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nn5n: scp-1110-JP 都市の貧乏神
EuclidSCP-1110-JP 都市の貧乏神Rate: 1
SCP-1110-JP
排除アート(1).jpg

SCP-1110-JP出現を抑制するため██駅構内に設置されたオブジェ

アイテム番号: SCP-1110-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1110-JPを継続して収容する試みは現在に至るまで成功していません。

財団職員がSCP-1110-JPを目撃した場合、サイト81██のサイト管理者に申し出てください。異常性に暴露したと思われる財団職員は財団所管の病院で検査・治療を受ける義務が生じます。

SCP-1110-JP出現範囲は24時間、常にカメラによって監視されます。カメラは防犯カメラに偽装してください。監視はDクラス職員が担当し、Dクラス職員以外がSCP-1110-JPを記録したデータを閲覧することは認められません。出現が観測された場合、ホームレス支援団体に偽装したDクラス職員がSCP-1110-JPを一時的に収容します。収容の初期段階でSCP-1110-JPの全身は専用拘束衣で完全に覆ってください。包装された実体は財団所有の施設で保管されます。保管する施設は収容作業の際に指示されます。収容に当たるDクラス職員には詳細なマニュアルが提供されます。必要な場合は収容責任者である指宿博士に要求してください。

SCP-1110-JPの出現範囲を限定するため、出現が予測される箇所は人間の横臥が困難になるようにオブジェ、横臥不可能なベンチ等を設置してください。

説明: SCP-1110-JPは都市部に出現する、特異性を持つ人型実体です。SCP-1110-JPは身長160センチ、体重60キロの男性で、外見上の年齢は50歳代後半と見られています。最も古い目撃例は19██年ですが、外見上から見られる加齢は現在まで確認されていません。目撃者によって描かれた似顔絵ではすべての例で面相は概ね共通しているため、出現する実体は全て同一人物、または極めて近い関連性のある人物群であると考えられます。

服装及び風貌はその季節、年代によって様々ですが、その時点において高価であろう衣服や、清潔が保たれた衣服を纏った状態で出現することはなく、目撃者からは何らかの汚れが全身に付着している、悪臭のする、手入れのされていない容姿であったと証言されています。また、所持品として新聞紙や空のビール瓶などが同時に出現した例も報告されています。所持品はSCP-1110-JPと同時に消失しています。現在までSCP-1110-JP及び所持品の消失・転移先を追跡する試みは成功していません。実体は出現範囲区域内に屋根で覆われており且つ人間が横臥可能な空間があった場合に、睡眠を取っていると思われる状態で出現します。出現・消失する時間は0.█████秒と見られ、出現・消失する過程をカメラで捉える試みは成功していません。出現地域は、日本の東京都23区内及び地方中枢都市中心部に存在する鉄道駅の半径1キロ以内に集中しています。観測された限りでの出現頻度はおよそ1ヶ月に3回程度です。SCP-1110-JPを殺害する試みはサイト81██のサイト管理者によって禁止されています。

SCP-1110-JPの身体・衣服・所持品に接触するか、または画像・映像を通した場合を含めて顔面を視認した人物は、その後中長期的視野に立った行動及び思考を行うことが困難になります。例として、予定を立てて計画して行動すること、計画的な金銭使用、感情・生理的欲求の抑制、論理的思考が行えなくなるという症状が報告されています。影響を記憶処理等によって取り除く試みは成功していません。多くの場合、異常性に暴露した対象は暴露以前の社会生活を行うことが困難になります。日本国内で継続的な宿泊場所を持たない人々に対して財団が聞き取り調査を行ったところ、██.██%がSCP-1110-JPに接触した事があるという証言が得られました。また、そのうちの██.██%はSCP-1110-JP接触以降から生活が悪化し始めたという証言でした。

SCP-1110-JPが出現する時間のうち、平均して55%はうつ伏せの状態で、32.5%は仰向けでかつ、顔を腕や手、新聞紙等で覆っています。そのため、1度の出現時間の内、外部からSCP-1110-JPの顔面を視認できるであろう時間は平均で12.5%です。現在までSCP-1110-JPと意思疎通を行う試みは成功していません。SCP-1110-JPが同時に2箇所以上で目撃された報告は現在までありません。観測された中ではSCP-1110-JPが8時間以上連続して出現した例はなく、また、消失から次の出現までの間隔の最も短い例は12時間35分です。

事件記録1110-JP-5

収容作業にあたっていたDクラス職員D-225625が、作業中にSCP-1110-JPに暴露しました。しかしながら暴露後に行われた検査では人格・思考が暴露前と変化がみられなかった。D-225625に聞き取り調査を行ったところ「収容作業にあたった際、オブジェクトの近くに落ちていた缶チューハイを拾った。封が空いていなかったので作業前に飲んだ。」と証言しました。収容作業を監督するエージェントがSCP-1110-JPの顔を視認できないことを利用してDクラス職員が不正な行為を行ったことは特筆すべきです。エージェントのSCP-1110-JP暴露を防ぎつつDクラスを監督する手段を考案すべきです。本事件の後、D-225625は継続的な検査を受けた後に定例解雇されました。

事件記録1110-JP-5以降、血中のアルコール濃度の上昇によって認識能力が一定値以下に低下している人物がSCP-1110-JPの特異性に暴露した際、受ける精神影響に対し強い抵抗力を示すことが発見されました。これを特別収容プロトコルに組み込み、都市部における巡回監視を行うDクラス職員に予めアルコールの投与を行うことで前述の精神影響を回避することが議論されました。しかし、「正常な認識能力を失ったDクラス職員に都市部を巡回させることは治安・保安上のリスクが伴う」、「酩酊したDクラス職員では適切にSCP-1110-JPを収容する能力が疑われる」、「SCP-1110-JPに影響を受けたDクラス職員がSCP-1110-JPの異常性を解明する実験に必要」という理由から計画は棄却されました。

SCP-1110-JPの特性上、高位の財団職員や社会的指導者が暴露した場合に起きる影響は予測困難です。都市部への出現によって継続的な収容が妨げられている事項と併せて、複数の職員からKeterへのオブジェクトクラス再分類提案が建議されました。決定は日本支部理事会により留保中です。

ページリビジョン: 42, 最終更新日時: 24 May 2018 18:10
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