nn5n Foundation
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nn5n: scp-1752-JP 山鳥の尾
EuclidSCP-1752-JP 山鳥の尾Rate: 5
SCP-1752-JP
blank.png
ヤマドリ.jpg

完全な状態のSCP-1752-JPのスケッチ

アイテム番号: SCP-1752-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1752-JPは低危険度オブジェクト収容ロッカーに収容されます。SCP-1752-JP-bは実験時を除きレベル3以上の高度セキュリティルーム内に保管されます。

説明: SCP-1752-JPは山鳥に似たキジ科生物を模した木彫りの彫刻です。一般的な彫刻と異なり、色鮮やかな塗装が施されています。SCP-1752-JPには損傷を与えることが不可能ですが、尾羽にあたる部分は物理的に大きな力を加えれば取り外す事が可能です。破損した箇所は未知の原理により、平均して2~3日間の時間を掛けて徐々に復元します。

SCP-1752-JPは、周辺で特定の条件を満たした人物(以下曝露者)が就寝を試みた際に活性化します。曝露者の条件は以下の通りです。

  • 親しい人物(以下被殺害者)が何者かにより殺害された経験がある。
  • 犯人(以下加害者)が誰なのか判明していない・知らない。
  • 被殺害者の死に対して強い心的外傷を受けている。

SCP-1752-JPが活性化すると、曝露者はSCP-1752-JP-aに指定される異空間に転移します。SCP-1752-JP-aは1100年代当時の長野県██村に非常に酷似しています。この時、曝露者に装着したGPS等の位置信号も同様に██村周辺を示しますが、同地点に曝露者の存在は確認できません。後述するSCP-1752-JP-1に対してSCP-1752-JP-aからの帰還を希望すると曝露者は元居た地点に再転移します。

転移後暫くすると、SCP-1752-JP-a内において、曝露者に人型の実体(SCP-1752-JP-1に指定)が接触を行います。SCP-1752-JP-1は被殺害者と同様の外見を持ち、自身が被殺害者であると主張します。しかしながら、その言動は被殺害者とは大きく異なる場合が多く、大抵の場合は曝露者がその事を指摘し、SCP-1752-JPは前述の主張を取り下げます。この時、曝露者が希望した場合1にはその外見を全高1m程の巨大な鳥類の姿に変化させます。

SCP-1752-JP-1はその姿が人型状態であるか否かに関わらず、発話能力を持ち、日本語を用いて曝露者と会話を試みます。SCP-1752-JP-1は曝露者と暫く会話を続けた後に、非殺害者について言及します。その後、加害者についても言及し、一連の出来事への印象を尋ねます。これに否定的な返答をした場合、SCP-1752-JP-1は曝露者にSCP-1752-JPの尾羽部を取り外すよう勧め、取り外した尾羽(SCP-1752-JP-bに指定)が加害者を捜索し殺害する手助けになると主張します。特筆すべき点として、SCP-1752-JP-1は曝露者が加害者を殺害する事に対して強い執着を見せていますが、詳細は不明です。また、SCP-1752-JP-1はこれに関連して"鬼"や"悪鬼"と称される未知の存在が加害者に寄生している事を仄めかしますが、現在までのところそれらに類する存在は確認できていません。

SCP-1752-JP-bはSCP-1752-JP-1から説明を受けた人物が所持している間のみ活性化します。活性化したSCP-1752-JP-bを所持している人物(以下所持者)は特定の人物(以下対象)を認識すると、対象が非殺害者を殺害した加害者であると確信します。また、所持者は一時的に対象を殺害・機能停止させる用途に限定された非常に強い現実改変能力を獲得します。能力の行使時には共通して、不明な原理で所持者の手元に弓と矢の様なエネルギー実体が出現し、所持者はこれらの実体を媒介として現実改変を行います。実験の結果、ある程度の修練をした人物であれば、対象の捕縛や無力化といった用途の為に能力の攻撃性を最小限に留める事が可能である事が明らかになっています。

補遺1 実験記録:

実験記録SCP-1752-JP

曝露者: エージェント・荒川

備考: エージェント・荒川と行動を共にしていたエージェント・██が未知のオブジェクト(SCP-████-JPに指定)により殺害されている。実験当時はオブジェクトを蒐集院から引き継いだ直後であった。SCP-1752-JPの異常性解明と実用性の把握を目的とした実験。

<記録開始>

[エージェントがSCP-1752-JP-aに転移する。]

エージェント・荒川: 軽い浮遊感に襲われました。どうやら転移したようです。何やら集落の中に居るようです。司令部、確認できますか?司令部?(エージェントが無線機を操作する。)どうやら通信途絶しているようですが、報告を続けます。集落には家屋が10~15程、今はその中心部に近い所に居るようです。半径20m程の円状の広場の様な場所です。井戸の様な物もあります。…見た所井戸が枯れたりとかそういう事は無さそうです。集落全体を見ても整備がされているように見えます。ただ、何やら現代の集落では無いようです。建物も、歴史の教科書で見るような藁葺き屋根になっています。住人は見たところ居ない…いえ、1人確認できました。先ほど言った井戸の近くに居ます。此方には気付いていないようです。あれがSCP-1752-JP-1でしょうか。

エージェント・荒川: あれは…スーツでしょうか。現代的な出で立ちですが…。記録によると死者の姿を模倣するのでしたっけ。とすると██の姿を模倣しているのでしょうか。接触を試みます。

[エージェントが実体に接近する。実体がエージェントの方を振り向く。]

SCP-XX-JP-1: こんにちは。私は██よ。久しぶりね。2

エージェント・荒川: こんにちは、あなたは██ではありませんね?

SCP-1752-JP-1: あら。気付かれた。

エージェント・荒川: 意外にあっさり認めますね。姿は██と瓜二つですが。

SCP-1752-JP-1: あなたを騙すつもりは無い。

エージェント・荒川: 此処はどこですか?

SCP-1752-JP-1: 現世と天国の狭間。私の仕事場。

エージェント・荒川: あなたは一体誰なのですか?

SCP-1752-JP-1: 私は山鳥。神様の使いです。昔は五色の鳥と言われてた。

エージェント・荒川: 神様とは?

SCP-1752-JP-1: 神様は神様。きっとあなたも知ってる。

エージェント・荒川: さっきあなたは山鳥だと言いましたが、人間の姿をしていますね。

SCP-1752-JP-1: 練習した。真似るのは簡単。でも人間の言葉って難しいのよ。

エージェント・荒川: 何故そのような事を?

SCP-1752-JP-1: 元々は恩返しの為。今は神様から貰った仕事の為。

エージェント・荒川: 仕事ですか。

SCP-1752-JP-1: 昔、私の力で悪い鬼を倒したの。死んだ後、神様喜んでた。私を使いにして仕事をくれた。天国に行く人間を迎えるの。人間の言う、死神みたいな物。

エージェント・荒川: では私は死んで天国に行こうとしているのですか?死んだ覚えは無いのですが。

SCP-1752-JP-1: いや、これはそれとは別の仕事よ。あなた、██と仲良かった。でも██死んだ。何で死んだか分かる?

エージェント・荒川: いえ、何か化け物に殺されたという事以外は全く。

SCP-1752-JP-1: そうでしょ。悔しくない?

エージェント・荒川: 悔しくない、と言えば嘘にはなります。

SCP-1752-JP-1: 誰かが人殺す。これ、私が倒した鬼のせい。神様が言ってました。鬼が死んだ時、バラバラになった。人の心に住んで、復活しようとしてる。鬼を殺すには2つ方法がある。1つは人間がみんな良い事をする。嬉しくなると、心の鬼は死んじゃうの。2つめは、どうしようも無い時、私の力で殺せる。人を殺したら、もう手遅れ。私が殺すしかないわ。私のもう1つの仕事。それは鬼を完全に駆逐する事。

エージェント・荒川: では、あなたが██を殺した化け物を殺せると?

SCP-1752-JP-1: 私は此処に居なきゃいけない。だからあなたに力を上げる。私の木彫り知ってるでしょう。それの尾羽を持って行って。木彫りを壊しても良い。神様が治してくれる。私の力、とっても強い。何でも出来る。何でも。でも悪い事に使うとダメ。神様が制御してる。鬼を殺したら、それでおしまい。それをずっと持ってて。鬼が居たら、すぐに分かる。

エージェント・荒川: 分かりました。ではそのようにします。ところで、幾つかあなたに質問しても良いですか?

SCP-1752-JP-1: 今はダメ。ごめんなさい。でも、もし本当に聞きたい事があったら、また来てもいい。もう一度寝れば、また呼んであげるわ。

エージェント・荒川: 分かりました。ではまた伺います。戻る為にはどうすれば良いですか?

SCP-1752-JP-1: 少し待ってて下さい。頑張ってね!

[エージェントがSCP-1752-JP-aから帰還する。]

<記録終了>

メモ: 実験後、エージェント・荒川がSCP-1752-JP-bの獲得に成功。損傷は2日後に再生完了。また、SCP-1752-JPを調査したところ、鳥類のメスを模っていた事が判明した。また、SCP-1752-JP-1が言及した"五色の鳥"に関する文献や伝承について調査が開始された。

実験記録SCP-1752-JP-b

実施方法: エージェント・荒川に実験SCP-1752-JPにて入手したSCP-1752-JP-bを所持させ、SCP-████-JPの調査に参加させる。

結果: 実験中止。下記提言を参照。

SCP-1752-JP-bの実用性及び異常性に関する報告

結論から申し上げると、SCP-1752-JP-bの実用性は非常に低いと言わざるを得ないでしょう。もしもSCP-1752-JP-1を信用するのなら、私の持っているSCP-1752-JP-bはSCP-████-JPの発見に役立ち、その確保にも大きな手助けとなる、その筈でした。蒐集院の記録によると、SCP-1752-JP-b所持者は加害者を認識すると対象を加害者だと直感的に確信するのですよね。ええ、確かに私は調査中に突然、「こいつこそが██を殺した奴だ。」と直感的に理解した瞬間がありました。ここまでは良いでしょう。問題なのは、その対象、私がそいつこそ加害者だと確信したのは、何の関係も無いDクラスだったのです。

勿論すぐさま彼を拘留し、あらゆる検査を行いました。SCP-████-JPが人間を模倣するだなんて聞いた事がありませんでしたが、まだまだ不明な点も多く不可能だと断定するのは早計でしたから。ですが、検査の結果はどこをどう見ても彼がただの人間である事を示し、極め付けには本物のSCP-████-JPが別の場所で確保されました。SCP-1752-JP-bはSCP-████-JPに対して何の反応も示さなかった事は付け加えておきます。

さて、此処に興味深い事実があります。対象となったDクラスは元々殺人罪で死刑となっていました。何が言いたいかと言えば、何も知らない第三者が、彼が██を殺したと知らされれば、違和感なく信じてしまうような人物だったという事です。果たしてこれは偶然なのでしょうか?SCP-1752-JP-1の言っている事を全面的に信用する事はもはや不可能です。ですが、SCP-1752-JP-1の言う"鬼"なる存在が本当に居るとして、彼女の目的があくまでも"鬼"の殲滅なのだとすれば合点は行くのではないでしょうか?つまり、親しい者の復讐をする人間の手助けをする振りをして、"鬼"の宿主である人物を殺させる。復讐をした本人は殺した相手が本当の復讐相手では無いと気付けない。これがSCP-1752-JP-1の作戦ではないでしょうか?

あるいは単に適当な犯人をでっち上げて、SCP-1752-JP-1を信用させようとしているか。いずれにせよ、1つお伝えするべき事があります。つい先程まで、何人かのDクラスに会わせて貰いました。そして、その中にもやはり、「こいつこそが犯人だ。」と確信する人物が複数居ました。そして、彼らは全て過去に殺人を犯した経験がありました。

私はここにSCP-1752-JPに関する更なる調査を提案します。"五色の鳥"に関する情報を集めているのでしたら、心当たりがあります。五色の鳥と言えば、昔話にそれに類する存在が登場した筈です。確か長野の辺りで伝わる民謡だったと思います。SCP-1752-JPの正体が何であれ、何か手掛かりがあると思います。

—エージェント・荒川

以上の提案を受けて、SCP-1752-JP及び民謡に関する更なる調査が開始されました。

補遺2 調査結果中間報告: 調査の結果、長野県██町(旧██村)周辺でSCP-1752-JPに関係すると考えられる民謡が発見されました。また、SCP-1752-JP-1が言及する"鬼"や"神様"についてもそれに類する存在が伝承されている事が判明しました。

██町に伝わる民謡『五色の山鳥』の概要を下に記します。

民謡『五色の山鳥』

昔々、ある所に男が居た。男は母と2人で暮らしており、貧しいながらも充実した生活を送っていた。

ある日の事である。男が街に畑で取れた野菜を売って帰って来た道すがら、鳥が罠に掛かっているところを見つけた。その鳥はゆうに3尺はあろうかという巨大な山鳥で、五色に輝く美しい尾羽を持っていた。男はあまりの美しさに暫時目を奪われていたが、ふと可笑しな事に気が付いた。男の経験上、罠に掛かった鳥は必死に逃れようと翼を騒がしくはためかせているか、それで疲れ切り死んでしまっているかの何方かであった。だが、この山鳥は暴れる訳でもなく、かといって死んでいる訳でもなく、ただじっとその場に佇むばかりであった。それを見て男は理解した。ああ、この鳥は自分が何をしてももはや無駄だと悟っているのだと。自らの運命を受け入れ、ただ狩人が自分を見つけるその瞬間を待っているのだと。その姿をみて哀れに思った男は、悪い事をすると思いつつも、その鳥を罠から外してやった。山鳥は男が罠に手をかけるのを見て少し身を縮めてはいたが、男が自分に何もせず立ち去るのを見てきょとんとしていた。男は暫く家への道を歩いていたが、途中で思いとどまり、せめての詫びとして罠のあった所に野菜を売ったお金を置いていく事にした。男が戻った時、もうそこに山鳥は居なかった。男は数少ない稼ぎを使ってしまった事を母に詫びたが、母は男を咎めるでもなくむしろ良くやったと褒めるのであった。

その日の夜、男の家を訪ねる者があった。男が戸を叩く音に気が付き、扉を開けるとそこには可愛らしい少女が居た。何でも、事情があり家を追い出されてしまったため少し身を置かせて貰えないかとの事であった。男も母もこれを快諾した。(中略)元々貧しい家ではあったが、娘は家事に農作業に誰に言われるでもなく良く働いたため、娘が来てからというもののむしろ生活は豊かになっていった。娘は快活でおしゃべりであった。そんな娘はよく村の者共とおしゃべりをしていたのだが、娘の話す事はいつも男がいかに働き者で有能で男前であるかという事ばかり。そんなものだから村の者共は、ああ、この娘は男の事を好いているのだろうと何となく察して居ながらも、温かく見守っていた。勿論男の耳にもその事は直ぐに伝わっていたが、如何せん歳が離れ過ぎている為同じく温かく見守る事にした。当時にしてみれば歳の離れた夫婦というのは特段珍しいものでは無かったが、男はどうしても娘を女として見る事は出来なかったのである。
(中略)
さて、村にはある噂が流れていた。それは、かの青色の血を持つ悪鬼が隣村を吸い尽くし、もうすぐこの村にやってくるという噂である。元々悪鬼が隣村に住み着いたという話は半信半疑で受け止められていたが、つい先日隣村に出向いた農夫が無人となり荒れ放題となった村を目撃した事でいよいよ信じられ始めていた。そしてあくる日、ついにその悪鬼が村に現れた。悪鬼は手始めに村外れの一家を全員干乾しにしてしまい、こうなりたく無ければ1週間に一度米と野菜をよこせ、さもなければ殺すと言い残して山の方に潜っていった。どうしようかと迷った村長は、神様にお告げを頂く事にした。すると、神様が言うには近くに五色の羽を持つ山鳥が居る。その山鳥の尾羽には強大な力があり、その羽で矢を作り弓で射れば悪鬼など敵では無いという。早速村の男共が駆り出され、1週間の内に山鳥を捕えようと必死になり探した。男は先日五色の鳥を見たと皆に伝え、その近くをしらみつぶしに探したが遂に見つける事は出来なかった。(中略)その間、娘は何か隠し事がある様子だったが、皆の迷惑になりたくないと何も言わず黙っていた。さて、6日目の晩である。こうなれば仕方ないと、村の者共が米と野菜をかき集めている時に、娘は男に伝えたい事があると山奥に連れ立っていた。男は娘が自分を好いていると知っていたので、こんな時に思いを伝えるつもりかと多少訝しんでいた。そして山道の道中、男が五色の山鳥を見つけたその場所まで来ると、娘は男に、自分が五色の山鳥であると話した。男がきょとんとしていると、娘はみるみるうちに姿を変え、やがてあの日の山鳥の姿となった。山鳥は言う、自身の力の源は尾羽である、尾羽を取られてはもはや生きている事は出来ぬ、だが、皆に迷惑はかけられず、何より男に恩返しをしたいと。それを聞き、男は驚きつつも、お前を殺す事など出来ぬと言った。それを聞いた山鳥は、男がそう言うのなら仕方が無いと悲しみつつも娘の姿に戻ったという。これは後に分かった事だが、山鳥はその後村長や村の者共に自分が五色の山鳥であると話したものの、皆一様にこう言ったという。お前を殺すくらいなら米と野菜の少し位ならくれてやる、と。

次の日の朝、悪鬼は再び村を訪れた。村長が悪鬼に差し出した農作物を見て、悪鬼はこう言った。なんだ、たったのこれだけかと。少なくとも、これの2倍はよこせ、と。村長はそれは出来ぬと言った。事実、今集められた農作物は村人達が万が一に備え蓄えていたものの半分もあった。それの2倍ともなれば蓄えは空っぽになってしまい、村はその日を凌ぐだけで精一杯になってしまう。これに怒った悪鬼は、ならば生贄をよこせと言う。流石の村長も困っていると、男が悪鬼の前に立ちはだかった。男が言う、どうか、今日の所は勘弁して貰えないかと。悪鬼はふむ、と考える仕草をした後、こう言った。分かった、今日の所は勘弁してやると。皆が安堵するのも束の間、悪鬼は言う、その代わり、見せしめとしてお前を殺すと。皆がざわめく中、男は言う。分かった、それで良いと。皆が叫ぶ、何もお前が死ぬ事は無いと。村長が言う、死ぬなら後先短い自分が死ぬべきだと。だが、男の決心は変わらず、ただ母と娘を頼むとだけ言い悪鬼の方へ向かっていった。それを見た悪鬼はにぃと笑い、男を今まさに手にかけようとした、その時であった。突如として、頭上に輝く第二の太陽が現れた。悪鬼も村人もあまりの眩しさに目を覆っていると、次第にその姿が見て取れた。それは五色に輝きし虹色の山鳥、かの娘であった。山鳥はその体を一直線に伸ばし、目にも止まらぬ速度で悪鬼に突っ込もうとしていた。これに気が付いた悪鬼は、たかが鳥に何が出来ると右腕を大きく振り、恐ろしい程の轟音を立てながら山鳥に振りかぶった。二者が激突するのに一瞬と掛からなかった。次に男が目にしたのは、赤い血であった。予想に反して、山鳥は粉々に吹き飛び、悪鬼に傷一つ付いて居なかった。悪鬼は口元を邪悪に歪ませ、高らかに笑った。なんだ、本当に大した事無いじゃないかと。だが、男は気が付いた。まだあの目を眩ます程の眩い光は消えて居ないと。男は見た、はらり、はらりと悪鬼の頭上で、五色の尾羽が揺れながら落ちてきている。そして尾羽が悪鬼の頭にちょこんと触れたその瞬間、一体どこにそんな力があったのかと思うほど、悪鬼は一瞬にして粉々に吹き飛び、辺りに青い血をまき散らした。

暫しの静寂の後、誰かが叫ぶ。やった、やったぞ、かの悪鬼を倒したぞと。それを皮切りに村中は歓喜の叫びに包まれた。皆が手を取り、輪になって喜ぶ中、男は1人、地面に落ちた尾羽を拾う。その尾羽はもはや輝いては居なかったが、その持ち主がつい先程まで生きていた事を示す微かな温もりを持っていた。

調査SCP-1752-JP中間報告

県立長野図書館に保管されていた歴史資料中から、██村の民謡に関する記述を含む資料が発見された。以下に特に重要であると考えられる情報を抜粋して報告する。資料の原本は財団ネットワーク内に電子アーカイブされている事に留意せよ。

SCP-1752-JP-1の言及する"神様"について: ██村、及び周辺の地域において、"二面大王"と呼ばれる神格存在の信仰が行われていた事が判明した。当該存在は生と死を司ると伝えられており、生物としての生死だけではなく地位や名誉などの社会的な生死も操れたとされている。この事から地域の有力者によって特に強く信仰されており、資料が現代の物に近くなるにつれて前述の"地位と名誉"に纏わる存在としての記述が特に多くなっている。██村においては代々の地主である██家が二面大王を信仰していた為、民衆の間にも広く認知されていたと考えられる。現在においては██家の末裔とされている██ 幸子氏とその家族がその存在を認知している程度であるが、類似する点が多い事から現在日本国において富と権力の神として広く認知されている██大王と同一存在であると考えられる。これを裏付ける証拠として、二面大王に関する記述が減少し始めた時期と██大王に関する記述が初めて行われた時期が一致している。

以上の報告を受けて、SCP-1752-JP-1に対するインタビューが行われました。

インタビュー記録SCP-1752-JP-1

インタビュアー: エージェント・荒川


エージェント・荒川: こんにちは、また来ました。

SCP-1752-JP-1: こんにちは。それともこんばんは、かな?

エージェント・荒川: おや、前回に比べて言葉使いが変わっているようですね。

SCP-1752-JP-1: 前に来て下さった時は現代の言葉を勉強している途中だったんです。もし失礼があったらごめんね。

エージェント・荒川: 短期間でこうも変わる物なのですね。

SCP-1752-JP-1: そちらからしたら短い時間だったかもしれないけど、此処は時間の流れが遅いの。こう見えて結構暇なんだよね。

エージェント・荒川: それは失礼しました。それで、本日は幾つか質問をする為に来ました。

SCP-1752-JP-1: それは鬼の倒し方について?それとも私自身について?

エージェント・荒川: 基本的に後者を予定していますが、もしかすると前者も絡んで来るかもしれません。

SCP-1752-JP-1: 分かった。それじゃあ何を聞きたい?何でも答えるよ。

エージェント・荒川: では、あなたを基にした民謡がある事はご存知ですか?

SCP-1752-JP-1: いや、初耳だね。どんな感じなの?聞いてもいい?というか聞きたい。

エージェント・荒川: 少し長いですが…。(民謡の概略を伝える。)この中に出てくる五色の山鳥とはあなたの事ですか?

SCP-1752-JP-1: そうだと思うよ。

エージェント・荒川: この民謡の中の出来事は事実ですか?

SCP-1752-JP-1: 殆どそうだけど、一部は美化されてるね。

エージェント・荒川: 具体的に言うとどこですか?

SCP-1752-JP-1: 最後の部分、悪鬼を倒す下りだね。お話の中では私が悪鬼を倒した事になってるけど、本当は違う。まず、私は与作…お話の中の"男"に君を殺せないって言われた後、村長の所に行って、殺された、というと聞こえが悪いけど殺してもらったんだ。お話の中だと村長も断った事になってるけどね。

エージェント・荒川: 成程。

SCP-1752-JP-1: そこから後は神様が教えてくれたんだけど、村長が村人に矢を作らせて、与作がそれを持って悪鬼を倒しに行ったらしいよ。何だ、その、私が散々与作って凄いんだよーって言い回してたから村一番の勇者として推薦されたらしい。その辺りはお話の中でも若干関わってるよね。最後男が立ちふさがるところ。

エージェント・荒川: そうだ、神様についてもお聞きしたい事があるんです。あなたの言う神様とは、二面大王の事ですか?

SCP-1752-JP-1: 確かそんな名前だったと思うよ。長い間顔を見てないからあれだけど、二面ってのは生と死を意味しているんだっけ。要するに死神である私の上司って事だね。誰が死んで誰が生きるのか決めるのは神様なんだよ。実を言うと、将来は私がその役を引き継ぐ予定なんだ。悪鬼の騒動で私は言ってみれば神様に名指しで死ねって言われた訳だけど、その裏には後継者が欲しいから高位存在を自分の手元に置きたかったってのがあるらしいね。政治の事はさっぱりだからよく分からないけど。

エージェント・荒川: 貴重な情報提供ありがとうございます。

SCP-1752-JP-1: いやいや大した事じゃないよ。ところでさ、そっちの世界で不死の人間って聞いた事無い?

エージェント・荒川: 不死の人間、それまた何故ですか?

SCP-1752-JP-1: 私はさ、ずーっとずーっと長い間此処で働いている訳。さっきも言った通り時間の流れも遅いってのにさ。そんな私の楽しみと言えば、あの人に、与作にもう一度会う事。与作程の人が天国に来ないなんて事は有り得ないし、神様だって悪鬼事件の立役者を地獄に落とすなんてまずしないだろうに、全然こっちに来ないんだよね。だから、私は与作が今も生きてるんじゃないかなって思うんだ。

エージェント・荒川: 事情は分かりましたが、不死の人間とは聞いた事がありませんね。

SCP-1752-JP-1: そっか…。じゃあ、ものすごーく長生きしてるって事かな。

エージェント・荒川: 少し此方でも調べてみます。不死や長寿に関して詳しい知り合いがいますので。

SCP-1752-JP-1: 本当!それじゃあお願いするね。与作に会ったら色々話したい事が沢山あるんだ。

エージェント・荒川: …その、ちょっといいですか?

SCP-1752-JP-1: どうかした?

エージェント・荒川: 出来れば、次会う時からはその姿…██の姿以外でお願いできますか?

SCP-1752-JP-1: え、いきなりどうしたのさ。

エージェント・荒川: いや、死んだ知り合いが、そんな子供みたいな笑顔になるのを見るのは精神的にちょっと。個人的なお願いですみません。

SCP-1752-JP-1: 個人的も何もここには君と私しかいないんだから君の意見を尊重するよ。そうか、君の友達を殺した鬼はまだ見つからないのかい?

エージェント・荒川: 見つかりはしましたが、どうも違う気がしてならないんです。というよりあなたならもう今どんな状況か知っているのでは?

SCP-1752-JP-1: いや、私の力は今神様の管轄だから何が起こっているのか分からないんだよ。

エージェント・荒川: 成程。実は今不可解な事が起きていまして…。

SCP-1752-JP-1: 待って、今神様から君を直ぐに返すよう連絡が来たんだ。何でも今すぐ私と話したい事があるらしい。悪いけどまた今度でいいかい?

エージェント・荒川: それなら仕方ありません。ではまた来ます。

SCP-1752-JP-1: またね!


メモ: そもそもが二面大王が存在するのか、悪鬼とは何なのか、天国と地獄とは、そんな根本的な部分を調査しない事には今回得られた情報の信憑性を議論する事すら出来ない。引き続き民謡に関する調査は進めるとして、この手の専門家を招集する必要がある。

—小倉博士

補遺3 第二回調査結果中間報告:

SCP-1752-JP及び二面大王について関係があると考えられる、██村村長一族の末裔██ 幸子氏に、民間の歴史学者を偽装してインタビューを申し込んだ所、体調不良を理由に書面での回答が行われました。

SCP-1752-JPに関する書面での質問に対する幸子氏からの返答

いつも研究ご苦労様です。先日頂いたインタビューの申し出をお断りしてしまった事、改めてお詫び申し上げます。さて、頂きました質問に早速答えさせて頂きたいと思います。

民謡の真偽についてですが、こちらについては私自身先祖より伝承されてきた民話を知っているに過ぎないという事を予めご了承下さい。悪鬼が出現されたと言われているその当時に記された文献を見つける事が出来ましたので、そこに書かれていた内容を事実であると仮定し、民謡の内容と比べるという形で今回はお答えさせて頂きます。

まず1点、私の先祖が五色の鳥を探し始めた時期ですが、どうやら悪鬼が現れる以前より五色の鳥を捕らえる命令は出ていたようでございます。命令、と言いましたのは、当時の先祖は民話にあるような村人と親しい村長などではなく、その辺り一帯の殿様のような身分でございました。当時にしてみれば一介の農家に過ぎない一族がそのような地位に就く事は異例中の異例でございましたが、文献によりますと二面大王様のお力添えがあったようです。その影響で領地一帯に氏神様であった二面大王様が広く知れ渡った事を考えると、大王様にとっても悪い話では無かったのでしょう。また、どうやら五色の鳥を捕らえる事を望んでおられたのは二面大王様らしく、我が一族は二面大王様に何かをして頂く対価に大王様がお望みになる物を献上してきたとの事ですから、その時も何か大王様にお願いをしようとしていたのかもしれません。

ともかく、その命令により捕らえられた五色の鳥を、与作という男が逃がしてしまった、という出来事があったようです。これが民話の冒頭部分でございましょう。殿様の命令に逆らった訳ですから、時代も時代でしたし与作に対する風当たりが多少悪くなっていたようでございます。村民からも腫物扱いされていたそうでございます。

そんな中、与作の家に1人の少女が住み着いたらしいのでございます。その少女はとても活発で、村民の手伝いなども率先して行っていたそうですから、村民からの評価は非常に高かったとされております。そんな少女が与作の事を良く言うものですから、次第に与作に対する悪い評判も消えてしまったと。民話の通りこの少女が山鳥だとすると、これが与作への恩返しなのでしょうか?文献を読んだ私の所感で申しますと、この少女の一連の活躍は無意識無自覚の物であると考えますが。多少天然で空気の読めない所があったようです。そこも含めて皆に愛されていたようですが。勿論、ただ1人我が先祖様を除いてではありますが。先祖様は与作に好意を寄せるこの少女の事もあまり良く思っていなかったようです。また、どうやらこの時既に少女の正体が五色の鳥であると気が付いていたようであります。

この後悪鬼が現れ、村に農作物を要求する所まではおおよそ文献と一致しますが、気になる点が1つ。どうやら先祖様は悪鬼の現れる時期を相当前から知っていたようでございます。それどころか、民話に語られていない悪鬼の姿形や生態、好物や弱点まで。興味深い事に、悪鬼の誕生に二面大王様が関わりになられていると思わしき記録までございます。

その後少女が先祖様の家を訪ね、自身の正体を曝露したとありますが、ここにも民話と記録に差異がございます。民話によると、村長は少女を殺す事を拒否したようですが、先祖様はこの申し出を承諾したようです。むしろこうなる事を予想していたかのように、何やら事前に儀式の手筈を整え、二面大王様に生贄として捧げたとされております。

そしてご先祖様は五色の鳥の尾羽をもって矢を作らせました。さて、公式な記録ですとこの後矢と弓を与作に与え、与作が無事悪鬼を討伐したとされております。ですが、非公式の記録、具体的に申し上げますと、先祖様の日記には、全く異なる内容が書かれております。何があったにせよ、個人的な意見としましてはこのような時に公式の記録程当てにならない物はありません。きっと何か隠したいやましい出来事があったに違い無いでしょう。それを踏まえた上で私なりの推論を申し上げますと、悪鬼を討伐しに行ったのは、与作ではなくご先祖様自身です。そして、恐らくは悪鬼の討伐に失敗しました。先祖の日記によりますと、ご先祖様は霊力の籠った矢で悪鬼をバラバラに粉砕したとされています。ええ、バラバラにしてしまったのです。悪鬼はバラバラになった程度では死にはしません。勿論1つ1つの欠片はオリジナルに比べて非常にか弱い存在ですので、それらを潰してゆけば簡単に悪鬼を殺す事は可能だったでしょう。しかし、ご先祖様はそうしなかった。悪鬼を砕いた時点で、自惚れ慢心してしまったのです。私は迷信染みた話は嫌いで、正直な所先程まで述べた内容も信じてはいませんが、もし仮に悪鬼が本当に存在したのであれば、悪鬼は今も生きています。

因みに、私の住んでいる地域に同じく伝わる迷信として、悪鬼が心に住む、というものがあります。人が悪い事をするのは悪鬼が心に住んでいるのだと。いつからだったか、五色の鳥の民謡と合わせて、最後に砕け散った悪鬼が人々の心に住み着いているのだ、などと語られるようにはなりましたが、これは本当の本当にただの迷信です。例え悪鬼が存在したとしても、悪鬼が人の心に住む事など出来ません。それに、悪鬼が砕け散るその以前からも悪さをする人間というものは存在しました。私はこの伝承を聞くたび、どうにも人間の責任を他の物になすりつけようとしている気がしていけ好かない気分になってしまいます。

閑話休題、私が話せる事はこの位になります。何か役に立てれば良いのですが。

一体君たちが何を頼んで来るかと思えば、例の山鳥に関する件だとは。確かに元蒐集院所属である俺なら知り合いに頼んで何らかの情報を得る事は可能だろう。だが俺でも例の山鳥の謎を解くのは非常に骨が折れるとだけは伝えておく。あんなに神格存在や人間の謀略が絡んでいるアイテムなど本当なら触りたくも無い。後でそれなりの要求はさせて貰う。

さて、実体は君たちに神格存在の後継者になると言っていたな?まずそれは有り得ない。そもそも神格存在に後継者なんて必要ないだろう。彼らには老いも死も無いのだから。だが、それに近い事をしようとしている、むしろした可能性は十分に有り得る。即ち、役職の譲渡。神格存在だろうが何だろうが、一度に複数の仕事をしようとすると効率が落ちるし、1つ1つの仕事の質も下がる。よく、こいつは何とかの神であり同時に何とかの神でもある、とかあるだろう。そういう複数の役職を持っている奴ってのは、大抵ランク付けをすると下位に位置する奴が多いんだ。むしろ俺は何とかの神だ、って一本に絞ってる奴の方が上位に位置する事が多い。無論、万物の神とかいう例外はあるけどな。

ここまでは理解できたか?ここで1つ面白い話をしてやろう。神格存在にもな、出世欲や野心を持ってる奴は多いんだよ。主にさっき言った下位の連中だ。特に土着神が何かの弾みで有名になったりするとそうなる事が多い。じゃあそいつらが上位神格になる為にはどうするか?もう分かるよな、要らない役職を捨てて一本に絞るんだよ。実際そうやって力を付けた奴なんてごまんといる。だけどまあ、役職を捨てるなんてそう簡単に出来る訳が無い。そりゃそうだよな。例えば森と大地の神が今日から大地一本に絞りますって言ったら、森は一体誰が管理するんだよって話になる。もしそこで誰も森を管理する奴が居なくなれば、まあ、恐らく俺達の仕事が増える事になるんだろうな。ご自由に想像してくれ。

じゃあどうやって役職を捨てれば良いと思う?人間と同じだ、誰かに仕事を押し付けて、こいつがやってくれるから大丈夫ですって宣言すれば良い。ついでに責任はこいつが取りますってな。但し、ここでも適当な奴をほいっと連れてくるだけじゃ周りを説得できない。こいつなら任せられるって理由が無いと駄目だ。勿論の事、でっち上げればいいんだけどな。人間と同じだ。

それじゃあ山鳥の話に戻ろうか。山鳥は元々上位存在だった。取り合えず神になる為の第一条件はクリアだな。それじゃあ押し付けられる役職に適しているか。とはいえ、別にその仕事に適しているかなんて考える必要は無い。何らかの功績があれば良い。じゃあ山鳥の功績はと言うと、なんと強力な悪鬼をぶっ殺してるじゃないか。これは文句なしだな。…だが、ここで問題が発生した。何と、悪鬼を倒し切れていなかったんだ。でも、別にそれ自体は問題ない。倒し切れなかったなら今度こそ倒せばいい、神話とかでもよくあるだろ、倒せたと思ったら倒せて無かったパターン。実は現代にある戦争なり病なりはこいつの残滓だったんですパターン。今回もそのパターンだったようだな。悪い事をする奴がいるのは悪鬼の破片が心に住んでいるから。そいつらを殲滅するのは山鳥君しか出来ません。わお、まさに適任じゃないか!しかも善い行いをすると心の悪鬼が弱まります、なんていう人間への教訓付き!これは誰も文句を言う奴は居ないだろうね。めでたしめでたし。

でも、そうじゃないんだろう?結論から言おう。こいつは二面大王とやらの壮大なマッチポンプだ。自分で悪鬼を作り出し、山鳥の力で殺させる。山鳥の力は死後二面大王の制御下にあるんだろう?だったら悪鬼を砕いたのも二面大王の仕業だ。村の地主も良い駒として使われたんだろう。悪鬼を倒した勇者という名誉をエサにして、対外的には悪鬼を砕いた犯人に仕立て上げた。聞いたぜ、██家の勢力は今じゃ見る影も無いそうじゃないか。信者の増えた二面大王には最早不要な存在だったんだろう。後は山鳥に尻拭いをさせればいい。最も、生き残った悪鬼自体創造主たる二面大王の力に掛かれば直ぐに消せる、というか消したんだろうけどな。自分が悪鬼を作ったとバレない様に、殺人者に居もしない悪鬼の存在を押し付けて、山鳥に殺させてるんだろうさ。

あとは与作の行方だが、想像に難しくは無い。恐らくは術式に組み込まれて、皮肉なことに山鳥の近くに居るだろうよ。俺もあの場所、お前達の言うSCP-1752-JP-aに行った事があるが…。あれが現世と天国の狭間?笑わせるな。俺はあんなに見事な地縛霊の作り方を見たことがねぇ。場所だけじゃなく時間にまで繋ぎ止めていやがる。一体何を使えばそんなに魂を縛り付けられる事やら…。一度山鳥本人にアイテムを使わせてみろよ、間違いなく活性化するぜ。晴れて与作と再会できるだろうよ…。

最後に、ちょっとしたデータをプレゼントしてやる。ここで思い出すべきは、山鳥は一体二面大王から何の役職を譲渡されたかだ。結局神様だろうが人間と変わらねぇ。金と命、果たしてどっちが大切なのかね?


二面大王と██大王各種データ比較

二面大王 ██大王
主な役職 生と死(社会的な生死も含む) 富と権力
認知者数(最大) 10890人 129367870人
寄付金/年(平均・現代円換算) 約300万円 約2兆6000万円
page revision: 4, last edited: 06 Nov 2019 12:40
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