとかいるんじゃねえか?

████博士: 他に出ることができそうな場所はありますか?

D-1002-01: ……ねえな。あの装置を使ってみるか?

████博士: やめておきましょう。何かあっては困ります。

D-1002-01: 了解。俺も帰りたいしな。

████博士: それでは今すぐ帰還してください。今の装備ではこれ以上は無理です。

D-1002-01: そうだな。元の穴を通ればいいのか?

████博士: はい。できればいくつか物品を回収できたらありがたいです。

D-1002-01: 分かった。じゃあ__

(D-1002-01からの通信が途切れる)

████博士: D-1002-01、大丈夫ですか。D-1002-01、応答してください。

<録音終了>

終了報告書: 映像記録の様子からSCP-1002-JP-1の向こう側の世界は財団と同等以上の科学力を持っていると推察されます。現在、有線ラジコンを用いた第2次探索が予定されています。今回使用したSCP-1002-JP-1は閉ざされており、これがD-1002-01との通信が途絶えた原因だと考えられます。

追記: 新たにSCP-1002-JP-1が発生したため、第2次探索が決行されました。第2次探索時、有線ラジコンを用いて問題の装置を解析しようと試みました。結果、中心部の配線を切った直後に通信が途絶しました。現在、この装置がSCP-1002-JP-1を発生させていると推察されています。

研究主任: ████博士

探索人員: 機動部隊は-4("雉偵察部隊")6名

付記: 事前に有線付きのラジコンでSCP-1002-JP-1の向こう側を調査し、財団は機動部隊を派遣しても問題ないと判断しました。分断された場合のために発信機が全員に取り付けてあります。

<録音開始>
(機動部隊がSCP-1002-JP-1に侵入する。金属製のトンネルを抜けた)

アルファ-1: こちら、アルファ-1。全員無事に到着した。到着時、付近にいた警備兵と思われる存在を2名気絶させた。

████博士: 気絶させた? SCP-1002-JPをですか? 方法を教えてください。

アルファ-1: アルファ-3、どうやって気絶させた。

アルファ-3: 対人戦の要領で行いました。今、気絶した個体を調べていますが、見てください。完全に人間ですよ。SCP-1002-JPに確認される角や牙がありません。

████博士: わかりました、アルファ-1。周囲の状況はどうでしょうか?

アルファ-1: 映像で見た装置がある。だが、明らかに前回とは違う空間に出た。部屋の様子だけで判断するなら……、我々の世界よりも科学力が低いかもしれん。監視カメラと思しきものが見当たらない。もしかすると、彼らが監視カメラ代わりだったのかもな。

████博士: 了解しました。それでは先に進んでください。

アルファ-1: わかった。アルファ-4、そっちはどうだ?

(アルファ-4が鉄製の扉の一部を器具を用いてくり抜いている)

アルファ-4: もう少しでドアが開きます。

(扉のくり抜いた部分を床に静かに置く)

アルファ-4: ……開きました。

アルファ-1: 良し。アルファ-2とアルファ-6はここに残れ。残りは偵察に行く。

アルファ-1以外: 了解。

(アルファ-5が廊下に出て安全を確かめ、手で合図を送る)

アルファ-1: 行くぞ。

(4人が廊下に出る。扉の周囲が映される。文字と思われる模様が映し出された)

アルファ-1: 何かわかるか?

████博士: これだけでは何とも。

アルファ-1: そうか。アルファ-3、背後の警戒を頼む。

アルファ-3: 了解。

████博士: 廊下の壁はどうでしょうか?

アルファ-1: そうだな……。触れた感じではコンクリートとよく似ている。これといった異常な点は見当たら__。

アルファ-5: 静かに。誰か来ます。

(正面から白衣を着た人物が歩いてくる。見た目は黒人の女性と同じだった。女性は立ち止まると、未確認の装置に話かけた)

アルファ-1: まずい。気づかれた。撤収だ。

アルファ-3: 背後から武装した何かがやってきてます。顔はわかりませんが、角があります。おそらく__

(何かにアルファ-3が取り押さえられる)

アルファ-1: 発砲許可お願いします。

████博士: 許可します。

(何かに発砲する。何かは動かなくなるが、アルファ-3の上から移動することはなかった)

アルファ-1: ああッ。クソッ。クソッタレ。お前たちは先に行け。

(突如として煙が発生する)

アルファ-1: 煙幕か。

(アルファ-1が倒れる。カメラの映像は煙幕に包まれる。通信時の音声のみが確認できる)

████博士: アルファ-1、応答してください。アルファ-1。……残った人員は速やかに退避してください。退避前に例の装置に爆弾をセットしてください。

(銃声)

アルファ-5: こちら、アルファ-5。爆弾のセット完了。全員の帰還は不可能と判断。爆弾が爆発するまで装置を死守します。

████博士: わかりました。SCP-1002-JP-1はこちらで対処します。他の方は戻ってきてください。

(カメラの映像に変化が見られた)

(人間と思しき武装した存在が未知の言語を話しながらカメラを拾い上げた。両者とも、角が確認されない。2人ともカメラを指さしている。2人は突然緊張したような面持ちとなり、同じ方向に視線を向けた。この時、未知の言語を話す第三者の声が聞こえる)

(カメラがその第三者の方に向けられた。見た目は人間と同じだが、背後には2体の武装したSCP-1002-JPと思しき存在を連れている)

(第三者は軽く咳払いした)

第三者: 初めまして、地球の人類よ。我々は君と同じ人類だ。まず、勇敢な兵士である彼らはこちらで治療するので安心してほしい。

第三者: この星は今危機に瀕している。そして君たちの地球も同じ危機に瀕している。我々は両方を救うために現在動いている。

第三者: 我々は今夜にでも地球に使者を送る。恐らく上層部がメッセージを託しているだろう。使者を迎え入れてくれることを期待している。だが、技術上の問題でメッセージが正確に届かないかもしれない。だから、私たちがそこに辿り着くまで待ってほしい。宇宙船を用意して__

(爆弾が爆発したことでSCP-1002-JP-1が閉じる)

<録音終了>

終了報告書: SCP-1002-JP-1の向こう側より帰還したのは3名です。内1名は未知の神経毒により体が麻痺していましたが、命に別状はなく、現在職務に復帰しています。また、神経毒は足に刺さっていた針状の物体から注入されたものと考えられます。遺伝子を調べた結果、SCP-1002-JPと一致しました。しかし、今まで財団が収容してきたSCP-1002-JPには今回使用されたような針や毒を持つ個体は存在していません。
今回使用したSCP-1002-JP-1は隊員が帰還した1時間後に消滅しました。ビデオを解析した結果、第1次探索時と比較して、SCP-1002-JP-2を除いた物品に用いられている科学技術が我々の世界における1850年代のものと同程度であることが判明しています。

追記1: 新たに出現したSCP-1002-JP-1からSCP-1002-JPが出現しました。角がある以外はD-1002-01と同じ姿をしており、こちらの言語を使用していました。財団はこのSCP-1002-JPをSCP-1002-JP-Aと指定し、収容しました。

追記2: 探索後、取り残された隊員のものと一致する発信機の信号が送られてきました。信号は太陽を挟んだ地球の反対側から送られてきており、観測の結果、地球と同じ大きさと公転軌道を持つ惑星がその地点に存在することが判明しました。この報告書内では新たに発見された惑星を惑星Aと呼称します。現在、惑星Aにおいて確認された文明レベルやD-1002-01からの信号が観測されていないことから、第1次探索を行った場所もしくは時代とは異なるのではないかと考えられています。

補遺2: SCP-1002-JP-Aのインタビュー記録です。

対象: SCP-1002-JP-A

インタビュアー: ████博士

<録音開始>

████博士: こんにちは、SCP-1002-JP-A。今日はよろしくお願いします。

SCP-1002-JP-A: こちらこそ、よろしくお願いします、博士。私の言葉はわかりやすいですか?

████博士: ええ。十分です。

SCP-1002-JP-A: 良かった。話を続けましょう。

████博士: まず最初に、君は何故、自ら収容されようとしたのでしょうか?

SCP-1002-JP-A: それが私の役割だからです。こちらはクローン技術が発達しているので役割に合わせた個体が造られます。私はあなた方に上層部のメッセージを届けるために生まれました。

████博士: つまり、我々がSCP-1002-JPと呼んでいる存在は造られたということですか?

SCP-1002-JP-A: そうです。私はあなた方がD-1002-01と呼ぶ男性を基に造られました。上層部は最初D-1002-01にこの役割を任せようとしたのですが、D-1002-01が拒絶したので私が代わりに送られてきました。我々の星は地球よりも進んだ技術を持っているので、彼から得た記憶を私に移植しました。

████博士: 何故D-1002-01が拒絶したのかわかりますか?

SCP-1002-JP-A: 私のセキュリティクリアランスレベルでは話すことができません。話した場合、自壊プログラムが作動します。

████博士: わかりました。では何故SCP-1002-JPは人を襲うのでしょうか? 

SCP-1002-JP-A: 襲うという言い方には語弊があります。攫うの方が正しいです。

████博士: それでは何故、SCP-1002-JPは人を攫うのでしょうか?

SCP-1002-JP-A: 地球に住んでいる人類の情報を収集することを目的としています。

████博士: 情報収集ですか。何か目的があるんですか?

SCP-1002-JP-A: まず第一に、地球に住む人類の文化を理解することが不必要な争いを回避するために不可欠だからです。例えば言語間に存在する僅かなニュアンスの違いでも争いに発展する場合があります。そのようなことを回避することで我々の行動は速やかに完遂することができると考えています。次に、現在我々が行っている作戦が失敗した場合に備え、地球を再現するのに情報はできる限り必要だからです。我々は同じ人類ですが、生活環境が異なるため若干遺伝子に違いがあります。正確な地球を再現するには現地人のサンプルをできる限り回収する予定です。しかし、近年はあなた方の存在により拉致が成功していないため、現段階では1870年代頃を再現する予定です。

████博士: あなたの言う作戦とは何ですか?

SCP-1002-JP-A: 私のセキュリティクリアランスレベルでは話すことができません。

████博士: わかりました。そろそろ時間なので、またインタビューを行う際はよろしくお願いします。

SCP-1002-JP-A: でしたらお願いがあります。私は上層部より重大な命令を受けてやってきました。下位の職員では混乱する可能性があるので、上位の職員に会えるよう申請してください。

████博士: わかりました。できる限り努力してみましょう。

SCP-1002-JP-A: ありがとうございます。しかし、私の寿命は想定では後1週間ほどしかありません。ワームホールを通ったせいでもっと短いかもしれません。早めにお願いします。

<録音終了>

職員コード
パスワード

音声記録1002-JP-01

付記: インタビューを行った4時間後、SCP-1002-JP-Aの状態が急変しました。

<録音開始>

[未知の言語]。カンイメッセージヲツタエマス。

チキュウ、ホロビル。フタツノホシ1、ノ、ジンルイ、キエル。ホシ、ショウトツスル。

ワレワレ、ウチュウセン、オクル。セイブツゼンイン、ノレル。クルマデ、ナニモスルナ。

ワームホール、モウ___

(SCP-1002-JP-Aが意識を失う)
<録音終了>

追記1: この24分後にSCP-1002-JP-Aは死亡しました。

追記2: 2日後、今まで財団が管理していたものも含め、全てのSCP-1002-JP-1が消滅しました。

報告書1002-JP

財団が管理する宇宙望遠鏡███が天の川銀河系内に正体不明の天体(以下、天体X)が突如出現したのを観測しました。天体は地球と同程度の大きさです。天体Xの速度及び進路を計算した結果、36年後地球を破壊した後に惑星Aを破壊する進路を取ることが判明しています。

財団は協議の結果、天体Xと地球の衝突回避作戦を決定しました。SCP-1002-JP側の提案は、SCP-1002-JP側が人類を別の形で利用する可能性等の理由から否決されました。

作戦記録1002-JP-01

作戦名: 天体回避

参加人員: 機動部隊γ-8("星砕き")6名

作戦内容: 財団が調査した結果、天体XからSCP-1002-JP-1と同じ性質を持った電磁波が確認されました。また、天体Xの大きさから現在財団が使用可能な核ミサイルを全て使用した場合でも進路変更は難しいと予想されています。そのため、財団が太陽系内で発見した巨大彗星█████を用いて軌道を変更する作戦案が承認されました。

この作戦では彗星█████に対して██tの核を使用します。核爆発の衝撃を彗星にできる限り伝えるため、表面から地下████mの位置に核を仕掛けます。その後、天体Xと交錯する直前のポイントA到達した際に起動し、核爆発の衝撃で軌道を変更させます。軌道を変更した彗星█████を天体Xに衝突させ、さらにその衝撃で天体Xの軌道を変更させます。この作戦を行うにあたり、使用する機械に不測の事態発生することを考慮し、有人で行います。

付記: 作戦に必要な燃料と現在の財団の技術を考慮した結果、片道分の燃料しか積み込むことができませんでした。そのため、参加人員は全員作戦終了後、終了措置が取られます。

音声記録1002-JP-01

対象: γ-1

インタビュアー: ████博士

<録音開始>

γ-1: 財団本部、聞こえますか。こちら、γ-1です

████博士: γ-1、聞こえています。そちらの様子は大丈夫ですか?

γ-1: はい。現在私以外の人員は最終確認を行っています。

████博士: ……予定では後3時間で天体Xと衝突しますが、そちらからは見えますか。

γ-1: いや。何も見えないな。星がいっぱいでわからないだけかもしれないが。

(沈黙)

γ-1: 博士、今のうちに言っておきたい。私は財団に感謝してるんだ。火星や土星を間近で見ることができた。これで地球を守れるんだ。私の人生は最高だ。

(γ-1は言葉に詰まる)

γ-1: ……ああ、最高だとも。

████博士: ……γ-1、最後くらいは……。

γ-1: 博士、私は最後までそういうのはこの記録に残さないつもりだ。後世の人間がこれを聞いて、私をみっともない奴だと思わせたくない。

████博士: あなたがこれからやることを考えれば、誰もみっともないなんて思いませんよ

γ-1: ……そうかもしれないな。でも、これを誰かが聞くんだろ? だったら精一杯格好をつけて最期は逝きたい。息子や孫がこれを聞いて私が泣きながら死んだなんて思われたくもないしな。

████博士: わかりました。

γ-1: 博士、ありがとう。機動部隊γ-8を代表して礼を言う。これから私は死ぬが、残された家族たちは頼んだ。

████博士: ……はい。

γ-1: そろそろ私も作業に取り掛からねばならない。では、財団の諸君、また会おう。

████博士: ご武運、お祈りします。

<録音終了>

終了報告書: ████年█月██日に作戦は決行されました。結果、予定通り彗星█████は軌道を変更、その3分後、天体Xに衝突しました。天体Xは衝突時、大量の電磁波を放ち爆発しました。観測の結果、天体Xは消滅したと考えられます。

補遺1: 機動部隊γ-8の6名には作戦終了後、財団から勲章が送られました。

補遺2: 作戦が成功した現在でもSCP-1002-JPの出現及びSCP-1002-JP-1の発生が確認されていません。

追記1: D-1002-01の信号が確認されました。観測の結果、この信号が飛んできた方向は天体Xが飛んできた方向と一致します。

追記2: 惑星Aに無人観測機を送りました。結果、生命が生息可能な環境であり、文明の痕跡2があるにもかかわらず、SCP-1002-JP側が主張していた人類の存在は確認されませんでした。また、地球の公転周期よりもわずかに早いことが判明しています。

追記3: 天体Xが消滅した近辺において財団の無人探査船が人工物と思しき物体を回収しました。この物体は周囲を未知の物体で囲まれており、中は破壊されているものの、居住空間であったと推測されています。財団は探索時にSCP-1002-JPの死体を██体回収しました。また、理由は不明ですが、地球の言語が書かれた物体も複数存在しており、回収と解読が行われています。

ページリビジョン: 10, 最終更新日時: 18 Aug 2016 04:14
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License

Privacy Policy of website