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nn5n: scp-3392 ユークリッドの黒板
SafeSCP-3392 ユークリッドの黒板Rate: 4
SCP-3392
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SCP-3392

アイテム番号: SCP-3392

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3392はチャンバーの壁に固定された状態を維持し、実験は少なくとも2台のビデオカメラで記録され、SCP-3392に書かれた全ての物が常にはっきりと見えるように配置されます。チョークと黒板消しは必要に応じて補充してください。数学の修士号以上の研究者は、対象がSCP-3392と相互作用している間、対象を監督、観察し、その記録を精査します。いかなる状況においても、Dクラス以外の職員がSCP-3392に書き込みを行ったり、その表面の書き込みを何らかの方法で修正することは許可されていません。オブジェクトの影響を受けた職員にはクラスA記憶処理が施行されます。

説明: SCP-3392は壁に取り付けられた幅約2メートル、高さ1.5メートルの長方形の黒板です。その異常な特性は、それを個人が数学的な計算を実行するための筆記面として使用するときに発現します。最初の問題の解法を見つけると、対象は突然「発見」の感覚を感じたことを報告し、直ちにSCP-3392への書き込みを継続して計算を拡張したいという強い欲求を示します。SCP-3392との相互作用を続ける対象は直ちに外部刺激に反応しなくなり、その作業に集中し、休憩や食事さえ怠ります。この状態に陥った対象は、注意を逸らすためにSCP-3392から強制的に分離し、オブジェクトが直接視界に入らない場所に連れて行かれなければなりません。

長期間にわたってSCP-3392との相互作用を継続することを許可された対象は、過去の教育や数学的な背景とは無関係に、計算に関する数学的能力が向上します。しかし、SCP-3392から分離されると対象は直ちにその能力を失います。ほとんどの場合、対象はオブジェクトと相互作用する以前よりも能力が低下するようです。この効果の度合いはSCP-3392に対して消費した時間に依存します。

回収記録: SCP-3392は20██/4/23、███████大学で春休みから戻って来た同僚によって██████教授が床上のオブジェクト下で発見されたことによって回収されました。検死は、██████教授が脱水症状が原因で約46時間前に死亡したと結論付けました。

実験A - 20██/5/2

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31125(26歳のアフリカ系アメリカ人男性)

手順: 対象は、SCP-3392とチョークを使用して単純な加算の問題(10 + 4)を解くように指示されます。

結果: 対象はすぐに解法を見つけて書きました(14)。その後、対象は躊躇し、数秒間オブジェクトを見つめ、研究者に促されることなく他の一連の追加の問題を書き込み、解き始めました。対象は研究者による注意を引く試みに反応しませんでした。研究者は実験を終了し、1時間30分後に対象を部屋から退出させました。その時点で対象は一連の単純な乗算の計算でボードを埋めていました。

対象は後に実験中の行動について質問を受けました。対象は、"新しい発見をした"ように感じ、"数字とその働きについてよりよく理解した"と感じたと報告しました。対象は、実験中の研究者による注意を引く試みを想起しませんでした。

実験B - 20██/5/4

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31163(31歳の白人女性、Stevenson博士が示唆したように、D-31163は標準数学適性検査を受験し88%のスコアを受け取りました)

手順: 対象は、SCP-3392を使用して8年生1の代数の教科書の問題($7(1 - 2x) = 7x$)を解くように指示されます。

結果: 対象は問題に取り組み、解を書きました($x = 1/3$)。前回の実験同様、対象はしばらくの間オブジェクトを見つめてから、与えられた問題に類似した他の一連の問題を書き始めました。研究者は再び対象の注意を引き付けようとしましたが、失敗に終わりました。研究者は実験を終了し、3時間後に対象を部屋から退出させました。このとき、対象は170を超える代数計算を実行し、それぞれをチェックし、複数の点で可換則、結合則、分配則を書き留めました。

対象はその後質問を受け、D-31125と同様の経験をしましたが、実験中に実行した計算を記憶または再現することはできませんでした。対象は適性検査を再度受験し、75%のスコアを受け取りました。

実験C - 20██/5/7

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31229(43歳コーカソイド女性、標準数学適性検査を受験し92%のスコアを受け取りました)

手順: 対象は"study"という単語を使用した3つの文章をSCP-3392に書くように指示されます。1つは現在形を使用し、1つは過去形を使用し、もう1つは不定詞を使用します。

結果: 対象は以下の文を書きました:

Jason is studying chemistry in school.
Alice studied for her exam.
You should always study if you want a good grade.
2

その後、対象は研究者の方を向き、追加の指示の有無を尋ねました。研究者は実験を終了し、対象は部屋を退出するよう指示されました。

対象はその後質問を受け、実験やSCP-3392について異常な思考や感覚が無かったことを説明しました。対象は実験中の出来事を正確に想起でき、研究者の答えを再現しました。対象は適性検査を再受験し92%のスコアを受け取りました。

メモ: 今回のケースでSCP-3392は対象に異常な効果を発揮しなかった。恐らく、数学に関わる作業に伴ってのみ効果を発揮する証拠だ。 - Alvin博士

補遺3392-B-1:

日付: 20██/5/18

SCP-3392およびD-31296による長期的な実験が承認されました。D-31296はAlvin博士とStevenson博士の監督の下、毎日午前10時から午後7時までSCP-3392と相互作用することが許可されています。Alvin博士の要請により、定規、分度器、ばねコンパスを含む追加の物品がD-31296に提供されました。SCP-3392への書き込みは、実験セッションの間は干渉されないようにしてください。D-31296はSCP-3392と相互作用しない間、標準的な人型生物収容セルに入ります。


セッションD1 - 20██/5/21

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31296(28歳ヒスパニック系男性、標準数学適性検査を受験し72%のスコアを受け取りました)

手順: 対象は、SCP-3392を使用して高校レベルの代数の問題($y = -x^2, y = 3x^2 + 4x - 8$)を解くように指示されます。

結果: 対象は当初、数学の劣悪な背景を仄めかし、タスクの完遂に消極的でした。数分後、対象は問題の解を書き留めました($x = -2, x = 1$)。実験AおよびBと同様に、対象はオブジェクトを見つめ、一連の追加の問題を解き始めました。セッションの終わりまでに、対象は代数方程式と様々な関数のグラフで数回オブジェクトの表面全体を覆い、より計算できるスペースを作るためにボードの一部を何度も消去しました。

対象はその後質問を受け、実験AおよびBで説明されたものと同様の経験を説明しました。対象は、実験中に実行した計算を記憶または再現することができず、実験のビデオ録画を見せたときに自分の計算に従うこともできませんでした。対象は適性検査を再受験し66%のスコアを受け取りました。

セッションD2 - 20██/5/22

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られ、相互作用を再開するように指示されます。

結果: 対象はすぐにSCP-3392との相互作用を開始しました。対象はセッションの全期間中、提供されたツールを時々使用して継続的に作業しました。このセッション中に対象が行った作業には、様々な形状の描画とその領域の探索、および様々な多角形に内接する一連の円の描画が含まれました。

対象は適性検査を再受験し60%のスコアを受け取りました。

セッションD3 - 20██/5/23

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られ、相互作用を再開するように指示されます。

結果: 対象は特定の方程式に対して特に集中し、約2時間作業してから別の問題に移りました。ビデオ録画を精査して、Stevenson博士は対象が微分積分学の基本定理の証明を行ったと判断しました。D-31296のファイルの精査は、対象が学歴を通じて微分積分学関連のコースを受講していないことを示しました。

対象は適性検査を再受験し50%のスコアを受け取りました。

メモ: ここで興味深い結果が得られている。これがどの程度進行するかを知りたい。 - Alvin教授

セッションD4 - 20██/5/24

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られ、相互作用を再開するように指示されます。

結果: 対象は未知の記法を使用して一連の方程式を書き始めました。セッション記録は分析のために█████博士に送られました。█████博士は、対象の作業は高度な計算に関係するプロセスに最も類似していると結論付けましたが、使用されている特定の記法は、既知の科学分野で使用されているいかなる表記法とも一致していなかったようです。

対象は適性検査を再受験し38%のスコアを受け取りました。

メモ: D-31296が示す認知能力のレベルを考えて、Stevenson博士は複数の長年の問題を解決することを期待して対象と協力する試みを行うことを提案した。彼が自分の作業以外に興味があるかどうかは分からないが、それが科学に大きな貢献をすることを意味するなら、一見の価値がある。 - Alvin博士

セッションD5 - 20██/5/25

研究者: Alvin博士、Stevenson博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られます。Stevenson博士はD-31296に解かせるためにRiemann予想の1つの形式をSCP-3392に書き込みます。

結果: Stevenson博士がSCP-3392への書き込みを試みると、D-31296はStevenson博士を激しく攻撃しました。D-31296の拘束を支援するために2人の警備員が呼ばれました。この実験は、インシデントによって途中で終了しました。Stevenson博士は重度の打撲と右手首の骨折を負いました。

完全な詳細はインシデント記録3392-D5-Aを参照してください。

補遺3392-B-2:

日付: 20██/5/25

Stevenson博士は医学的監督下に置かれ、負傷のためにSCP-3392への割り当てから外されました。Alvin博士は、D-31296以外の職員によるSCP-3392との相互作用が禁止されている条件でD-31296を使用した実験を継続できるように申請しています。


補遺3392-B-3:

Date: 20██/5/28

D-31296を含むSCP-3392の継続的な実験は、1)実験中にD-31296以外の職員がSCP-3392と接触しないこと、2)すべての研究者が実験チャンバーに隣接する別の部屋から防弾の観察窓を通して実験を観察すること、3)D-31296の無理な作業を防止するために、実験時間を正午から午後5時に短縮することを条件に承認されました。


セッションD6 - 20██/5/29

研究者: Alvin博士、███████博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られ、相互作用を再開するように指示されます。

結果: 対象は自分の作業に多くの種類の見慣れない記法を導入し始めました。セッション記録は分析のために█████博士と████████博士に送られました。研究者は、この表記で表される計算の正確なタイプを決定することはできませんでしたが、物理学の複数の分野を含む可能性があると理論付けました。

対象は適性検査を再受験し19%のスコアを受け取りました。

セッションD7 - 20██/5/30

研究者: Alvin博士、███████博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られ、相互作用を再開するように指示されます。

結果: 対象はセッションD6で観察された特徴的な記法をほぼ排他的に使用し、アラビア数字またはアルファベットを使用することはほとんどありませんでした。対象は時折中程度の苛立ちを示しました。セッション記録は分析のために█████博士と████████博士に送られました。研究者は、このセッション中に対象が実行した計算の種類を判別できませんでした。

対象は適性検査を完了できませんでした。

セッションD8 - 20██/5/31

研究者: Alvin博士、███████博士

対象: D-31296

手順: 対象はSCP-3392の前に連れて来られ、相互作用を再開するように指示されます。

結果: 対象は由来不明記法のみを使用して約43分間必死に作業しました。明らかに特定の方程式の解を見つけると、対象は喜びと笑いを表現し始め、SCP-3392に大きな円形のデザインを描き始めました。対象がデザインを完了すると、SCP-3392の前に明るい紫色の光のオーラが出現しました。対象は喜んで笑い、オーラに足を踏み入れ、オーラと共に消失しました。研究者は対象の消失により実験を終了しました。

完全な詳細はインシデント記録3392-D8-Bを参照してください。

補遺3392-B-4:

日付: 20██/5/31

SCP-3392に関する全ての実験はD-31296が発見されるまで凍結されます。

page revision: 2, last edited: 05 Oct 2019 06:30
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