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nn5n: scp-425-JP 早食い卯
UnknownSCP-425-JP 早食い卯Rate: 0
SCP-425-JP

アイテム番号: SCP-425-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル: SCP-425-JPは標準的な植物収容セルに収容してください。1日に1度収容セルから5.0m離れた位置のコンピュータに特定の文章を入力したテキストファイルをインプットすることで給餌を行ってください。外部の接続が確立されている通信機器にSCP-425-JPを撮影した画像を保存する・SCP-425-JPの根端の端子を接続することは禁じられています。
SCP-425-JPは標準的な生物収容セルに収容してください。収容セルには常に牧草が補充されているようにし、健康状態の保持のため朝と夕に1回ずつ4kgのペレットを給餌することになっています。SCP-425-JPの収容セルは毎日掃除を行い清潔に保たれているようにしてください。SCP-425-JPが以前の能力を示したような痕跡が発見された場合は直ちに担当職員に報告をしてください。

説明: SCP-425-JPは一本の柳(Salix)です。樹齢調査の結果、SCP-425-JPは197█年頃に植林されたものと推測されています。SCP-425-JPは一般的な木々と同様に日光や水、土壌中の養分を利用して生育しますが、この時得られる養分はSCP-425-JPが生存に必要な最低限の量であり、自身を生長させるには後述する能力を用いて養分を吸収する必要があります。また、SCP-425-JPの根端の一部は様々な種類のコンピュータ端子に類似した形状に変化しています。この端子を用いてSCP-425-JPは電子機器に接続することが可能です。全ての端子の表面には「CH-2800:草食い柳」という文字が表記されています。
SCP-425-JPは2█羽からなる日本白色種のウサギ(Oryctolagus cuniculus)の群れです。食物の消化速度が大きく一般的な同種の個体より食事にかける時間が短いことを除き一般的なウサギと差異はありません。以前SCP-425-JPに見られていた特異性は現在のところ確認されていません。

注: 以下の文章は2002/7/22以前のSCP-425-JPの報告書の内容です

SCP-425-JPの能力はSCP-425-JPの写された画像が文書に添付された際に現れます。画像が添付された文書内に「きへん」「くさかんむり」等の植物に関係する部首をもつ漢字が存在する場合、その漢字の部首が消失し全く別の漢字に変化します。例えば、文書に「材」という漢字が含まれていた場合、この漢字はSCP-425-JPの影響により「才」という漢字に変化します。この現象は文書がデジタル形式の時のみ発生し、紙媒体の文書では発生しません。また、この現象により変化が生じた文書の内容に沿ってSCP-425-JPによる現実改変が生じます。これは改変後の文書の内容に矛盾がなかったり文章の意味が通じる場合に限られます。文書を改変前の内容に修正することでSCP-425-JPの影響を抹消する試みは失敗しています。SCP-425-JPはこの能力を用いてヤドリギの様に漢字の部首を吸収し自らの生長に必要なエネルギーを得ていると思われます。また、SCP-425-JPは根端の端子を電子機器に接続することでも文書に改変を加えることが出来ますが、画像を添付した際とは異なりその影響は電子機器内の全ての文書に及びます。

実験記録SCP-425-JP-い - 日付19██/██/██

対象: SCP-425-JP、「草を食べるその牛」という文章の入力された文書、一般的な牛(Bos taurus)

実施方法: 牛をサイト-81██内の実験場に配置しSCP-425-JPを撮影した画像を文書に添付して牛に見られる変化を確認する。

結果: 文書内の文章は3分後に「早を食べるその牛」に変化。その後、実験室内にいた財団職員数名が時差ぼけの症状によく似た疲労感を訴えました。このことと文書の内容から、牛はSCP-425-JPの作用により自身の半径10m内の生物の内因性リズムを吸収する能力を獲得したものと思われます。実験に利用された牛は処分されました。

分析:ある程度文章の意味が通ればSCP-425-JPの現実改変能力は発動するらしい。更なる規則性の発見のため追加の実験を実施したい。-██博士

SCP-425-JPに関する更なる実験の実施を承認する。-サイト-81██管理者 ███ ████

実験記録SCP-425-JP-ろ - 日付19██/██/██

対象: SCP-425-JP、それぞれ「草を食べるその牛」「苦い食べ物をD-41567に食べさせた」という文章の入力された文書2個、一般的な牛(Bos taurus)、D-41567

実施方法: 牛とD-41567を実験場に配置しSCP-425-JPを撮影した画像を文章に添付して牛とD-41567に見られる変化を確認する。

結果: 文書内の文章は6分後に「早を食べるその牛」「古い食べ物をD-41567に食べさせた」に変化。牛は前回と同様の変化を示しました。実験に利用された牛は処分されました。また、画像の添付後、D-41567が実験の担当職員に激しい腹痛を訴えました。実験の終了後、D-41567の身体検査を実施した結果、体内から消費期限を著しく過ぎた[編集済み]が検出されました。実験の終了後、D-41567は医務室へ搬送されました。

分析:画像が添付されていればSCP-425-JPは同時に複数の文書の漢字を変化させることができるようだ。インターネットで画像が拡散されれば甚大な被害が及ぶことは想像に難くないな。-██博士

実験記録SCP-425-JP-ほ - 日付20██/██/██

対象: SCP-425-JP、それぞれ「草を食べる牛」「あそこのリンゴの苗」という文章の入力された文書2個、一般的な牛(Bos taurus)、一般的なリンゴ(Malus domestica)の苗

実施方法: 牛とリンゴの苗を実験場に配置しSCP-425-JPの根端の端子を2個の文書を保存したコンピュータに接続し牛と苗に見られる変化を確認する。

結果: 文書内の文章は3分後に「早を食べるその牛」「あそこのリンゴの田」に変化。牛は前回と同様の変化を示しました。実験に利用された牛は処分されました。また、文書の改変後、実験室内のリンゴの苗は消失し代わりに実験室に2m×2mの田園が出現しました。調査の結果、田園の内部から約20個のリンゴが発見されました。採取されたリンゴの実は一般的なリンゴの実と同等のものでした。実験終了後、実験室内の田園は除去され採取されたリンゴは全て焼却処分されました。

分析:SCP-425-JPは根端にある端子を用いた方が速く文書の改変を行えることが判明した。また、コンピュータ内の全ての文書がSCP-425-JPの作用を受けたことから、端子を用いた文書の改変は電子機器内の全ての文書に及ぶ可能性が極めて高い。-██博士

付録SCP-425-JP-A:一連の実験の後、SCP-425-JPの全長や枯死量が著しく増大したことから、SCP-425-JPが改変した文章内の漢字の部首を吸収する際、何らかの過程を経て生長に利用されるエネルギーの大部分を部首から得ていることが推測されます。これを踏まえ、現在SCP-425-JPの特別収容プロトコルの変更が議論されています。
20██/██/██更新:前述した性質に加えSCP-425-JPが土壌からあまり効率的に養分を吸収できないこともあり、SCP-425-JPに対する特別収容プロトコルが変更されました。担当職員は特別収容プロトコルを参照してください。

SCP-425-JPは1998/8/17に██県で起きた山中の木々の一部が一晩で消失した事件の調査の過程で財団に存在が確認され数日後に収容されました。財団エージェントによる現地調査により、同月15日に███県在住の30代の成人男性がSCP-425-JPと接触した可能性があることが判明しました。男性は██県███市を旅行で訪れた際SCP-425-JPを撮影し後日友人に電子メールを用いてメッセージと共に写真を送付したと証言しています。調査の後、写真と共に電子メールは削除され関係者にはクラスB記憶処理を施しカバーストーリーとして土砂崩れが拡散されました。

補遺1: 2002/7/22に起きた台風█号のサイト-81██への直撃とそれに伴う一部の施設の一時的な停電の際、SCP-425-JPが自身の根を伸ばし根端の端子を給餌用のコンピュータと収容セルから1██m離れた財団ネットワーク接続済みのコンピュータに接続しました。この際、収容セルは根の圧迫により1█tもの力を加えられ破損していました。SCP-425-JPは施設の予備電源の切り替えのため担当職員が収容セル付近を一時的に離れた際に収容違反を起こしたと推測されます。接続の直後に警備職員が収容違反を発見したことで影響が拡大することはありませんでしたが、職員がコンピュータから根を引き抜いた時点でSCP-425-JPはコンピュータ内に保存されていた当報告書を含む3個の文書を"捕食"していました。幸い報告書や文書の根幹部が影響を受けることはありませんでしたが、この事件により当報告書中の「草食い柳」という文章が「早食い卯」という文章に変更されました。

SCP-425-JPがこれほどの力と餌に対する執念を持っているのは想定外でした。今後のSCP-425-JPの動向に注意してください。-██博士

補遺2: 2002/7/22以降SCP-425-JPは急速な老朽化が進行し、2002/7/24に倒木しました。この数分後、SCP-425-JPの表面を突き破るように2█羽の日本白毛種のウサギが出現しました。これらのウサギの出現に伴いSCP-425-JPの体積は減少していき、最終的にSCP-425-JPは消失しました。この時出現したウサギの総重量はSCP-425-JPの推定重量に一致しています。これらのウサギがSCP-425-JPと同じ能力を保有している可能性を考慮し、財団は全ての個体を新たにSCP-425-JPに指定し収容することを決定しました。

ページリビジョン: 7, 最終更新日時: 26 Nov 2016 13:41
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