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nn5n: scp-369-JP 怪奇!宙に浮くミカン
UnknownSCP-369-JP 怪奇!宙に浮くミカンRate: 0
SCP-369-JP
異常現象.jpg

収容時にミカンを浮遊させてエージェントを威嚇するSCP-369-JP

アイテム番号: SCP-369-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-369-JPは拘束衣を着用した状態でサイト-8141の標準的な人型収容ユニットに収容されます。拘束衣を外す際は職員2名とユニット外の1名によって監視を行い、不審な行動が確認された際は即座に拘束を行ってください。ユニット内の寝具、椅子等はボルトで固定を行い、職員の所持品は個数を最小限に絞った上で衣服に容器を固定して体から離れないようにしてください。

説明: SCP-369-JPは一般的に超能力者と呼称される、超心理学的に念力(Psychokinesis)または念動力(Telekinesis)に分類される超常的な能力を持った住所不定無職の40代の男性です。██県██市内の公園で寝泊まりしていた所を警官に職務質問された際に超常的な能力(以下、能力と表記)を行使して警官を威嚇した為に警察機関に潜伏していたエージェントによって異常性質が報告され財団に収容されました。

収容される際もエージェントに対してミカンを浮遊させて威嚇する等の敵対的な態度を取っていましたが現在は財団職員に対して攻撃的な意思を見せていません。あらゆる検査の結果、特筆すべき事項は確認されず身体的には一般人との差異は無いことが確認されています。

SCP-369-JPは能力の行使を自発的に行うことが可能ですが行使の際には対象物に掌を向ける必要性があり、どちらか片方の手が自由で無い限り能力を行使出来ないことが確認されました。追記すべき点としてSCP-369-JPが能力を行使した際には、対象物に幅2cm、深さ5cm程の穴が発生します。1穴の形状は下側の大きく膨らんだ楕円形に近い物が最も多く確認されており、穴の内部から異常な痕跡は発見されていません。

実験記録369-JP-1 - 日付20██/08/01

対象: 高さ4cm、幅6.5cmのミカン1個

実施方法: ミカン1個を机の上に置き、その前に立たせたSCP-369-JPに能力を行使させる

結果: ミカンは机の上から50cm程度の高さに上げたSCP-369-JPの掌と同じ高さまで浮上した。
ミカンの側面には穴が発生していた。

分析: 対象物の浮上には穴の発生が関連していると考えられる。

一体どんな原理なんだ?数を増やしてみよう -下北沢博士

実験記録369-JP-2 - 日付20██/08/01

対象: 前実験で使用した物と同じミカン20個

実施方法: ミカン20個を机の上に置き、その前に立たせたSCP-369-JPに1個ずつ浮上させる

結果: 5個までは前述の実験結果と変わらなかった。しかし5個を越えてからSCP-369-JPは両手を使い始め、10個を越えた時点で対象物は浮遊しなかった。

分析: SCP-369-JPが浮遊させる事の出来る対象物の数には制限があり、途中から両手を使用し始めたことからSCP-369-JPの能力は手に起因すると考えられる。

次は大きさを変えてみるか。 -下北沢博士

実験記録369-JP-3 - 日付20██/08/01

対象: 高さ、幅共に25cmのスイカ1個

実施方法: スイカ1個を机の上に置き、その前に立たせたSCP-369-JPに能力を使用させる。SCP-369-JPは疲弊した様子を見せた。

結果: スイカは机の上から20cm程度の高さまで浮遊した。
スイカの側面には穴が発生していた。

分析: 対象物の大きさに比例して高さが下がり、SCP-369-JPが疲弊している事から能力自体は体力、あるいは腕力に依存している物と考えられる。

この穴に秘密があるのだろうか?材質を変えた方がいいのかも知れないな。 -下北沢博士

実験記録369-JP-4 - 日付20██/08/01

対象: 50cm四方のコンクリートの立方体

実施方法: 立方体を机の上に置き、その前に立たせたSCP-369-JPに能力を使用させる

結果: SCP-369-JPは45分間唸りながら立方体に対して掌を向けていたが立方体は持ち上がらなかった。穴は発生せず、SCP-369-JPは疲弊した様子を見せた。
この事についてSCP-369-JPに質問した所「硬いし重いし難しいよ。なぁ?」と返答。

分析: 対象物が浮遊しなかった事、穴が発生しなかった事から前実験の分析結果が有力であると考えられる。更なる実験を要請。

何故浮かばなかったんだ?SCP-369-JPのあの疲れきった顔と何か関係があるのか?明日から実験の幅を広げて詳しく調べてみようか。 -下北沢博士

補遺: 事件記録369-A1の発生に伴い、SCP-369-JPに対する実験は禁止されます。詳細は事件記録369-A1を参照してください。

事件記録369-A1: - 日付20██/08/02

前日に引き続き下北沢博士立ち会いの元、SCP-369-JPの能力に関する実験がユニット内にて行われた際にアクシデントが発生しました。実験内容はDクラス職員であるD-3738に対するSCP-369-JPの能力の行使であり、人体に対する能力の影響の分析を行う目的で行われた実験でした。
以下は事件の際の監視カメラの記録です。

[再生開始]

[ 14:10 ]
実験が開始される。SCP-369-JPはD-3738に掌を向けながら唸っている。D-3738は不安そうな様子で立ち尽くしており、浮上する様子は見えない。

[ 14:21 ]
依然として浮上する様子の見られないD-3738が実験内容について言及「これって超能力の実験なんですね?」「命に関わるような実験じゃないですよね?」と発言。SCP-369-JPは震えながら額を押さえる様子が確認される。

[ 14:26 ]
D-3738の体が徐々に浮上していく。D-3738が叫び声を上げる度にSCP-369-JPが何かを呟きながら頭を振り、5度目の絶叫でD-3738の体が急浮上し天井に衝突する。D-3738は浮上と落下を繰り返しながら叫び続けている。

[ 14:30 ]
下北沢博士が実験の中止を宣言、山下研究員補佐と警備スタッフ2名がユニット内に入室する。D-3738の腹部からの出血が確認される。D-3738は気を失った状態で空中に静止している。

[ 14:33 ]
SCP-369-JPが蹲り頭を床に打ち付ける。山下研究員補佐が話しかけて鎮静化を試みるも返答はなく、SCP-369-JPは叫び声を上げながら異常行動を続ける。

[ 14:35 ]
警備スタッフの一人がD-3738の体を掴んだ瞬間に警備スタッフは2m程の高さまで浮上。説得を試みた山下研究員補佐も浮上を始める。
D-3738は気を失ったままであり、警備スタッフ2名は苦痛を訴えながら身動きを取ろうとしているが空中に固定されているように見える。山下研究員補佐は吐血しており、全員の衣服から血液が滲んでいる様子が確認される。

[ 14:40 ]
SCP-369-JPが体を掻き毟るような挙動を見せた直後SCP-369-JPの体は急浮上し天井に激突、その後落下する。倒れたSCP-369-JPの衣服にも大部分に血液が滲んでいるが動く様子は無い。その直後に職員4名も同時に落下する。

[ 14:47 ]
SCP-369-JPは一向に動く気配は無い。室内の全員の出血が続く為、室外に待機していた警備スタッフと医療班が突入する。

[ 14:57 ]
職員の搬送が行われ、SCP-369-JPは応急措置を受けた後に拘束される。
室内の机が15秒間、30cm程浮上するが誰も気が付く様子は無く、室内から全員が退去する。

[再生終了]

医療班からの報告によると職員の出血の原因は胴体部に発生した10箇所から最大24箇所の穴による物であり、大半は以前観測された物よりも深く15cm程まで達していて最も深い穴は胴体を貫通していました。同様にSCP-369-JPの胴体部にも穴が125箇所発生していましたが、穴の深長に変化は無く昏倒の原因は大量出血による血圧の低下と落下の衝撃による物と考えられています。

その後、搬送された警備スタッフ2名とDクラス職員の命に別状は無く2週間の療養の後に職務に復帰しましたが、山下研究員補佐は傷の一部が主要な血管に及んでおり直後に出血性ショックによる死亡が確認されました。
SCP-369-JPはこの事件以降軽度の欝状態と何かに対して脅える様子を見せており黙秘を続けています。現在継続的な精神状態の監視と原因を探るための定期的な心理カウンセリングが行われていますが、未だに回復の様子は見られません。

担当研究員であった下北沢博士は事件369-A1の責任を問われSCP-369-JPの担当資格の剥奪とレベル2への降格処分を受け、それに伴いSCP-369-JPに対する特別収容プロトコルの見直しが行われました。
今後、SCP-369-JPに対する実験は全面的に禁止されます。

ページリビジョン: 8, 最終更新日時: 26 Mar 2016 14:51
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