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nn5n: scp-1467-JP 9年後の終末論
KeterSCP-1467-JP 9年後の終末論Rate: 5
SCP-1467-JP

アイテム番号: SCP-1467-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1467-JPの性質上その発生を防ぐことは不可能ですが、特別な対策は必要ありません。日本支部の財団職員は、模擬実験において異常な出力結果が観測された際、財団の研究基準法3条14項及び3条16項に従ってください。即ち、仮に不適切な出力結果であったとしても記録を行い、内部データのバックアップを取ってください。もしSCP-1467-JPに該当する内容である場合は、模擬実験の概要、出力結果、内部データの3点を専用フォーマットに基づいたうえで記述し、SCP-1467-JP管理者に伝達してください。

説明: SCP-1467-JPは、財団日本支部で収容しているオブジェクトに関する長期的な模擬実験を行った際に発生する異常な出力結果です。観測されているSCP-1467-JPは全て「オブジェクトの持つ異常性が突然変化し、致命的な収容違反が発生する」という内容を示唆することが分かっています。しかしこの出力結果は誤ったものであり、現実となることはありません。また、それぞれのSCP-1467-JPが観測される模擬実験内での日時は、模擬実験の施行日時から約9年後(以下、SCP-1467-JP発生期間とする)となっています。SCP-1467-JPは再現性が存在しないこと、SCP-1467-JP発生期間外では有意の出力結果が見られる点において、SCP-1467-JPと模擬実験における一般的な失敗を区別することが可能です。
SCP-1467-JPはその特性から、機械の誤動作や人為的なミスだと考えられていました。そのため典型的な模擬実験の失敗程度の認識にとどまり、報告書には記載されることはありませんでした。しかし、SCP-1467-JP発生期間に異常な出力結果が集中発生していることに気づいた███博士の提言により、1998/05/10にオブジェクトとして登録されました。観測は日本支部でのみ確認され、2017/12/01時点までに合計10件が観測されていますが、前述の理由からこれが正確な値である保証は必ずしもありません。
SCP-1467-JPの観測記録の一部は、致命的な情報災害を持つオブジェクトに関するものであるか、または重要な機密事項を含みます。そのため一般研究員が全観測記録を閲覧することは推奨されません。以下は閲覧可能なSCP-1467-JPの観測記録の一部です。全観測記録の閲覧はSCP-1467-JP管理者の承認を得たセキュリティクリアランス4以上のサイト職員にのみ許可されています。

観測記録 SCP-1467-JP-2

模擬実験対象: SCP-450-JP

観測日時: 1987/03/24

模擬実験の目的: 定期的に自己複製を引き起こすSCP-450-JPの廃棄施設を滋賀県██市に建設する。その際の長期的な施設の稼働に伴う近隣環境への影響と、処理物を海上輸送するまでの流通路が正常に機能するかを確認する。

SCP-1467-JPの観測内容: 観測日時から108か月後から114か月後にかけてSCP-450-JPの自己複製速度が約6倍になり、自己複製したSCP-450-JPの異常性を消失させることが不可能となった。

観測記録 SCP-1467-JP-3

模擬実験対象 SCP-542-JP

観測日時: 1997/06/26

模擬実験の目的: SCP-542-JPの異常性が消失した際の、インド洋マレーシア沖における海洋温度をはじめとした諸条件の変化を予測すること。またそれに伴う海洋生態系の長期的な解析を行うこと。

SCP-1467-JPの観測内容: 2007年7月の予測結果内で、海面温度に限定して確認しただけでも同年6月と比較して海洋温度が16.8℃上昇した1。これによって周囲の生態系では致命的な生態系破壊が確認された。

備考: SCP-542-JP群は観測日時以前の19██/██/██から異常性が消失する兆候が確認されていました。またこの模擬実験から十分な時間が経過した、20██/██/██に異常性の完全な喪失が確認され、SCP-542-JPはNeutralizedに分類されました。このことから、Neutrailizedに分類されたオブジェクトについてもSCP-1467-JPが観測されることが予測できます。

観測記録 SCP-1467-JP-5

模擬実験対象: SCP-078-JP

観測日時: 2003/08/22

模擬実験の目的: 内部構造と合金の金属組成を変化させた新収容チャンバー壁面が、SCP-078-JPの熱放射の長期的な影響を受けた際に経年劣化がどの程度発生するかを確認する。またその劣化具合から予測されるチャンバー壁面の交換周期とコストの試算を行う。

SCP-1467-JPの観測内容: 模擬実験開始から3300日後、収容チャンバー壁面のあった位置の観測温度は2.60*108Kを示していた。同時に、わずかに経年劣化の見られた収容チャンバー壁面全体が一瞬で消失した。

観測記録 SCP-1467-JP-7

模擬実験対象: SCP-310-JP

観測日時: 201█/██/██

模擬実験の目的: 過去に生成されたSCP-310-JPについて画像パターン化処理を用いることで、その生成アルゴリズムをより信頼できる形で表すことに成功した。過去5年分のSCP-310-JPのデータを基に生成されることが予測されるSCP-310-JPの形状を解析し、この信頼性を確認する。

SCP-1467-JPの観測内容: 観測日時から3282日後、███枚目に生成されたSCP-310-JPが[削除済]。

インシデント記録-1467-JP - 2008/01/10

2008/01/10にSCP-1467-JPの観測記録の項目が不正な手段で更新されていました。更新内容は1999/12/15に観測されたSCP-1467-JP観測記録1件の追加というものでした。しかし該当するSCP-1467-JPが観測された記録は存在せず、そもそもこの模擬実験が行われた事実すら存在しません。また、更新者は███博士名義のものでしたが、███博士はインシデント発生時から約9年前にSCP-███-JPの収容違反により亡くなっていました。以下は更新されていた観測記録の詳細です。

観測記録 SCP-1467-JP-1376

模擬実験対象: SCP-███-JP-AO

観測日時: 2008/01/10

模擬実験の目的: 周囲の環境を制御することで、異常性を発揮できない状態にしたAnomalousアイテム(以下、これをSCP-███-JP-AOとする)を収容室の机上に置く。その状態で天井付近に固定したものと定義する監視カメラ内の撮像素子の電荷状態を理論的に想定することで模擬実験を行った。この方法を通し、部屋内とSCP-███-JP-AOの映像的な経年劣化の観測を疑似的に行うことを小さな目的とし、より詳細なSCP-1467-JPの観測を行うことを大きな目的とした。

SCP-1467-JPの観測内容: 映像記録を参照してください。

備考: 量子コンピュータを並列稼働して██日間用いることで、1日当たり████回の模擬実験を行うことができました。この観測記録は実験開始から23日後、█████回目の実験で得られたものです。

観測記録 SCP-1467-JP-1376

<記録開始>

18:08:40 カメラは実験室の様子を映し出している。
18:08:43 部屋の外からドアを開けて、白衣を着用したアジア系人種の特徴を持つ男(以下SCP-1467-JP-a)が入ってくる。SCP-1467-JP-aは慌てた様子であり、呼吸が大きく乱れていることがわかる。
18:08:45 SCP-1467-JP-aはドアを閉めてから怪訝な様子で部屋内を見回し、呼吸を整える。
18:09:53 SCP-1467-JP-aは机の上のSCP-███-JP-AOとカメラを交互に確認しながら、目を少し見開く。何か独り言をしゃべっているようだが、画質がひどく悪いため口の動きから内容は読み取れない。
18:09:06 SCP-1467-JP-aは携帯端末を取り出して操作しようとしたが途中でその動作を中止し、机上のSCP-YYY-JP-AOを床へ払い落として机の上に立ち上がる。
18:09:11 SCP-1467-JP-aは笑っているような表情でズボンのポケットから財布を取り出し、その中からカードを取り出しカメラに近づける。カードは財団の身分証明書であり、その顔写真とSCP-1467-JP-aの顔は同一人物であるように見える。名前は「大間 [さんずいに貫]太郎」となっており、身分証明書の最終更新日は2007年となっている。
18:09:17 SCP-1467-JP-aが胸ポケットから小型の電子機器を取り出して自分の手の平に押し当てる。
18:09:24 電子機器をカメラに見せつけるように持ち上げる。パネルには「0.54/0.53 Hm」と表示されており、電子機器の右下には「簡易カント計数機 TH24HC52CP2」と小さく刻印されているのが確認できる。
18:09:35 SCP-1467-JP-aは携帯端末を取り出して何か操作を行っているが、画面の内容は判別できない。
18:10:56 SCP-1467-JP-aは突然無表情となりカメラを見つめて小さく口元を動かしている。また、この時点からわずかに映像が揺れ始めているのが確認できる。
18:11:01 ドアが大きく揺れ始める。SCP-1467-JP-aはよろめきながら机の上に座り込み、頭を強く掻きむしっている。
18:11:17 SCP-1467-JP-aは再び薄笑いを浮かべながら立ち上がり、監視カメラに向かって手を振りながらドアの方向を振り向く。直後にドアが破壊されて部屋の外からSCP-███-JPのような外見を持つ存在が侵入してくる。
18:12:19 SCP-1467-JP-aはSCP-███-JPに向かって跳躍しようとしたが、机の端を踏み切った直後にSCP-███-JPはSCP-1467-JP-aに対して[削除済]、その影響を受けてカメラが定位置から落下する。
18:12:23 カメラが実験室の床に着地する。映像は床の一部を映しており、時折その視点が揺れている。
18:18:47 不明な原因により映像素子の電荷状態が全て「未定義」の状態になる。
18:34:09 映像が突然正常なものに切り替わる。18:08:40の電荷状態が適当に推移したものであることが判明している。

<記録終了>

SCP-1467-JP-aが財団に所属していた、あるいはしているという事実は確認できませんでした。SCP-1467-JPとの関係があると考えられるため、該当人物を発見した場合は直ちに確保し、収容を行ってください。

補遺1: 1996/04/01から1996/10/31にかけての期間中は、模擬実験内でSCP-1467-JP-2が観測された期間でした。しかし、期間中にSCP-450-JPは観測された異質な挙動を示さず、収容違反は発生しませんでした。

補遺2: 2006/07/01から2006/07/31にかけての期間中は、模擬実験内でSCP-1467-JP-3が観測された期間でした。しかし、期間中にSCP-542-JPおよびSCP-1467-JP-3で異常性の観測された海域は観測された異質な挙動を示さず、収容違反は発生しませんでした。また2008/01/10に発生したインシデントの内容を鑑みて、当該期間中は当該海域のうち3点についてのヒューム値の調査を12時間おきに行いましたが、異常値は検出されませんでした。これ以降、SCP-1467-JPの内容に即した現象が発生しないことについては補遺を作成しないものとします。

ページリビジョン: 5, 最終更新日時: 11 Jan 2018 12:20
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