nn5n Foundation
Branch of SCP Foundation
nn5n: scp-3391 人工の神
SafeSCP-3391 人工の神Rate: 40
SCP-3391

前書


以下の文書は、財団外時間大深度アーカイブから得られた現在の文書の旧版であり、現在では無力化されたアノマリーを描写しています。情報の矛盾は明らかです。各職員は、SCP-3391の現在の文書の文脈を把握する目的で、この文書が公開されていることに留意してください。

この文書を閲覧することにより、貴方は自身がプロジェクト・ハブリスもしくはO5評議会の一員であると示したことになります。もし貴方が誤ってこの文書を発見、もしくは前述の条件なしにアクセスしたのならば、ウインドウを即座に閉じてください。未認可でのアクセスは記憶処理、財団からの解雇、あるいは/および終了により罰せられます。

アイテム番号: SCP-3391

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: ギリシャ政府との協力の下、SPAMI1環境保全に偽装した海上軍事排他領域がSCP-3391から9 km範囲に設置されました。接近する民間及びその他の船舶は引き返させなくてはなりません。範囲を突破しようとするあらゆる船舶は停船させ、その乗員はその後記憶処理されます。2隻の財団の軍用船舶が常にパトロールし、同時にSCP-3391のモニタリング基地として機能しなくてはなりません。

SCP-3391とその副実例の自己収容的な性質のため、SCP-3391を積極的に収容する活動は実施されません。収容は民間人のアノマリーへの暴露の防止と、現地の生態系への影響の研究を主とします。

2016/05/16: SCP-3391-3はサイト-104の地下の通常型サイオニック隔離ロッカーに収容しなくてはなりません。SCP-3391-3を障壁されていない筋組織もしくは小型の哺乳類や魚類に暴露してはいけません。2016/05/27: SCP-3391-3の破壊により、当該アノマリーの収容プロトコルはもはや不要です。

アップデート2016/05/27: SCP-3391に関する最近のイベントにより、アノマリーはKeterへと再評価され、合意された現実への脅威および潜在的な終末論的脅威と指定されました。実体の収容、及び最終的には終了のために、軍事作戦が採られなくてはなりません。

FalseA1

初期収容の試みの最中、ドローンにより撮影されたSCP-3391-1実例の接写画像。

説明: SCP-3391は リビア海、クレタ島の南、██.█° █、██.█° █の海面下 ███mに位置する未分化組織の不定形の塊です。ソナーによる探査では塊は約16 km²の海底を覆っています。回収されたサンプルは、構造物の表面は主として哺乳類の心組織で構成されていることを示しました。深部組織の分析はSCP-3391-1およびSCP-3391-2の存在により実施できていません。

SCP-3391-1はSCP-3391周辺の海中に存在する海棲性の野生生物です。全てのSCP-3391-1生物群は、SCP-3391周辺の海域に生息する非異常性の典型的な生物が変異もしくは修正された種のように見えます。記録されたSCP-3991-1実例のほとんど全てが、生育不能な臓器の形態、付属肢の欠損、その他の生得的な有害な特徴といった、冗長もしくは有害な修正を備えています。SCP-3391-1生物群は極度に生殖能力が高く、他のあらゆる実例との間に子を作ることも可能であり、その数を常に█████から██████に保っています。SCP-3391-1がどのようにして安定した数を養っているのか不明です。これまでのところ、他の物質を代謝、消費する必要を見せた実例はありません。捕獲されたSCP-3391-1実例は、栄養素の摂取なく無制限に生存しましたが、物理的な外傷、窒息、焼却といった通常の方法で終了できます。SCP-3391-1は一般的におとなしい一方、数種類の大型の実例は明らかに職員に敵対的であり、アノマリー内部及び周辺での活動を困難にしています。

SCP-3391-2はSCP-3391-1実例により産生される排出物です2。SCP-3391-1の高い死亡率と出生率により、SCP-3391-2は現在海底の██ km²を覆っており、塊の中心部近くでは20m近い深さがあります。SCP-3391-2は恒常的にSCP-3391に吸収されており、その際に死細胞は再度動き、自らをSCP-3391の表面に同化させています。このことにより、SCP-3391は時間と共に巨大化しています。SCP-3391から引き離してもこの行動は続行し、SCP-3391-2が腐敗することはありません。

ソナー探査ではSCP-3391は海底から300mの深さに達していると判明しました。SCP-3391周囲の水の分析では、SCP-3391の近傍ではレプチンやエストラジオールといった数種類の外来性生物由来物質を、発がん性のある濃度で含んでいることが示されました。これらの物質の生成源は不明ですが、その存在はSCP-3391-2が出現する範囲に限られており、世界全体への影響は発生してません。

FalseA2

亀裂の映像。ベータのボディカメラから撮影。

補遺3391-1:

2016/05/15、財団のパトロール艇がSCP-3391収容領域内部及び周囲での、水中の巨大な黄色い噴煙、SCP-3391-1の移動、そして小規模な地震といった大規模な異常活動を報告しました。ソナー探査ではSCP-3391の中心に巨大な腔洞の生成が確認されました。短い議論のあと、管理者代行F████ G█████はMTFガンマ-6("深海養殖業者")に調査を命令し、当該部隊は即座に構造物の調査に出発しました。

MTFガンマ-6は目標の潜水ポイントに現地時間██:██に到着しました。4人のエージェント全員が通常型深海潜水キットを装備し、エージェント・ルーモア(アルファ)は秘術的サンプル収集装備を運んでいました。管理者F████ G████の考えにより、構造の変化のマッピングとサンプルおよびアノマリー内部のその他の要注意物品の収集を目的とし、作戦は██:██に探索潜水艦SCPSイアーゴーから開始されました。

<MTFガンマ-6: ログ開始>

アルファ: こちらルーモア。チェック、ガンマ-6

ベータ: オマール準備よし、チェック。

デルタ: 準備完了、潜水できる。

イプシロン: イプシロン、チェック。

アルファ: コマンド、潜水開始の許可を。

司令部: 潜水開始を許可する。ガンマ-6、作戦開始してくれ。

<SCPSイアーゴーの予圧チャンバーは水に満たされる。ガンマ-6は水に沈む。チャンバーはSCP-3391の上方およそ40mに開く。ガンマ-6はSCP-3391の外、亀裂の近辺を泳ぐ。数体のSCP-3391-1実例が水中にいる。>

デルタ: ジーザス。こんなに近くで見るのは初めてだ。

アルファ: コマンド、我々はSCP-3391-2に接近している。聞こえるか?

司令部: 聞こえる、音質は良好だ。電磁気の障害はない。

イプシロン: ヘイ、この黄色の煙は何だ?警戒する必要はないのか?サー?

デルタ: わかっている限りでは、これはただの生物的な脂質とタンパク質の混合物だ。不活性だが、いずれにせよ気をつけていけ。アルファ、測定値はどうだ?

アルファ: プローブが出していたものと同じだ。カント計は92で安定している。水圧は47バール。何も異常はない。

<MTFガンマ-6はSCP-3391の開口部、"亀裂"と呼んでいた部位に近づき、後述のように認識する。SCP-3391-1実例が近づいて来るのが見えるが、職員たちには反応しない。無関係の会話は短縮のために削除された。亀裂に接近すると、生物性の黄色い物質のために視界は悪化していく。>

デルタ: コマンド、亀裂に来たぞ。

ベータ: およそ幅12メートル、長さ200メートルくらいだ。底は見えない、タンパク質のカスが多すぎる。本当にこの黄色いものは無害なのか?

司令部: スーツに包まれていれば大丈夫だ。腐食性や反応性はない。

イプシロン: オーライ。ソナーマップの計測では200メートルの深さがある。デルタ、この手のものに関しては君が一番経験がある。どう対応する?

デルタ: 装備を準備して周りに気をつけろ。こんな霧の中では何があるかわからん。ベータ、ハーネスを亀裂の開口部に固定してくれ。進入する。コマンド、イアーゴーと脱出ゾーンから目を離すな。

ベータ: 了解。

司令部: 了解。

<ベータはステークを何本かSCP-3391-2に打ちこむ。梃子として機能するのに十分に固定されていると思われる。MTFガンマ-6はハーネスをステークに固定する。>

アルファ: 亀裂に入るぞ。

司令部: 了解、チーム。できる限り交戦は避けろ。

デルタ: 了解。潜行する。

<チームは水を掻き分け亀裂に入る。構造物の壁は見えない。2分後、彼らは亀裂の底に到着する。>

アルファ: オーケー。着底した。水のサンプルを収集する。ウワ、底面は全面粘着質だ。まるで……生肉だな。赤くて健康そうだ。表面の茶色いものとはまるで違う。

デルタ: 亀裂が振動しているようだ。コマンド、そちらで地震は感知できるか?SCP-3391はまるで……飛び跳ねてるようだ。50bpmくらいだな。

司令部: こちらでは感知できない。アノマリー内部に限局しているのだろう。

アルファ: オーライ。では壁を見つけよう。何か見つかるかもしれん。

<MTFガンマ-6は北東部へ4分間にわたって歩く。彼らは突き立った壁にぶつかる。その上方は黄色い霧の中へと消えている。この時点で、彼らは表面上の亀裂の範囲を超えている。壁には大きな縦長のスリットがあり、周囲にはスジのある組織の長いヒダがある。それは周期的に痙攣している。この時点で、司令部との距離によりチームとの通信が失われる。以降の会話と映像はミッション終了後にチームの録画デバイスから回収されたものである。>

アルファ: コマンドとの通信が切れた。ここからは俺達だけだ。

ベータ: じゃあこの壁の、デカいアソコの話でもするか?

イプシロン: これはポータルというか、ドアだろう。ハンガリーでこの手の有機的な構造物を見たことがある。これは人間の作ったものだろうな。

アルファ: この中で抵抗にあう可能性はあるか?

イプシロン: -1対策の装備はあるが、ドアの向こうに何があるかの予測はできない。銃を離さないようにしよう。

デルタ: ちょっと待て。アノマリーに触れている。俺のテザーを持っていてくれ。

<デルタはヒダの端に触れる。数秒で彼はスリット中心に到達する。彼は開口部へと強く引かれて入る。彼のボディカメラは約15秒間、腸組織の通路を走る速い動きを撮影する。その動きは蠕動に似て、前方へ送り出しているように見える。デルタは開口部から排出され、大きな半球状の部屋に出る。ドーム状の屋根は大部分が有機的な方解石でできており、床面は脂肪と軟骨の混合である。いくつかの家具があり、部屋の反対側には3つの括約筋に似た皮膚のヒダがある。部屋には水がない。>

デルタ: ジーザス!アノマリーを引かれて通り抜けた。肋骨が折れたんじゃないかと思う。何か丸い部屋の中にいる。大きな、円形の部屋だ。外よりもっと肉っぽいが、さらに新鮮で、健康に見える。うまい言葉が見つからないが。

イプシロン: 俺も入る。

ベータ: 続くぞ。

<アルファ、ベータ、イプシロンがアノマリーに入り、デルタに合流する。3人全員が空洞に出る。>

アルファ: オウ、ゴッド、床面は全体的に粘着質だ。ちょっと待て、サンプルを取る。

ベータ: この場所は家かテントのようだな。マットレスやテーブルがある。人が長い間住んでいたようだが、だいぶ前にいなくなったようだ。スーツのおかげで匂いがわからないのは幸いだな。

イプシロン: 奇蹟論的なものもあるな。ボライン3、聖杯、塩の塊……

アルファ: 高いヒューム反応もあの'ケツの皺'から検出している。

ベータ: 何でここは何もかもグロいんだ。最初はクリで今度はケツの穴かよ。

イプシロン: 慣れろ。"深海養殖業"と呼ばれるには理由がある。

デルタ: 必要ないことは喋るな。ヒダを左から調べる。

<イプシロンは開口部に入り、1つめの部屋を去る。次の部屋は明らかに大きな書斎であり、数点の紙束や巻物、その他の調度品がある。彼はそれらを収集して部屋を調べる。そこは綺麗に使われてきたように見える。>

イプシロン: 何も重要そうなものはないな。何冊か本はあるが無視しよう。本棚、テーブル……この場所には最低でも12人の人間がいたようだ。

アルファ: ここのサンプル採取は終わりだ。もう1つへ行こう。

<アルファは右側の括約筋へ入る。その後ろは、大きな廊下であり、両側にいくつかの似たような、だが弛緩した開口部がある。>

デルタ: 何か見つけたか?

アルファ: 多くはないな。部屋を見て回ったが、二段ベッドや替えの服、普通の食物くらいしか見つからない。みな最近のものに見える。服の作りからして、現代って意味で最近だ。俺たちは活動中のアノマリーの中にいると思うか?

イプシロン: いいえシャーロックさん。これはSCPだ。俺のいる所から見るとむしろ再生されたアノマリーだ。お客はとても落ち着いて過ごせるだろうな。

アルファ: 俺のところには誰もいない。DNA反応がある。研究室の奴らに見せてみよう。誰がここに住んでいたか判定できるかもしれん。デルタ、中央の部屋に関して何かあるか?

デルタ: テーブルの上に並んでいる奇蹟論的な道具を見てみた。いくつかはとても粗末な作りだ。ここに住んでいたのが誰にせよ、アノマリーが最初にできた後に来たんだ。今の所わかったことからして、そいつらはまだここにいるかも知れない。

<アルファとイプシロンは中央の部屋に戻る。>

アルファ: ああ、そうだな、すぐにそいつらと会うことになるんじゃないか。最後の部屋のシグネチャーの読み値は安定している。カント計ではおよそ300。

イプシロン: そいつは動いているのか?

アルファ: いや、気づいているようには見えないな。今の所、ただごちゃ混ぜの思考がぼんやりとあるだけだ。気づかれているのか心配か?そいつは確実に俺たちが見えていないぞ。

ベータ: では行こうか。

<MTFガンマ-9は中央の括約筋へ入る。その中は15メートルほどの長さでわずかに下へ向かう廊下であり、主として心組織でできている小さな円筒形の部屋に開いている。何体かの骨が壁に埋め込まれており、最低でも5名の別々の人間の残骸が表面に確認できる。部屋の中央には指揮台ほどの大きさの台があり、小さな心臓が載っている。規則的に鼓動しており、部屋全体もそれに同調して収縮している。>

デルタ: よし、少なくとも来客に何があったかはわかったな。

ベータ: ああいうふうに飲まれたくはないな。だろう?

イプシロン: バカじゃあるまいし。俺たちに知識がある限り、ああはならないよ。

ベータ: あの心臓は人間のものじゃないぞ。部屋全体があれと一緒に揺れている。あれを研究所に持ち帰るべきか?

デルタ: まだ触るな。何が起こるかわからないからな。アルファ、どう思う?

アルファ: 十分安全だ。あれに意思はなさそうだし、EVEすらそれほど多く発していない。あのエネルギーは内的なものだ。言うなれば、眠っているタイプ・グリーンだな。

ベータ: つまり傷つけようとはしないと?

アルファ: 意図的にはな。

イプシロン: 何にせよ、取っても良いということか。

<イプシロンは心臓を掴み、台から持ち上げる。それは特に抵抗なく離れる。台との接触が無くなると、心臓と部屋の鼓動は止まる。>

デルタ: クソ、アノマリーにダメージを与えたかもしれないな。まあいい、やってしまったことは戻せん。目的はこれで果たしたか?

アルファ: サンプルは収集した。

イプシロン: データ装備は全部あるぞ。

ベータ: メインの部屋からの道具をいくつか。

デルタ: 問題ないようだな。行こう。

<MTFガンマ-6は開口部から戻り、SCPSイアーゴーに泳ぎ戻り始める。司令部は彼らが亀裂を離れるとすぐに通信を回復する。ミッションは特に事案なく終了した。>

事後レポート:

MTFガンマ-6のミッションは成功と考えられました。SCP-3391からの'心臓'4の除去は、アノマリー全体には外見上の影響を与えませんでした。SCP-3391周辺の黄色い物質は数時間で海へと拡散しました。粘液の分析からは、様々な有機的なタンパク質と脂質が発見され、一部は自然界に存在しないものでした。通常の分析では、それは両方の有機物質の、非異常性の発生源であり、研究所での試験では、摂取しても安全であると結論されました。周辺地域の海水中の濃度は、情報撹乱が必要になるほど高くはないと判断されました。

チームはいくつかの要注意物品を回収しました。それらのいくつかは以下に目録化されています。フォローアップ潜水調査では、MTFガンマ-6が入った部屋、あるいはSCP-3391内部の注意を引く特徴を再発見することはできませんでした。ガンマ-6に取り付けられたカメラの精査からは、入り口のチャンバーは、様々なアーティファクトと薄く刻まれた碑文から、様々な奇蹟論的な活動の際にEVEの反動を減衰させるよう働いていたと考えられることから、大型の奇蹟論的物品のための収容容器であったようだと結論付けられました。

SCP-3391-3:

SCP-3391-3はSCP-3391内で見つかった部屋の中心の台から回収されたオブジェクトです。これは肺動脈、肺静脈が開口すべき部位が厚い心組織で覆われていることを除けば、物理的および分子的に非異常性の人間の心臓と一致しています。露出した筋組織の近くに置かれると、SCP-3391-3は安定した収縮を開始し、露出した筋肉に同じ速度での異常な収縮を引き起こします5。試験によると、小型の哺乳類に対し、性的衝動や食欲を亢進させる弱い強制効果があることがわかりました。

収集された物品:

数点の文書や物品がSCP-3391から回収され、多くは旧時代風のデザインでした。合計して、ガンマ-6は3点の巻物、1冊の本、現在では目録化されている異常な物品1つ6、そして生贄のナイフ、保存された人間の臓器、ルーンの刻まれた石版といった多数のサーキック7の儀式に一般的に存在する物品を回収しました。文書の1つはこれらの起源に関連すると考えられ、以下に転載されています。

回収された文書の抜粋: "不死の王国への旅"8

4日目、ガイドが"ヴォルタール"と呼ぶ、彼らの文化での何らかの敬意を持たれる地位の女性を連れてきた。彼女は名を名乗らず、私も其れを聞くべきでは無いのだろうと思った。我々は真昼に出発し、何時間も彼女について歩いた。正直言うと、私はだんだん苛立ってきた。我々の歩いた路は寒々として殺風景だった。私は一度は彼女は我々を罠にはめようとしているのかと思ったが、ニャサエNyasae9の檻をひとたび目にとめると、そのような考えは即座に消え去った。

巨大な穴が地面に掘られており、ピラミッドそのものよりも長い階段がその空虚の奥深くへと伸びていた。それを下り底へと着くまでに、月が高く登る程の時間がかかったが、驚きはそれだけではなかった。我々は猫のような目をした男たち、蛇の牙を持つ女たち、ラクダの大きさの犬、私が未だに心に思い描けないような外見の兵士たちを見た。しかしそれらを見るために我々はそこに連れてこられたのではなかった。

地の底には怪物たちがいた。もしセトアポフィスが地上にいるならば、ニャサエこそがそれらを見ることのできる場所に違いない。そこには数えきれない形を取る肉の小山が、悶える蛆の湖が、金切り声を上げる人ほどの大きさの虫がいた。私がそれらを見ているとき、例の女性が私に近づいてきて、彼女とともに来るように言った。どこへと問いかけると、彼女はただ微笑んだ。

一行から離れて、彼女は私を牢獄の地下にあるトンネルへと連れてきた。そのときには、不思議に思う心と好奇心が恐怖を押し流していた。我々は粘土と肉で編まれた地下墓地を抜け、人間二人分の高さのある部屋に着いた。私の前には何百人もの奴隷が並び、職人と魔術師が白亜と小さな金属の装身具で作られた円環の周りに立っていた。奴隷たちは心臓へと歩き、手をその上に置いた。彼らの体は震えて蝋のように溶けた。漏斗に注がれる水のように、彼らは一つの塊となった。私がいる間その行いはずっと続いていた。私が入ってきたときも、出ていくときも。

彼女はそれは武器だと言った。地中深くに埋まっていた神を彼らが掘り出したのだと。彼らが自分自身のそれを作ったのかも知れない。我々は穴の他のものを見て回り、彼女はそれらについて解説した。アディウムの偉業、彼らが為した行い、彼らが捕えた神々。しかし私はその心臓に強く惹かれていた。それは私の精神に囁きかけ、強い律動で鼓動した。そしてそれは大きくなっていた。私の頭の中で、囁きではなく、多くの声で叫んでいた。怒りで、苦痛で、快楽で、あらゆる感情で。私は目を背けることができなかった。

私は震え、目をくらませながら部屋を離れた。質問をしようとも、ニャサエの何かをこれ以上見ようとも思わなかった。私はもっと見なかったことを悔やんでいるが、私の精神が彼らが見せたいと思う展示物たちに耐えられたとも思えない。私はラクダに乗ったときに、女性を振り返り、なぜあれほどの生贄に駆動される武器を必要とするのかと聞いた。なぜあれほどの力を必要とするのかと。私は彼女はメカニトのことを、ギリシャのことを、そして私の愛するエジプトのことを言うのかと思った。彼女はただ微笑んだ。


補遺3391-2

2016/05/25、PM6:22、SCP-3391-3は以前には知られていなかったサイオニック性質を発揮しました。サイト-10410の81名のスタッフ中63名が同時に多様な形態の心臓障害を発現しました。これらの職員のうち、多数が動悸及び不整脈により死亡しました。近隣のサイトへ支援と職員の代替が要請されるのと同時に、医療スタッフはこれらに対処しようとしていました。

事案の発生からおよそ20分後、影響された全てのスタッフは突如敵対的になり、通常でない相互認識と協調を発揮しながら影響されていない職員を攻撃し始めました。近隣サイトからの要員と医療職員を載せた車両数台が、適切な報告を行える前に攻撃され奪取されました。危機的状況が高まったため、MTFイプシロン-11("九尾の狐")が、サイオニック抵抗装備と重火器を装備して、全ての影響されたスタッフを鎮圧し、SCP-3391-3を再収容するために出動しました。

MTFイプシロン-11ログ:

現地時間21:22、MTFイプシロン-11("九尾の狐")がサイト-104のCゲートに到着した。MTFメンバーはE11-1(分隊長)、E11-2(サブリーダー)、E11-3(有機体スペシャリスト)、E11-4(サイオニック工作員)、E11-5からE11-9(分隊員)だった。サイト内の電力供給は散発的であり、司令部はサイトの地下施設のためイプシロン-11との通信を行うことができなかった。以下の音声と映像は全てMTFの個人記録デバイスから回収された。

E11-1 (SL): こちら分隊長、作戦を開始する。何か質問は?

E11-6 (Sq): 命令は影響されたスタッフとの交戦ですか?

E11-1: 敵対行為を取られるまでは交戦するな。誰かが銃を抜いたなら、発砲していい。

<MTFイプシロン-11はチェックポイントCを過ぎ、サイト-104のエントランスゾーンに入る。地上のステージングエリア全体に他の人間はいない。>

E11-5 (Sq): 見える限りこのエリアは —

<後にハーベイ博士と特定された人物がチェックポイントCから現れ、IEDを分隊に投げる。彼はE11-3に即座に終了されるが、IEDは爆発し、E11-4の脚と胴体に軽い裂傷を追わせる。>

E11-8 (Sq): クソ!

E11-2 (SiC): T███!、大丈夫か?

E11-4: 大丈夫、大丈夫。切り傷を数箇所負っただけ。

E11-5: 目を上げろ!主指揮所に動きが見えたぞ、チェックポイントを奪取する!

<E11-5、E11-2、E11-9はチェックポイントCへなだれ込み、敵を排除する。彼らはD-3416と遭遇し、D-3416はE11-2をナイフで攻撃する。E-3416は容易に3人に制圧され、壁に押し当てられる。>

E11-2: D-3416!この施設に何が起きた?

D-3416: <意味不明な発声>

E11-2: D-3416、何が起きたか言え!スタッフに何が起きた?サイト-104に何が起きた?

D-3416: <不明な発話を繰り返す。これまでに遭遇していないウラル祖語の方言と判明する。E11-5に話し続ける。>

E11-5: 撃て。こいつからは何も得られん。

D-3416: (現代英語で)生きている!私は生きている!……イアエル、私はお前なのか?私は6人の天使を見た。彼らは美しかった。アラガッダ!吊られた王が私を見ている。私の目は燃えている、頼む!これ以上金属は、鉄はいらない!私は神になる、常に神に!つねにつねにかみであったかみになるなろう。

E11-1: 何も意味がわからん。D-クラスを終了しろ。ここのサイオニックアノマリーを放置するわけにはいかん。

E11-2: 了解。

D-3416: 私はいつだ?時はなぜ留ま —

<D-3416は銃撃により終了される。>

E11-2: 他のチェックポイントはクリアされたか?

E11-9 (Sq): ああ、衛兵の死体を見つけた。俺たちに警告を伝えようとしていたようだ。可愛そうな奴だ。

E11-1: そうだな。オーライ、ここは終わった。移動するぞ、気をつけていけ。

<MTFイプシロン-11はチェックポイントCを過ぎ、サイト-104の地上構造へ進行する。この間、死体も含め、それ以上職員とは出会わない。E11-1はサイト-104のメインの入り口に近づき、ブラストドアを開けようとする。彼の資格カードは受け付けられたが、入り口は閉まったままだ。>

E11-1: 入れないぞ。ドアがピクリとも動かん。分隊員、爆薬を用意しろ。突破するぞ。

<E11-9とE11-8はテルミットを用意し、ドアの中央に設置する。E11-1の合図で点火される。大量の煙が生成され、視界が非常に悪くなる。>

E11-1: 煙を晴らせ。突入する。

<イプシロン-11はサイト-104に進入する。エントランスロビーは増殖した有機的な結合組織で埋まっており、メインゲート付近の広い範囲は焼かれている。その構造物には小孔があり、大量の蒸気を継続的に噴き出しており、危険な量の熱を発生している。>

E11-7: この場所は胸が悪くなる。この……肉っぽいクソは何だ?

E11-3: 上皮組織に似ているわ。胃にあるような。

E11-4: グロいわね。スタッフはどこにいるの?この階には感知できないわ。

E11-1: 何が起きたかわからん。このホールを見る限り、よくはなさそうだな。さらなる敵に気をつけろ。-4、サイオニックシグネイチャーの痕跡をさぐれ。何かあったら言え。

<イプシロン-11は施設を捜索し続ける。エントランスの向こうはサイト-104のロビーだが、先程記録された物質と同じもので完全に埋まっている。数個の鮮やかに赤い膿疱が室内にある。>

E11-4: クリア。何も感じない。誰もいないし、私の頭にアノマリーが干渉してきてもいない。

E11-1: 了解した。-3、この塊が何かわかるか?

E11-3: 今見てる。

<E11-3が装着したカメラは壁の膿疱を近くから撮影している。半形成された人間が内部におり、概ねP████ ██████の特徴に合致している。彼女の頭部は数箇所の皮膚が欠損しており、下顎の大部分もない。彼女は意識がないように見える。>

E11-3: 何これ?来て、内部に人がいる!

E11-9: うわ、これはただ……気持ち悪い。中にいるのはサイト管理者か?

E11-1: 切り開け。気をつけてな。もしまだ生きているなら、何か聞き出せるかもしれん。

E11-5: やってみる。

<チームは安全な距離を取り、E11-5が非接触型レーザーカッターを使い組織を吹き飛ばす。数秒後、増殖組織は拡大して破裂し、チームに膿をはねかける。内部の人物が出現し、イプシロン-11が膿疱を調べた際には明らかにならなかった延長された奇形の四肢、変形した顔面、全高およそ250センチメートルといったいくつかの奇形が明らかになる。それはE11-8に向き飛びかかり、彼女の腹部を破壊する。E11-8のライフサインはおそらく致命的な臓器破裂により消失する。>

E11-2: 敵対存在だ、撃て。

<イプシロン-11はアノマリー(T-1)を射撃し、無力化する。E11-9とE11-3は即座に前進し、実例を制圧する。左腕を失い、下顎は不完全であり、腹部に激しいダメージを負っている(脊髄の下部も切断されている)にもかかわらず、それは抵抗と発声を続ける。>

サイト管理者P████ (T-1): やめろ!やめろ!殺す気か!撃つな!

E11-4: ジーザス・クライスト!E████を殺したわね!

E11-1: 少し静かにしろ。-3、腕を抑えろ。(T-1に話しかける)お前は誰だ?

T-1: 我々だ。サイト-104収容スタッフ。アディトゥムの眠れる神、イアヘルの信徒。我々は生きている。生きていた。常に生きてきた。お前はまだ喋るのか?

E11-1: ああ、お前が生きているのはわかるよ。では、サイト-104スタッフの精神がお前の中にあるってことか?

T-1: ジョージア・ラメント、カレイ・メイヤーズ、ステファン・ゴールド、トラビス・メーソン(実体はサイト-104スタッフ52名の人名および不明な人物17名の人名と思われるもの、"カルキスト・イアヘル"を列挙し、激しい言語知覚災害を続ける)

E11-2: イアヘル?お前を作ったものの名前か?そいつがまだそこにいるのか?

T-1: 彼も私も我々の中で生きている。我々、彼、が話していた。わた、お前?違う、イプシロンの半分だけ、行く。走れ!お前たち、行け、行け!

E11-4: どういう意味だった — オーケー、気にしないで、サイオニックシグネチャーは1人分しか感じない。そんな多くの精神を内包しているはずはない。

T-1: 我らは一つ、精神は一致して考える。育つ、巣となる。上昇して一つへ。一つの。偉大なる一人の男。一つは力となり、一つの日は一つの明日!

E11-1: 1つの精神ね。構成してる奴らから1人出してくれないか?誰か1人と話すことはできるか?

T-1: だめ、だめだ、一人じゃない、分離はできない、我々は一人であり一つとなるだろう。学校へ行く時間よ!さよならロバート、次回はうまくいくといいな!

E11-3: 意味がないな。撃て。次へ進もう。

T-1: 今じゃない!いつ殺すな!SCP-3991を殺すなつもりじゃない!お前たちは我々を殺すために来た、お前たちは我々を殺すために来た、なぜ私を救わないの?畜生何が起きているんだ?!助けて、助けて、たす —

<E11-2はT-1の頭部を合計7回射撃する。頭蓋に重度のダメージを負ったにもかかわらず、6発目が撃ち込まれるまで実体は意識を保ち、生存していた。>

E11-2: 丈夫なクソだ。

E11-6: こんなものに対処できる装備は持ってきてるのか?最大限差っ引いても、これはもう別のオブジェクトと言っていい。すでに1人を失った。9人全員がそうなるまでこのままってのはないだろう。

E11-1: 進行するぞ。我々はこれが何か確かめなきゃならん。そして我々がこれを止められるのかどうかも。これ以上感染が広がるリスクは犯せん。もっと大きなMTFがこんな風になることは絶対に避けねばならん。デキモノを全部吹き飛ばせ。こいつらに後でケツを噛まれるのはごめんだ。

<イプシロン-11は残った膿疱を撃ち、内部の実体を終了する。全17体が発見され、続いて速やかに終了された。いくつかの実例はすでに終了されたスタッフに似ている、あるいは同じ"元の"人物を共有している。>

E11-2: これでここは終わりか……

<機動部隊は施設内の探索を再開する。敵対的なスタッフは通常2から4人のグループで現れ、意味の取れない言明をイプシロン-11に対し発する。総計17人が出現し、続いて制圧される。特筆すべき事に、何人かのスタッフは確実に終了されたにもかかわらず複数回出現する。MTFはエレベーターシャフトF-2に進行し、収容階に降下する準備をする。>

E11-9: ジーザス。この場所は気が滅入る。あいつらみんな、何かのクソアノマリーにモンスターに変えられちまった。

E11-6: それに喋り方もおかしい。あの無茶苦茶な水膨れみたいにな。

E11-4: 彼らは皆混乱しているわ。見たものに怯える子供みたいな感じがする。私たちを攻撃してるとすら思っていないと思う。

E11-2: 同情している場合じゃないぞ。こいつは俺達の仲間を使って俺たちを殺そうとしている。分隊長、止まってますか?

E11-1: エレベーターは通電しているが、封鎖を行ったようだな。動かない。-5、爆薬を用意しろ、シャフトをラペリングで降るぞ。

E11-5: ブリーチングチャージを設置する。

<E11-5が爆薬のパッケージをエレベーターの床に設置する。>

E11-5: クリア!

<爆薬が爆発し、エレベーターの箱の床を打ち抜く。イプシロン-11はエレベーターのケーブルをラペリング降下し、SCP-3391のチャンバーが設置されていた主要収容階に降り立つ。>

E11-3: ウォウ、この階も完全にヤラれているわ。

E11-4: 肉だらけで向こうの壁も見えない。

E11-5: ヘイ、ここに生存者はいると思うか?

E11-6: この長さを生き残れるとは思えんな。今までに50人は殺している。これを避けれる方法があったとは思えん。

E11-1: 調べるのが我々の任務であり義務だ。行くぞ、サイト全部を焼かずに脅威を再収容できる可能性もある。

E11-4: ヘイ、待って。聞こえた?

E11-2: いや、何だ?

E11-4: 向こうに人がいるわ。この……多分この同じ階にいる。他の奴らとは違う、取り憑かれても操られてもいない。心理抵抗値が高いスタッフに違いないわ。-1、あなたの言った通り、彼らを連れ出すのが義務であり任務だわ。

E11-1: そうだな。-2、-9を連れて-4を補助しろ。残りは俺と来い。もっと調べるために施設の深部へ行くぞ。セキュリティの詳細はシェルターにあるはずだ。皆それぞれやることがある。行くぞ。

<E11-2、 -4、-9がシャフトから出て、廊下へ進行する。彼らは-4を先頭にし、サイトのメインセーフティーバンカーへ向かう。一方、E11-1、-3、-5、-6、-7は収容ウイングへと移動する。この時点で、イプシロン-1はE11-2をリーダーにした-4のグループ、E11-1をリーダーにしたグループに分かれる。>

<E11-2は脱出シェルターに到着し、セーフティーバンカーへアクセスを試みる。彼の資格情報はサイトのロックダウンプロトコルのために拒否される。彼らはドアをノックする。>

E11-2: ハロー?誰かいるか?

不明1: <よく聞こえない>

E11-4: 彼には聞こえていないわ。中に3人いる。でも良い形ではないわ。ドアを切断するしかないかもしれない。

E11-9: バンカーに入るぞ、オーケー?落ち着いていてくれよ。

<E11-9は熱カッターを使用して数分かけてドアを開ける。一方、E11-1のチームはサイトの探索を続ける。>

E11-3: サイトの図面からは、セキュリティールームはこのすぐ左にあるはずね。セキュリティカメラの録画を手に入れたいわね。

E11-1: 了解した。データを回収しよう。

<分隊はセキュリティルームのドアを開ける。大型の節足動物状の実体がおり、その特徴と異常な特性はSCP-████に似ている。実体はイプシロン-11を攻撃し、E11-5を掴み消費する。>

E11-5: おい、おいおい、待っ — (映像によるとE11-5はこの時点で死亡する)

E11-7: ホーリーシット!撃て、撃て!

E11-3: だめ、逃げて!このスキップは模倣者コピーキャットだわ!勝てない!

<E11-1、-3、-6、-7は振り返り廊下を逃げるが、E11-8とE11-5に似た外見の3人に遮られる。>

E11-1: 一体こいつは何だ?B██?

E11-8の偽物: 悪いわねM██████、でもこうしなくちゃならないの。私は-3を殺さなくちゃいけなくて、そしてその後、あなたは私を殺さなくちゃいけない。

E11-5の偽物(1): SCP-3391は……説明し難い。そいつは頭に入ってくる。そしてそいつは俺たちが何をしようとしているかをすでに知っている。だからこうなる。

<影響されたMTFのメンバーはイプシロン-11に射撃する。彼らの外見はMTFのアーマーと装備を真似ているが、彼らの服装と武器は彼らの肉体と結合しており、柔らかいキチン質でできていることが判明する。E11-3が骨の破片で貫かれる。彼女の体は急速に膨張し、膨大な癌組織の増大に飲み込まれる。節足動物状の実体は停止して腐食性の物質を腫瘍に吐きかけ、生成した溶解物を消費する。>

E11-7: 畜生、-3!食ってやがる!

E11-1: 時間がない、撃て!

E11-5の偽物(2): 恐れるな。私のすることを見れば、全てがどのように終わるか理解できるだろう。

<E11-1とE11-7はMTFの偽物を終了する。節足動物状の実体は素早くE11-3の残りを飲み干すと膨張し、質量と異常な能力を増大させる。素早く接近してE11-6を掴む。彼は持ち上げられ、内臓を抜かれ、実体は出血を吸う。-6は意識を保ち、身につけた爆薬をいくつか起動する。>

E11-6: もっと欲しいか?来いよ、ひょろ長のクソ野郎。

<実体と-6は火球に包まれ、両者とも燃え尽きる。-1と-7は爆風を避け、セキュリティールームからの撤退を続ける。>

E11-2: 何が起こった?爆発音が聞こえたぞ、大丈夫か?

E11-1: -5、-6、-3を失った。すまんが喋っている時間がない。

E11-7: -8と-5のコピーにも会った。また頭を撃たなくちゃならなかった。

E11-4: そいつはサイト全体を包んでいる。中の人間を操り人形ににして、私たちを攻撃させているの?

E11-1: そしてどんどん賢くなっていると思う。今までに6人見つけたが……あいつは俺に話しかけてきたが、ほとんど人間みたいだった。そして……-3を殺さなくちゃならないと言った。それから俺が彼を殺さなくちゃならないと。

E11-9: そいつは意味が通らないな。

E11-4: どっちにしても、そいつはどんどんまともになってきている。賢くね。そいつはスタッフを取り込んで、それを弄り回したバージョンを作っている。-5と-8も取り込んで、そいつの軍隊を作り始めてる。

E11-7: そして2体のSCPを起こしたってわけか。

E11-2: 考えるのは後だ。バンカーを切っていたがそろそろ開くぞ。ヘイ!入るぞ!

<E11-7とE11-1が通信を切ると、E11-2、-4、-9がバンカーに入る。それには外部にあったような組織は見えない。サイト-104のスタッフが3人内部にいる。2名がチャンバーの反対側におり、そのうち1名が拳銃で武装している。もう1名がこちら側におり、荒い息をしている。>

管理スタッフ・リマー: 止まれ!それ以上近付くな!撃つぞ!

E11-2: 銃を下げろ!こちらはイプシロン-11だ、君たちを連れ出しに来たぞ。

客員研究員エスター: また偽物が来たわ、ジョン!こいつらを追い払って!

E11-4: 落ち着いて、もしあなた達が協力しないなら、ここへ置いていくことになるわ。これが外に出る唯一のチャンスよ。

<数秒後、リマーはエスターを見て銃を下ろし、数歩前へ踏み出す。>

リマー: いいだろう。では案内してもらおうか。

E11-9: ヘイ、あー、そこの君は大丈夫か?(3人目のスタッフにジェスチャーする)

保安員タムリー: ああ、ああ。行きましょうか。あなたのすぐ後ろにつくわ。

エスター: どうやって出るつもり?収容階はロックされているわ。

E11-4: 私達があなた達をエレベーターに案内するわ。そこにラペリング装備を設置してある。-2、どれくらいかかる?

E11-2: 俺の見積もりだと徒歩で10分だな。さあ行こうか。

タムリー: そうね。行きましょう。

<救助チームは3人のスタッフ全員を集め、エレベーターへ護衛し始める。その頃、E11-1と-911は収容階のセキュリティ区画で静かに会話している。節足動物状の実体を避けているように見える。>

E11-9: これからどうする?

E11-1: ミッションはもうダメだ。あとできる最善は他の奴らを地上に無事に帰すことだ、できたら俺たちもな。だが今何が起きているかはっきりわからん。

<E11-1はこの時点でE11-2に通信を開始する。>

E11-1: ヘイ、スタッフは安全に連れ出したか?

E11-2: ああ、今はエレベーターに進んでいる。そっちの状況は?

E11-1: 俺たちはでかい未確認生物に追いかけられてセキュリティ区画に閉じ込められている。あいつを倒す方法はない。そいつが廊下を塞いでる以上出る方法もない。

E11-2: 助けが必要か?

E11-1: いや、お前たちが安全か確かめたかっただけだ。進んでくれ。

E11-2: 細かな指示は要らないぞ。もう少し自分が生き残ることを考えたほうがいい。

E11-1: 俺と-7が脱出できる可能性は全く無い。職員を安全に届けてくれ。いいな?

E11-2: 了解、サー。

E11-7: クソ、何か来るのが聞こえるぞ。伏せろ!

<E11-7が資材箱の後ろに隠れる前に、E11-1はこの時点で通信を終了する。不明な数の人型実体が部屋に入ってきて、直ちに2人のエージェントを攻撃し始め、長い銃撃戦となる。その頃、E11-2のチームは施設を横断する。>

E11-9: デブリーフィングで話すべきかも知れないが、ここで何が起きたんだ?増殖する組織で完全に覆われている。

タムリー: わ — わからない。神よ。半分くらいのスタッフが胸を掴んで、医療班を呼び始めた。次に思い出せるのは、その人達に襲われて、こっちのほうが数が少なくて、それで……訓練は受けていたはずだけど、ただ怖かった。

E11-2: 怖がるのは当然だ。こんなことに対応できるとは誰も思っていないだろう。今は戻ることだけを考えよう。気に病むな。

リマー: 他には誰も来ないのか?他のチームとか何か。

E11-2: 来ないな。俺たちが初期対応チームだ。命令権は上の方にある。俺たちに何かあれば、生物の専門チームが燻しに来るだろう。

エスター: 通信はできないの?

E11-9: できない。この施設は無線には深すぎる。なんで聞くんだ?

タムリー: わかっているだろう。お前について知るためだ。

<エスターとタムリーは異常な膂力を発揮し、E11-4を攻撃し抑え込む。リマーはE11-2と-9を攻撃する。タムリーは-4のヘルメットを砕き、彼女の顔に手を当てる。彼女の体は瞬時に石灰化する。その後すぐ、タムリーは彼女を消費し始める。>

E11-9: 何だと?K███はこいつらは正常だと言ったぞ!

<E11-9は明らかに影響されていたスタッフに燃焼装置を投げつけ、リマー、エスターを燃やす。タムリーはしかし、E11-9へ跳躍し、そのヘルメットを曲げ始める。しかし-9を殺害する前に、後方から頭部を撃たれて終了される。>

E11-2: ああ、彼女はそう言っていた。彼女が間違えるはずはない。彼女は — 彼女は今まで間違えたことなどなかった。

E11-9: このクソどもは心理シグネイチャーもコピーできるってのか?装備も?施設にいたクソscipも?何も信じられねぇ、俺は地表に出るぞ。俺たちはここから出るぞ!

<E11-2とE11-9はエレベーターに向けて施設を走る。しかしそこに到達すると、心組織に完全に覆われているのがわかる。>

E11-9: クソ、クソ、クソ!

<E11-9は壁にもたれ崩れ落ちる。>

E11-9: 俺たちはここで死ぬんだ!もうおしまいだ畜生!

E11-2: あいつは賢すぎる。あいつは俺達のすべてを知っている。あいつは俺達を罠へ誘い込み、俺達から情報を引き出したんだ。訳のわからないお喋り、スタッフ、そしてオブジェクト……あいつは俺達でずっと遊んでいたってわけだ。

E11-9: だからどうした!?もう知られちまった。そんなことはもうどうだっていい!コマンドに信号すら送れねぇ!もうインポのファックみたいにここで座って待つしかねぇ!

E11-2: 黙れ!まだここから出れるチャンスはある。-1と-7に合流するぞ。次に何が起こるかわかるだろう。

E11-9: それからどうするんだ?あいつらが生きてたとしても、何ができるっていうんだ?

E11-2: ここを吹き飛ばせる。サイトの核を起動する。それが最後の手段だ。

<E11-9は-1と無線を繋ぐ。>

E11-9: 分隊長!そちらはどうだ?

E11-1: ハマっちまった!スタッフが何ダースも、うちのチームのコピーもだ。

E11-2: 了解した。出口は塞がれている。そちらへ向かう、生きててくれ。

<E11-1とE11-7はMTFの兵士の集団が部屋に入ってくるのに気づく。彼らの顔の特徴はバイザーに隠され見えない。>

E11-7: また来やがった!クソ!

<-1と-7は実体群と交戦するがあまり効果がない。-7は胸部を撃たれ、口から大量の血と肉を吐き出す。彼は急速な失血のために崩れ落ちる。-1は敵性MTFとの交戦をやめ、資材箱の後ろに這っていく。>

E11-1: O█████がやられた。すまない、だが俺も死ぬ。

<数体の異常な人型実体が壁から現れる。顔の特徴や、人物が特定できる特色はない。彼らはE11-1には構わず、ただそこに立っている。MTFのコピーも全員動きを止め、-1には近づかない。>

E11-1: (囁く)奴らが止まった。何か起きているぞ。

<施設内の異常な人型実体全てが突然E11-4の姿を、アーマーと装備を含めて取り始める。E11-4実例が全員話し始めるが、依然としてE11-1には気づかない。>

E11-4: ハロー?誰かいないの?

E11-9: 何だこりゃ?分隊長、-4がそちらにいますか?

E11-4: とても暗いわ……誰かいないの?私の名前はK███、助けに来たわ。

E11-1: クソ、こんなのはありえないぞ……-4、お前も死んだのか?

E11-4: ハロー?私は — W███、そこにいるの?M██████?誰か答えて!待って……誰 — あなたは誰?

E11-2: 彼女には俺達の声が聞こえない。彼女はゲシュタルトに話しかけているんだと思う。サイオニックトレーニングを積んできたから、集合意識の中で自我を保てるんだ。

E11-4: でも……なぜ?彼らはあなたの邪魔をしていない。彼らを殺す必要なんてない、私たちを傷つける必要なんてない!

<E11-4の表象が大きく崩れ、彼女は数秒間意識を失う。再び話し始めると、彼女の声は遅く、引き伸ばされれている。>

E11-4: 黙りなさい!私は — 待って、M██████?あなたなの?なぜここにいるの?何をしているの?!

<-4の話し方は更に崩れ、ほとんど意味が通らなくなる。>

E11-1: クソ、彼女が消えちまう。だめだ、だめだ消えるなK███、耐えるんだ!

E11-4: 違うわ、あなたは彼から離れるのよ!心のない怪物、あなたはこれ以上誰も殺せない!私の頭の中を見なさい!この世界のために私は戦っている。もう1人も殺させない。聞いているの!?わからせてあげるわ。

<E11-2は全体通信を止める。全ての異常な人型実体は崩壊し、ライフサインは消える。E11-2と-9が分隊長の場所に到達する。>

E11-1: クソ、彼女は消えちまった。すまない……彼女、みんな死んじまった。俺の判断が間違っていた。

E11-2: あなたのミスじゃない。誰もこんなことは予想できない。もう一度会えてよかった、サー。

E11-9: 湿っぽい話より次にどうするかだ。これからどうする?ここから出れる方法はない。それだけは確かだ。

E11-1: この忌々しいものをここから出すわけにはいかん。核を使うぞ。こいつがどれほど広がっていようが、20キロトンの爆発からは逃れられん。まだ出たいならば、すぐに行け。引き止めはしないぞ。

E11-9: ハハッ、もうこんな地獄からは出れないってわかってるだろうに。司令部が漏れ出た奴らも掃除してくれると信じるしかねえ。

E11-1: 行くぞ。核の部屋はここから遠くない。

<イプシロン-11の残りは施設を横断する。彼らは何体かの異常な生物と出会うが、全て一応は攻撃的だが、僅かな射撃で逃げていく。何体かはチームに完全に気づかない。E11-1、-2、-9はサイト-104のセキュリティコントロール室の前で止まる。イプシロン-11はこの時点で再合流する12。>

E11-1: よし、終わらせよう。

<E11-1、-2、-9はセキュリティ室のエレベーターに入り、弾頭が安置されたチャンバーに降下する。>

E11-1: 着いたぞ。ここがそれだ。俺達の死ぬ日だ。

<MTFイプシロン-11はチャンバーの後壁へと歩き、サイトの核ターミナルを起動する。>

E11-2: 遠隔放送ビーコンはまだ作動するぞ。リンクを確立してみる。

<イプシロン-11はサイト-104の非常ビーコンを介して地上の司令部と接続する。>

E11-1: コマンド、聞こえるか?こちらMTFイプシロン-11、サイト-104コントロール室から報告している。

司令部: 聞こえるぞ。

E11-1: コマンド、こちら分隊長。我々はサイト-104を、Keter収容違反の疑いで破棄する。現時点をもってアルファ弾頭を起爆する。これが唯一の確実な方法だ。

E11-9: 入隊した日から、我々は信念を本能にまで叩き込まれてきた。そして今、俺は世界の誰よりも、この怪物が死ぬべきだと確信している。

司令部: 了解した。続行を許可する、イプシロン。

<E11-1は核の起爆を30秒にセットする。>

E11-2: 我々のデータをアップロードしている。転送中だ。

E11-9: 家族に愛していると伝えてくれよ。

司令部: 約束する。各員の奮闘に感謝する。

E11-2: ここへは誰も送ってこないでくれ。フェンスで囲み、地には塩をまき、ここをコントロールするためには何でも利用してくれ。こいつを絶対に地表に出させるな。

E11-9: たとえ核がこのクソを殺せなかったとしても、俺達はできるだけのことをしたんだ。

E11-1: 5秒、皆、光栄だった。

<サイト-104の核弾頭が起爆し、建造物を全て破壊する。アノマリーを含み、地下と地上の施設は瞬時に蒸発する。サイトは続いて封鎖され、放射線および生物災害立ち入り禁止区域に指定された。極めて強力なアキヴァ放射及びサイオニックエネルギーがSCP-3391-3の死の直前に放射されたが、その効果は現在も不明である。>

MTFイプシロン-11の完全な喪失により、同機動部隊は公式に解散しました。チームの全員は死後財団への献身中の犠牲のため財団星章が授与されました。サイト-104は閉鎖され、サイトに関する情報は適切に修正されました。

イプシロン-11から転送されたデータにより、SCP-3391-3が利用したサイオニックパターンが明らかになりました。研究室の環境下での複製は、暴露された生物の生理学的パターンと思考プロセスの同期を引き起こし、効果的に原始的なサイオニック集合精神を形成しました。協調と情報の共有能力に加えて、異常な強要やSCP-3391-3に似た肉体の変化は観察されませんでした。明らかな理由により、暴露された人間の対象はいませんでした。

補遺3391-3:

2016/05/27、AM4:45、SCP-3391近辺に配置中のSCPSジャワとSCPSオリオンが通常を逸脱したSCP-3391-1実例の活動を報告しました。4:59に、両艦は大質量を持ってSCP-3391-1実例に攻撃され、転覆、損傷し、職員を消費されていることを報告しました。この時点でのSCP-3391はSCP-3391-3が無いにもかかわらず律動的な脈を継続していました。3日間に渡って数体の大型の水棲実体がSCP-3391の亀裂から出現し、バルト諸島上及び周辺に駐屯した財団の戦力により交戦、終了されました。この間、SCP-3391-2は拡大しおよそ27km²となり、地中海の海底の巨大な範囲を覆いました。

続く数週間の間、数体のさらなる実体が、さらなる攻撃性と異常な能力を備えて出現しました。SCP-3391を終了する試みは、危険にさらされると大量のSCP-3391-1を生成する能力と、主要な塊周辺で空間的次元を操作し、爆撃を困難にする能力により妨げられました。2016/06/6に、膨大なサイオニックエネルギーとアキヴァ放射が世界中に照射され、世界的に多数の人間にサイオニック的影響を与えました。推定400,000の地中海周辺の国家の市民が影響され、小規模なサイオニック能力を得ました。これらの市民はSCP-3391-3に見られたサイオニックパターンを発し、強化された共感力と精神的直感力を得ました。研究が進行中ですが、現象の広範囲かつ曖昧な性質により、完全な収容は2021/██/██まで行われる予定はありません。

これらのイベントを考慮し、SCP-3391は活性化した、未収容Keterアノマリーに指定されました。シトラ・アキュラ職員は世界オカルト連合と合わせ、SCP-3391-1実体と交戦し、SCP-3391の人類への影響を抑制し、影響された市民の収容もしくは終了する任務を課せられました。続行中の記憶処理作戦にもかかわらず、財団の活動と一般的なアノマリーは9ヶ月以内に一般の知るところとなると予想されています。

補遺3391-3

以下の文書はSCP-3391との関連性のために添付されています。このメッセージはK-クラスシナリオの後の影響を記録していると思われます。これは自動メッセージです。

財団外時間監視サイト13-B:

ログ抜粋開始; (時間サイクル95.29 - 95.56)

95.29: ステータス: 全システム良好!最大効率で実行中。基底現実は安定。

95.34: 監視アップデート: 17現地ユニット前に突然のアキヴァ放射サージを検知。終末論的K-クラスイベントの疑い。基底宇宙の診断を実行中。

基底現実のステータス:

  • 財団データベースの損傷/喪失の可能性100%
  • 財団のミッションの失敗の可能性100%
  • 人類絶滅の可能性97±3%
  • 全生命の絶滅の可能性95±2%
  • XK-クラス世界終焉シナリオの可能性94%
  • SCP収容の不可逆な失敗の可能性83±2%
  • 地球消滅の可能性74±9%
  • 太陽の不在の可能性68±7%
  • 宇宙の不在の可能性55±21%

95.46: お知らせ: 新しい入力を検出しました; ステータスを修復しています
全生命の絶滅の可能性0%; 2つのEVEシグネイチャーを検出しました

EVEシグネチャーαを走査しています; ヒューム測定不能な外的シグネイチャー。反ミーム特性。重度の知覚災害。プロファイルは形而超推定実体と一致; デミウルゴス。
EVEシグネチャーβを走査しています; 内部ヒュームシグネイチャー750。プロファイルは終末論的アノマリーSCP-3391の予想モデルと一致。Keter。未収容。
巨大アスペクト放射サージを検知。ブラック、ダブルフラット、ロックド。放射源: EVEシグネチャーα。

予期せぬエラー! ログを取得しています:

エラー。情報オーバーロードエラー; システムはセンサーの過負荷により致命的な損傷を受けました!
システムを回復しています。

2つの有効なシステムが再起動しました。
Oculus生体発躍エネルギーセンサーがオンラインになりました。以前の基底宇宙をスキャンしています:

基底現実のステータス:

  • 以前の/続行中の終末論的イベントの可能性100%; 測定不能なヒュームシグネイチャーがあります。
  • 生命の存在の可能性100%; 9.7e+11の独立したEVEシグネチャーを走査しています。
  • 2現地時間ユニット以内のCK-クラス再構築イベントの可能性100%。
  • 財団データベースの損傷/喪失の可能性0%。
  • 目録化されたアノマリーの97%が収容されています。
  • 現実の安定性100%。
  • 財団のミッションの完全性100%

95:56: ステータス: システムが激しく損傷しています。機能性は損なわれています。基底現実は安定しています。

ドキュメント終了


SCP-3391は以前の現実の反復においてYK-宇宙終焉クラスシナリオを引き起こし、それは未知の神格実体により巻き戻されたと考えられます。地中海海底の徹底した探索に続き、SCP-3391は現在の現実の反復には存在しないと結論されました。したがって、暫定的にNeutralizedに分類されていました。

アーカイブされた文書の反復は以上です。

現在の反復を閲覧する

ページリビジョン: 11, 最終更新日時: 16 Sep 2018 09:06
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