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nn5n: scp-455-JP 無生卵
UnknownSCP-455-JP 無生卵Rate: 0
SCP-455-JP
たまご

SCP-455-JP

アイテム番号: SCP-455-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-455-JPはサイト-81██の低脅威物品収容ロッカー内に、厳重な固定を行い3層の衝撃吸収材で梱包した状態で収容して下さい。

説明: SCP-455-JPは高さ4.5cm重量70gの一般的な鶏卵に酷似した物体です。後述する特異性の為に十分な検査が行えず、SCP-455-JPを構成している物質・成分は不明ですがX線等を用いた内部の調査の結果、通常の鶏卵と同様の特徴を示しました。

SCP-455-JPの特異性は衝突や加圧等の破壊行為を含む、あらゆるSCP-455-JPが破壊される筈の結果に対して行った対象のみの不可解な破壊という形で現れます。この破壊は、損壊を加えた対象の表面0.5mmを残した内部の消失と表面の粉砕といった形で行われ、表面は粉砕した瞬間のみ卵の殻のような特徴を見せますが即座に対象を構成している物質の細かな断片へと変化します。この効果は板状の物体や後述する出現物よりも小さな物体にも現れますが、この矛盾した結果に対する説明が可能な原理は未だ解明されていません。

破壊後の対象からは通常のものと同質量である単体の卵黄と卵白とカラザが出現します。この出現物は検査の結果からいずれも鶏( Gallus gallus domesticus )に近い遺伝子配列を示していますが、現在知られている種類の中で該当する種類は確認されておらず成分調査やDクラス職員に摂食させた結果から無害かつ美味である事が判明しています。

以下はSCP-455-JPを用いた実験記録です。

実験記録455-1 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: Dクラス職員に手のみを用いてSCP-455-JPを割るように指示を行う。落下による床の破壊が予想された為、今実験を含む以降の実験は全て衝撃緩衝材を床に敷き詰めた状態で行われている。

結果: Dクラス職員の両腕が肩の付け根から5cmを残して破壊された。

分析: 予想通りの結果。

実験記録455-2 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: 手袋を着用したDクラス職員に手を用いてSCP-455-JPを割るように指示を行う

結果: 実験記録455-1と同様の結果。

分析: 損壊を加えた瞬間に即座に手袋が破壊された為、結果的には初回の実験と同じ状況になったものと思われる。

実験記録455-4 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: Dクラス職員を使用して、金属バットでのSCP-455-JPの殴打

結果: 金属バットのみが破壊された。

分析: 予想通りの結果。Dクラス職員の腕が破壊されなかった原因は直接の衝撃を与えた物体が金属バットであった事だと考えられる。

実験記録455-5 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: Dクラス職員に指示を出してSCP-455-JPに軽度の腐食性を持つ薬品を塗布させる。

結果: SCP-455-JPに影響は現れなかった。

分析: 瞬間的なSCP-455-JPの破壊につながらない対象に関しては効果が現れない事が判明した。SCP-455-JPに腐食の兆候が見られなかった事から、SCP-455-JPには傷を負わない何らかの性質が働いているものと考えられる。

実験記録455-6 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: SCP-455-JPに直接バーナーを使用して熱を加える

結果: SCP-455-JPとバーナー自体には影響は現れなかったが、噴射された炎の消失が確認された。

分析: 炎が“割れた”事に対しての学術的な見解は特に無し。恐らくはSCP-455-JPが損壊する温度に達した瞬間に効果が現れた物だと考えられる。炎の破片は即座に消失した為、出現物以外の痕跡は残されていなかった。

実験記録455-7 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: 1mのコンクリートの立方体の前に立たせたDクラス職員にSCP-455-JPの投擲を行うように指示する。

結果: 立方体のSCP-455-JPと接触した部分に幅・深さ共に50cmの穴が発生した。

分析: SCP-455-JPの効果範囲が判明した。

実験記録455-3収容違反記録455-1 - 日付20██/██/██

対象: SCP-455-JP

実施方法: Dクラス職員にSCP-455-JPを徐々に力をこめて握り締めていくように指示した。

結果: SCP-455-JPの地下██mまでの貫通

分析: 腕を失ったDクラス職員がSCP-455-JPを踏んだ事により緩衝材と足が破壊され、その後SCP-455-JPに倒れこみ床の破壊と落下のサイクルに繋がった事が原因だと考えられる。SCP-455-JPは破壊された床材からの出現物が衝撃を緩衝する量まで生成された為、結果的に貫通のサイクルを止めた事によって再収容に成功した。

発見経緯: SCP-455-JPは20██年█月█日に██県██町で催された「たまご投げ祭」の際に発生した事故の調査中に発見されました。この「たまご投げ祭」は「皆が普段食べている卵に感謝する」といった名目で開催されたものであり、投げ合う卵を確保する為に日本全国から鶏卵を集めていた事からSCP-455-JPが持ち込まれた経路を特定する事は困難です。

「たまご投げ祭」の事故による死傷者数は調査を行っていた調査官を含めて████名に及んでおり、「老朽化した水道管の破裂」「車両の過剰積載」「屋台のコンロからの引火」「集団ヒステリー」等の複数のカバーストーリーを適用して事態の収束を図っています。ここまで被害が膨らんだ原因は「たまご投げ祭」の参加者が一般の参加者や開催に反対していた団体1等極めて膨大な人数であった為に効果を受けた対象が気付かれにくかった事にあると考えられており、実験記録で確認された結果に見られる性質が複数回偶発的に連鎖して発生した事が原因であると思われます。

ページリビジョン: 3, 最終更新日時: 05 Jun 2016 10:34
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