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nn5n: scp-1148 不完全なイメージ
SafeSCP-1148 不完全なイメージRate: 23
SCP-1148
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収容前のSCP-1148

アイテム番号: SCP-1148

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1148は今後、SCP-1148-1と呼称される窓の上に留められます。この目的のため、SCP-1148-1は2つの標準収容室を区切る壁に埋め込まれることになっています。入り口の方の部屋には100W以上の照明をつけておき、2つ目の部屋は消灯しておいてください。電力損失が発生した場合、24時間分の化学発光源を用意することが義務付けられています。部屋のセクション間の照明の強さは決して75W以上の差を下回ってはいけません。

説明: SCP-1148は現在、SCP-1148-1で維持されている反射風景です。これは以下に概説される軽微な差異を除いて、SCP-1148-1の表面上に自然に現れる反射と同じように見えます。SCP-1148は、存在しているガラスの透明性にも関わらず、SCP-1148-1を通した視界を完全に遮ります。

SCP-1148-1の照らされている面を視認した被験者は、最初、通常の反射であるという以上にSCP-1148の存在を認知しません。SCP-1148-1を反対側から見た場合は反射がなく、無症状であることが判明しています。約15分の曝露の後、まず以下に文書化されているような症状を示します。以下のような効果が記録されています。

  • SCP-1148の後ろにあるものについてのパラノイア
  • 「見られている」という感情
  • 遠ざかりたいという欲求にも関わらずSCP-1148を観察したいという執着

これらの症状が現れてから5分以内に、被験者はSCP-1148の一部として瞬間的に人影が見えると報告します。実際の反射の一部としては確認されていないこれらの人影は、黒いフードを被り、一組のぎらつかせた瞳を持つ、大きな翼を持った二足歩行の男で、意図的に視認しようとすると消失すると表現されます。

更に5分の曝露を行うと、被験者はSCP-1148に接近したいという非合理的な欲求を表します。理由は様々ですが、しばしばSCP-1148-1が解放されていない、何にも覆われていないにも関わらず、SCP-1148-1を閉じたいもしくはブラインドを閉めたいと説明します。

SCP-1148から2cm以内の範囲まで近付くと、被験者に見えない力が働き、引き寄せられる様子が目撃されます。外部から観察している人物からは視認できませんが、ヒステリックを引き起こした様々な犠牲者はSCP-1148から身体のない一対の腕が伸びてくると描写します。前述する腕は肘の辺りの長さまで伸びており、人間型であると仮定され、SCP-1148の内部に被験者を引きずり込むように作用します。このイベントが発生して戻ってきた被験者は未だに存在しません。

補遺: 現時点では、SCP-1148を単独で収容する方法は確認できていません。SCP-1148-1の両面を均等に照らすことでSCP-1148が除去されるであろうことは予想されますが、収容前に収集された情報より、別の適切な反射面に転移する可能性が非常に高いと考えられています。SCP-1148の全ての既知の外観は、背後に少なくとも1mの空間を有し、全体が光を透過することのできる裏打ちされていない垂直プレート上で発生しています(窓、スライドドア、フロントガラスなど)。近接性がこの転移の決定要因だと考えられていますが、収容違反のリスクが大きいために実験は見送られています。


以下の記録は、████博士によって監督された、D-31415が被験者となったSCP-1148の実験の報告書です。

00:00 - 被験者が収容室の照明がなされている側に入る。

被験者: よし博士、それで俺は何をすればいいんだ?ここには椅子と窓があるだけで他には何もないぜ。

████博士: 現時点では何もする必要はありません。あなたがやらなければならないことはその部屋に留まることで全てです。気分はどうですか?

被験者: そうだな、いい方だよ。俺は何かを感じるはずなのか?なあ、窓の後ろに何かあるんじゃないのか?俺は何をすればいいのか分かってないんだが?

████博士: 質問は控えてください。現時点では、あなたの感情的および精神的な状態に関する情報のみが必要です。

01:15 - 被験者は折り畳み式の椅子に座ったままである。彼はSCP-1148-1のある壁に向かって垂直になるように面している。

████博士: あなたの精神に何か変化は感じていませんか?

被験者: これまでなんともねえよ博士。ここに座ってるだけなのがちょっと退屈なぐらいさ。あんたらテレビとか雑誌とか用意してくれないのか?

14:37 - この時間まで被験者は上述する椅子で本当に静止しているだけであった。退屈以外の感情は報告されていない。

被験者: なあ博士、俺は何かを感じはじめてきたぞ。ちょうど俺が座ってるところにまで何かしらが這い出してくるのを感じてる。

████博士: 詳しく教えて下さい。正確にはどのように感じていますか?

被験者: 知らんけど、でも俺の肌にちょっとした不快感があるんだよ。ここは何かがおかしい。博士、もう一回訊くけど窓の後ろに何があるのか教えてくれないか?

████博士: もっと具体的に報告していただけませんか?

被験者はSCP-1148-1から顔を背けたものの、すぐに姿勢を元に戻した。

被験者: 何かが俺を見てるみたいなんだ。この感じは好きじゃない。もう止めないか?ガラスの向こうに何があるんだよ博士?あんたは俺に教えるべきだろ。

████博士: 不安に感じるような原因は何もありません。椅子に座っていて下さい、実験を続行します。

被験者は再びSCP-1148-1に向かい合い、今度は凝視を続ける。

被験者: 大概にしろよ博士。こんなのクールじゃないぜ。俺はあの後ろから何かが俺を見つめてるって誓って言えるね。どうして俺にそれを見せてくれないんだ?どんな野郎があの後ろに居るってんだよ?いい加減にしてくれ。

20:17 - 被験者はSCP-1148-1を見つめ続けた時のパターンを示し始め、最後の数分間は直接目で見ようとはしなくなった。観察はその時間が増加していたが、現在は数秒になっている。被験者は目に見えるほどに激しく動揺している。

被験者: よし博士。これはもう全然面白くないぜ。俺はもうこれを止めたいんだ。俺はもう取りきれないよ。

████博士: 詳しく言ってください。あなたは何を取れないと言ったのですか?

被験者: 余りにも多くのことさ。俺は一人きりじゃないって誓って言える。そのガラスの後ろには何があるんだ博士?俺は何かがあることは分かってるんだ。それは何なんだ?どうして俺は見れない?何が起こってるのかを教えてくれよ!

SCP-1148-1に被験者はますます固執する。彼は収容室を出たいという要求をしているにも関わらず椅子から離れようとしない。視認し続けた際のパターンが続く。

被験者: ああクソ!あれは何だ!アレは今絶対そこに居たはずだ。何で俺は見えないんだ?

████博士: あなたが見たものを説明してください。

被験者: 俺の見たソレは、何だか分からんが、デカくて、男か何かみたいなものが窓に写ってて、翼があった、確かに翼があった。そこにまた居る!待て!何処に行きやがった?俺は狂ってなんかないぜ博士!どうして窓の向こう側に何があるかを教えてくれないんだ?

被験者は狂ったような観測パターンを示し始める。彼は自分が見ているものによって非常に苦しんでいる。被験者は座ったままである。

████博士: 続けてください。あなたの経験していることは実験に不可欠です。

被験者: そりゃねえよ博士。とんでもねえ!俺は視界の端っこの方でそいつを見ることができるんだ。どうして俺ははっきりと見ることができないんだ?どうして俺にこんなことをするんだ?その窓の後ろには何が居るんだ?俺はそれが見えることを知ってる。どうして俺はそれが何かを見ることができない?何が起こってるのか教えてくれよ!

24:41 - 被験者は自分の居場所を維持しているが、非常に不安定になっている。彼は周辺視野で恐ろしいイメージを見ていると主張している。未だに明確な説明は提供されていない。SCP-1148-1を彼が凝視することは、今もほぼ継続して行われている。

被験者: なあ博士、俺は少し落ち着きを取り戻してきたぞ。少し前まで取り乱してたのはすまねえな。だが、ここは地獄みたいに気味が悪いぜ。

████博士: あなたはまだ苦しみを感じていますか?反射にはもう人影は映っていませんか?

被験者: 俺はまだ何があの後ろにあるのかを知りたいんだ、博士。どうして俺には教えてくれないんだ?人影についてはほとんど消えたと思う。俺はまだここが好きにはなれないけどな。これはあとどのくらい時間がかかるんだ?

████博士: 全ての関連データが記録されるまで実験は続行されます。あなたが見たものを説明してください。

被験者: 博士、あの窓はどのくらい開いたままにしてたんだ?あんたはアレをそのままにしておくのがいいアイデアだと思ってるのか?俺は閉じなきゃならんと思うね。

被験者は立ち上がり、SCP-1148-1に近付き始める。彼は決して視線を離すことがない。彼はSCP-1148-1にはヒンジがなく、動かせないことを知らないように見える。

被験者: 俺はアレを閉じる必要がある。俺はそれを許しておくことができないんだ。とんでもねえ!実験をねじ込んでくれよ。俺はこれで死ぬことはないんだからな!地獄で何が待っていようとアレの後ろに何があろうと、俺は気にしないぜ!

████博士: 続けてください。

被験者はSCP-1148-1のフレームと物理的に接触する。

被験者: ああクソっ!やめろ!神様!やめてくれ!

████博士: 何が起こっているのですか?あなたが経験していることを説明してください。

被験者: こいつを止めてくれ!こん畜生野ろ─

実験はD-31415が吸収された後に終了した。彼の失踪後、遺体は回収されなかった。

ページリビジョン: 2, 最終更新日時: 07 Aug 2017 09:09
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