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nn5n: scp-2901 モスマン
EuclidSCP-2901 モスマンRate: 75
SCP-2901
SCP-2901-edit1.jpg

研究サイト-45においてエージェント・██████のオフィスから押収されたSCP-2901のイラスト。[クリックで拡大]

アイテム番号: SCP-2901

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2901の異次元的特性のために、現在のところ物理的な封じ込め手段は存在しません。SCP-2901の関わる事例報告は、追加調査のために機動部隊ファイ-5 ("トワイライターズ") に付託されます。

民間人によるSCP-2901の目撃事例は現場で記憶処理を適用することによって抑制されます。SCP-2901に関する情報がメディアに流出した場合、情報減殺、検閲および撤回部門 (Information Detraction, Censorship, and Rescission Division、IDCaRD) による削除または信憑性低下策が取られます。

現地の職員は可能な限りSCP-2901を避けてください。SCP-2901の調査権限を得た職員は、突発的な周囲の無音化に備えてショートメッセージサービス (SMS) を利用可能な携帯デバイスを所持しなければなりません。敵対的遭遇が避けられない場合、職員は次の手順に従ってください。

  1. 逃走を試みようとしないでください。SCP-2901の追跡行動の引き金となることがあります。
  2. その場から動かず、目を逸らさないでください。
  3. 威嚇を行ってください。衣服を用いて体を大きく見せてください。
  4. SCP-2901が興味を失うか屈服するまで手順3を継続してください。
  5. 物理的接触は可能な限り避けてください1,2。物体を振り回す、または投げつけることによって距離を保ってください。

説明: SCP-2901は知能の低い夜行性の腐肉食性生物で、体高は平均1.7メートルです。SCP-2901は通常、発光組織層を有する2個の大きな眼球を持ち、楕円体型の形態を取って出現します。SCP-2901は鱗翅目3の昆虫に似た、光沢のある微小な鱗片状の鱗に覆われています。SCP-2901は時空間を自由に移動する能力を持ち、これを応用した浮遊、飛行、空間転移などが可能です。しかしSCP-2901は実体を持ち、通常火器による攻撃は有効です。また、SCP-2901は半径25メートル内の空間を無音化することが可能です。この能力の目的や機能は完全には理解されていませんが、隠密性を高めるためだと仮定されています。

封じ込めや抑制に関して複数の手段が未だ検討中です。しかしSCP-2901の捕捉困難性のため、関連する事件はおろか、SCP-2901の存在さえも大多数の民間人の認識するところとなっています。対抗手段は、SCP-2901の情報を保護するための一時的な解決策としてのものです。

IDCARD.png

IDCaRD

情報減殺、検閲および撤回部門

tenartni.noitadnuoFPCS|DRACDI#tenartni.noitadnuoFPCS|DRACDI
内線 7502
Fax 7503


作戦名:

「外科医の写真」

優先度: DALET

部門内利用のみ

前書:

SCP-2901の封じ込め不可能性と公衆化したその知識のため、これらの実体が存在するという民間人の疑惑を鎮めるために特定の手順が確立されなければなりません。以下に、各々のチームが確認すべき「外科医の写真」作戦の概要を示します。

防諜活動:

「外科医の写真」作戦の特性より、SCP-2901に関する情報に追加の防諜手段は必要ありません。SCP-2901に関する情報は財団の主要一覧化データベースから閲覧可能な状態を維持します。機密情報、利用クリアランス、情報の保管に際しては以降も標準手順が適用されます。

要注意情報の特定:

既に稼働中の自動化された仮想エージェントは、SCP-2901に関連する特定のキーワードを定期的に検索し、日毎に要注意フラグの付けられた形で出力します。これらのページは発見時と同様、選択されたチームによりさらに審査されます。その後にページは戦術計画チームに送付され、その深刻度と次の対応策が決定されます。

偽情報活動:

戦術計画チームは疑わしいファイルまたはページを審査し、該当の脅威に関する決定および勧告を行います。IDCaRDの特別サイバースペース部隊は、メディア共有サイト上に数十の「ダミー」アカウントを作成し管理してください。これらのアカウントを用いてSCP-2901の存在やその戯画化に関するコンテンツの利用を広く可能とします。これは、漏洩した映像や画像を模造された偽情報で覆い隠すことが目的です。様々なメディア上で制作され公表される、SCP-2901に関するコンテンツには次のようなものが含まれます。

  • 架空の物語
  • 小細工された写真
  • 半写実的なイラスト
  • 偽の目撃者インタビュー
  • グッズ

財団のフロント企業であるスタジオ・シティ・プロダクションズ (Studio City Productions) は、SCP-2901に加え伝承由来のよく知られた未確認動物の話題を交えた低予算ドキュメンタリーの制作を請け負います。これによってSCP-2901は全ての類似した未確認動物と同様、その実在は非常に疑わしく検証不可能であると一般大衆に納得させる一助となります。

要削除情報への対処:

特別サイバースペース部隊は、公衆がアクセス可能としておくには繊細すぎると判断されたSCP-2901の情報源にも対処します。情報源へのアクセスを遮断するために標準的なサービス拒否 (DoS) 攻撃手順が実行され、その後に元のコンテンツを消去する取り組みが行われます。さらなる調査のため、コンテンツの元の投稿者に関するあらゆる情報は機動部隊ファイ-5 ("トワイライターズ") に引き渡されます。

消去完了後、対象となったサービスは全ての場合において再開されます。DoS攻撃手順が24時間を超えた場合、渉外部門への報告が必要です。

作戦完遂後:

「外科医の写真」作戦はSCP-2901の封じ込めまたは抑制が可能な手段が整備されるまで継続されます。完遂後にも仮想エージェントはSCP-2901に関するキーワードの検索を続けます。これに関する月末報告は、四半期末にその一致性の確認が行われます。作戦中に制作されたコンテンツはアクセス可能な状態を維持されます。


最初に公式に記録された侵入事例は19██年、[編集済]の崩落の後にウェストバージニア州█████ ████████の近郊で発生したものです。これ以降の継続的な野外観察により、SCP-2901は単独性で、非常に縄張り性の強い種であると結論されました。通常、SCP-2901は人間と接触したりその前に姿を現したりすることをせず、発見されると消失または逃走します。

さらなる観察により、SCP-2901は将来の災害、特に複数の死者が発生するものの時間と場所をある程度の精度で予測できることが示唆されています4。これは、通常は災害の1ヶ月から1週間前に被災地の近傍にSCP-2901が突然出現するという報告や記録により裏付けられています。

この期間中には多数のSCP-2901個体が地域に集まることで縄張り争いが発生し、人間が偶発的に敵と誤認されて巻き込まれることもあります。この縄張り防御行動の間のSCP-2901は威嚇のために、自身を発光する大きな雲のような物理的形状に変形させることが可能です。災害の発生後に残留しているSCP-2901個体は、餌が枯渇するまで死体を狂乱索餌のような形で貪り、満腹となった時点で消失します。

IDCARD.png

IDCaRD

情報減殺、検閲および撤回部門

tenartni.noitadnuoFPCS|DRACDI#tenartni.noitadnuoFPCS|DRACDI
内線 7502
Fax 7503


機密指定

優先度: GIMEL


指令:

「外科医の写真」作戦はSCP-2901の「取扱方」とみなされ、偽情報活動という装いの下で実行されます。機動部隊ファイ-5は公衆の認識と概念を許容可能なレベルに維持する上で、活動の持続性と有効性レベルを維持する責任を負います。

「外科医の写真」作戦の目的はSCP-2901に関する情報の保護ではなく、その情報を制御することである、ということをここで明言しておきます。

概要:

SCP-2901の現在の形態は、公衆の認識操作に関する財団の努力の総和です。SCP-2901は一貫した安定的な形態を持たない異次元実体の一群で、継続的に調和した観察を行うことでのみ単一の形態に凝集します。SCP-2901がある安定した物理的形態を維持するには、周囲500キロメートル内の人口集団の75%が、SCP-2901がどのような存在で何を行うかということに関して単一の一致した概念を持つ必要があります。

SCP-2901は当初、ランダムに局地的CK-クラスシナリオを引き起こす能力を持つ非常に不安定なKeterクラス実体として発見され、分類されました。SCP-2901が各観察毎に不随意な変化を起こすということは当時の財団科学者に知られておらず、SCP-2901の不安定な出現形態に関する研究は無益だと考えられていました。米国南部、アパラチア地域の人口密集地での封じ込め違反の際、SCP-2901は多くの人間に暴露されたことによって単一の存在へと徐々に凝集を始めました。

民間人は現地の民間伝承から、SCP-2901は黒い翼と大きな赤い目を持つヒト型生物であると認識し始めました。また、周囲のコミュニティで発生した多大な恐怖感から概念化された、捕食者様の行動と異常な音響作用を進化させ始めました。

財団研究員はこの作用に気付き、SCP-2901を可能な限り民間人から引き離す試みを始めました。しかし定常的な知覚入力が消失したことで、SCP-2901は再び当初の高度に不安定な存在に退化し始めました。SCP-2901が民間伝承における実体を持つ生物であるという人間の知覚的信念の継続を通して、SCP-2901を管理可能な状態に維持するという決定が下されました。1967年のシルバー・ブリッジの崩落と、アパラチア地域でのSCP-2901の現実への侵入は相互に無関係です。しかし世論はこれに納得せず、SCP-2901は将来に起きる他の災害時にも出現するようになりました。これは今日におけるSCP-2901の、未来予知能力を持つ腐肉食者としての振る舞いの元になっています。

SCP-2901がより大人しく管理しやすい方向へと進化するように、財団の開発した概念を徐々に導入する努力を継続してください。

内部防諜活動:

この文書の閲覧はレベル4クリアランスを持つ財団職員のみに許可されます。事実上、他の全ての職員はSCP-2901の知覚的進化に積極的に貢献することとなります。この文書を閲覧する人数は、O5評議会員を含め50名以内に留めることが適切です。







ページリビジョン: 4, 最終更新日時: 03 Apr 2016 16:16
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